Nexus7とiPad miniは、7インチ市場で最も人気の高い2つのタブレットです。それら2013年の新モデルは、共にフルHDを超える解像度のディスプレイを搭載するといわれています。
DisplaySearchのアナリスト Paul Semenza氏は、サプライチェーンの動向から分析したiPad mini第2世代とNexus7第2世代の最新予測を行っています(CNET News、AppleInsider)。
(写真はiPad miniとNexus7)
iPad mini第2世代(iPad mini2)
- Retinaディスプレイを搭載
- サプライチェーンのデータから推測すれば、2013年第3四半期後半から第4四半期に発売
- ディスプレイは現行と同じ7.9インチ、解像度は2048×1536ピクセル、画素密度324ppi(iPad mini第1世代は1024×768/163ppi)
- ディスプレイ製造はLG Displayが有力、しかし、同様にAUO、Japan Display、さらにSharpの可能性も
- Japan Displayは現在iPhone5向けのパネルを生産しているが、タブレット向け生産も望んでいる
- 問題は、iPad mini第1世代の厚み(7.2mm)にRetinaディスプレイを搭載すること
- Retina化されたiPad3はiPad2よりも分厚く重くなった過去の事例もある
Nexus7第2世代
- アジアのパーツサプライヤーの兆候から、iPad mini2よりも早く発売される可能性
- ディスプレイは7インチ、1920×1200ピクセル、323ppi(Nexus7は1280×800/216ppi)
- パネル製造は第2四半期の可能性
iPad mini第2世代の324ppiという画素密度は、iPhone5の326ppiに近い非常に高精細なパネルになります。iPad第4世代や第3世代は264ppiです。生産効率からいえば、iPhone5のパネルをiPad mini2でも使うのかもしれません。iPhone5SやiPhone廉価版にもiPhone5と同じサイズのディスプレイが採用されるともいわれており、パネルの生産コストはiPhone5単体の時よりも非常に低くなると思われます。
Nexus7は2012年7月に米国で販売をスタートしました。iPad miniは2012年11月に米国や日本で発売されました。Nexus7第2世代は5月のGoogle I/Oで発表されるともいわれています。
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