2ペンスの希望

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プロのOS 変容

仕事仲間とこんな話をした。
昔と今、プロの仕事のお金の取り方が変わった。OSの変容。
昔は、構えて飾って近寄りがたくするのがプロ仕様。機材や技術の高価・未発達もあったが、大層に大げさに、手間暇かけてプロ技 誇示。ときには無用なコケ脅しの大仕掛けスタイルが有り難がられた。スポンサーさんにも代理店さんにも。
やっぱり専門家は違う、さすがプロフェッショナル、という信仰が生きていた。
全く様変わりした。
重宝されるのは、「早い、安い」。機材の軽便・簡便化という背景も大きい。
何でも写ります。私にも写せます。ガラス張りのすっぽんぽん。
手の内は素通し・お見通し、隠し事は難しい。
駄目だと云うのではない。昔は良くって今は手抜きだ、と言いたいわけでもない。
むしろ、盛ったり騙したりするのでなく、正直・率直・ストレート、そのまま・ありのまま、その上に立ってのプロ表示。プロ勝負。
厳しいけれど、その方がずっと健康的だとも云えそうじゃない。
そんな話をした。
オレタチノワカイコロハ‥‥旧態依然、脳硬化症(軟化症?)の守旧派の繰り言は言いたくない。聞きたくない。即刻退場。 若い衆は聞く耳なんか持つ必要なし。