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サファイア、iPhone6採用で業界震撼!?長所や短所から究極の粉砕方法も

「iPhone 6」で初めて採用されるというサファイア。
それに対するライバルメーカー各社の反論や意外とも思える短所、さらには先日流出したサファイアiPhone6用とされるサファイアパネルを粉砕したビデオなども登場し、サファイアに関するさまざまな特徴があきらかになってきています。

写真はiPhone5sのディスプレイ
Engadget(via Mac Rumors)は、サファイアディスプレイに関して各メーカーに取材を行い、サファイアについて否定的な見方を紹介しています。
たとえば、LGはサファイアの原材料が非常に高価であることを指摘しました。サファイアの耐久性とスクラッチに強い特性は魅力的だが、Corning Gorilla Glass(ゴリラガラス)はこれまでに築いてきた地位からそう簡単に下ろされることはないと話しました。ゴリラガラスで3ドルかかるところをサファイアは30ドルかかると説明されています。サファイアはゴリラガラスと比べて10倍も高価ということになります。
また、サファイアは非常に脆いという意見もあります。あまりに硬いことで柔軟性が低く落下テストで簡単に割れてしまうという指摘もあります。同様の理由から、Corningはサファイアを厳しく批判しました。同社のゴリラガラスはサファイアよりも2.5倍も圧力に耐えることができるとし、より少ないエネルギーで生産でき、安価で、それ自体軽量で、さらには環境にも優しいと指摘しました。また、サファイアの光の透過性能は低く、薄暗く不透明であると指摘しました。
サファイアのモース硬度は9であり、ダイヤモンドに次ぐ硬さを誇ります。Wikipediaにも説明のある通り、この硬度は何かで引っかいたときの傷のつきにくさの基準であり、衝撃に対する強さではありません。
最近、iPhone6向けとされるサファイアガラス製のフロントパネルが流出しました。ナイフで切りつけたり、自動車のキーで引っ掻くなどさまざまな耐久性テストが実施され、優れた性能も明らかにされました。

iDownloadBlogは、このフロントパネルを粉々に壊した動画を紹介し、サファイアに関する肯定と否定を含めた見方をまとめています。
あるビデオではサファイアパネルを湾曲させ粉砕しようと試みましたがそれはかないませんでした。別のビデオでは、ハンマーと釘を使い割ろうとしましたが果たせず、また、左右をペンチで挟み曲げてみたり、ライターの火であぶったり、さらには、人の背の高さからの落下テストも実施されましたが、それでも割ることはできませんでした。ついには1.6トンの重量のある自動車に轢かせることで、ようやく粉砕させることに成功しました。こうしたビデオを見る限り、サファイアはスマートフォン向けパネルとして十分すぎるほどの性能を備えているように思えます。
透明度についてはどうでしょうか。流出したパネルを使いそれを確認するテストは行われてはいないようですが、サファイアはすでにiPhoneのカメラレンズやホームボタンにも採用されています。

(iPhone 6 Front Panel Ultimate Stress Test)
Appleはサファイアを採用するにあたって、入念に準備を行ってきたことも紹介されています。つまり、Appleには勝算があってサファイアを新モデルに用いるはずです。過去、指紋センサーはモバイルデバイスには向かないという意見がありました。しかし、AppleはiPhone5sでTouch IDを採用し、スマートフォンには当たり前の機能の1つとなりました。
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