チアライト改造講座(超高輝度緑色LED編)


電子工作ど素人(自分のこと)にもできるチアライト(電池式LEDサイリューム)強化講座をやってみるー(^^;。

経緯

アイドルや声優のコンサートにはサイリュームが欠かせないんだけど、ハロプロにハマってから行く回数が増えて(年50公演とか…)1本100〜300円の使い捨てのを毎回使うのがもったいなく感じてたのと、声優系だとそれぞれ演者に合わせて違う色のを使わないといけないというのもあって、最近は主に電池式のを使ってたり。
で、電池式はかなりいろんな種類を試してみたけど、コストは安くすむようになって、点滅ギミックのあるのなんかも面白いんだけど、LED式だといまいち発光が均一じゃないのとか好きな色じゃなかったり暗かったりするところに不満が…。


まあ、ハロプロは高輝度使用禁止なので明るさはさほど気にしてなかったけど、7月のアイマスライブチケット申し込んだのが幸い当選したので、これは久々に律っちゃん秋月律子)を気合入れて応援せねば!と、持ってなかった電池式の緑色サイリュームを準備せんとなーっということに。
まてよ…ハロプロと違ってアイマスは高輝度禁止じゃないのでウルトラグリーンとか使う人も多いし、電池式だとより一層見劣りするんじゃないかしら…ってことで、もっと明るくしたい!ということで、電池式を改造強化することにしたー(^^;。
でも電子工作は全くの素人で、昔ちょっと単純な半田付け作業をやってたくらいで、うまくできるじゃろか…まず、半田ごてを買ってくるところからなんだけどー(^^;。
で、ハロプロでも改造してるのはよく見かけるんだけど、案外情報がない…ので、まとめてみました。
ここまでが長い前置き(^^;。

材料

まず材料ゲットから。
改造元にするのは、やまと興業のチアライト。



ハロプロでは定番なのに声優系ではあまり見ないもので、シンプルな作りで頑丈にできてる。
東急ハンズでよく売ってますな。


次にアキバの律っちゃん御用達の秋月電子で、超高輝度LED緑(5mm/一番明るい36cdの物)、51Ωの抵抗(1/6W)、LED光拡散キャップ(5mm)を調達。



超高輝度緑LED(秋月電子通商):450円



1/6W 51Ω抵抗:100円



LED光拡散キャップ(5mm/白):200円


どれも一袋にたくさん入ってますなー(^^;。

分解

いざ作業開始ー。



チアライトは電池を入れるときに基板が見えるんだけど、この端の少し隙間のあいてるところを小さいマイナスドライバーでこじっていると、ポロっとはずれる。
するとこんなのが出てくるので、このLEDと抵抗を取り替えるわけですな。



LEDは普通の電球と違って、Vf(このLEDは3.4V)を越える電圧をかけないと光らないのだけど、チアライトは単五電池(1.5V)×3 で 4.5V あるからOK。
チアライトは単四×2を入れることもできるけど、それでは電圧が足りないのでわざわざ単五なんですな。

配線

LEDは電流を流しすぎると壊れるので、電源からVfを引いた残りの電圧 (4.5V - 3.4V) でほどよい 20mA 程度の電流が流れる抵抗(51Ω)を挟む必要があります。


電池+側 → 抵抗 → LED → 電池−側 とつなげばOK。



LEDは向きがあるので、足の長いほうが電池の+側になるように接続。


チアライトの基板は、もともと付いてたLEDを切ってしまって、反対側の開いてたところに新しいLEDをつけてしまうと楽な模様。
抵抗はうまく取れなくてちぎってしまって上から新しいのをつけたけどー(^^;。
あとこのLEDは照射角度が狭くて先ばっかり光るのとヘンな縞模様が出てしまうのを防ぐためにLED光拡散キャップをかぶせたらできあがり(^^)。



基板を元に戻して点灯!
…うーむ、ちゃんと緑色になったけど、超高輝度LEDといってもさほど明るく感じないなぁ;_;。
ってことで、並列に4つつけてみた(笑)。



やり方は同じ要領で、LED1つに抵抗1つをつけて、電池に対して並列になるように適当にはんだづけ。
4つそれぞれの足の長さの調節が大変で、もう大変ぐちゃぐちゃで汚い接続だけどちゃんと点くし、はんだ付けが丈夫だから振り回してもとれないからいいよねー(^^;。
これが、チアライトに戻すと点かない…困った…のは、ショートしてるからだった…ひー(^^;。
なのでビニールテープで保護して無事完成!



うーむ、4倍にしても明るさはちょっと明るくなったかなーくらいにしか感じないもんだねぇ。
明るさって対数関数的に感じるんだったかなー。
でもオリジナルよりはだいぶ明るくなったのでひとまずオッケー(^^)。


写真はすごく綺麗に見えるけど、実際はさほどでもないカモ(^^;。

参考

抵抗値計算にはこのサイトが便利でしたー。

全くレベルが違うけど、このサイトをいろいろ参考にしましたー。

基板のはずし方補足

基板は接着剤でくっついているのだけど、いくつかやったところ接着力の個体差が激しくて、わりと簡単に取れるのから、基板がかなりけずれて筒のプラスチックが割れそうになって渾身の力を込めてよーやく外れたのも。


基板周囲の接着されているところを掘ってみたり、基板と筒の隙間の穴に細めのドライバーをつっこんで、テコの原理で力を入れればとれるかと〜。基板がボロボロになっちゃったりもするけど(^^;

予告

次は、LED式で売ってないから改造するしかないかにょん福田花音)イメージカラーの紫バージョンを作ってるんで、また報告します。
お楽しみにー。