ボランティア活動できちゃいましたVol.01
実家が仙台ということもあり、震災以降で初の帰省も兼ねつつボランティア活動に参加しようということになりまして。
GWには相当数のボランティアが被災地入りしたことやボランティアを行う上での心構えなどが各メディアなどで取りざたされておりますが、筆者の経験した内容を何回かに分けて記してみたいと思います。
【準備編】
準備は奥さん任せになってしまったのですが、、、
事前に購入したモノは下記になります。
鉄板入り長靴:つま先に鉄板が入ったもの ¥2,700程度
防塵マスク:活性炭で匂いもシャットアウトするもの ¥400程度
ゴーグル:隙間の入らないもの ¥1,200程度
ゴム手袋
革手袋
という感じです。
長靴など意外に安いですね。
これらをネットで購入し、実家に送っておきました。
服装は基本的に動きやすいものを。
雨を凌ぐためや砂埃を払いやすくするために、シャカシャカした雨具も上下あるとよいです。
筆者は長年フジロックで愛用しているゴアテックスを着用しました。
それから事前準備で忘れてはいけないのは、ボランティア保険に加入すること。
我々は、活動前日に仙台の五橋にある福祉プラザで加入しました。
身分証明書などは必要ありません。拍子抜けするくらいあっという間に作れます。
また、仙台市民であれば保険料は市が負担してくれるので無料です。
あとでわかったことですが、ボランティアセンターによっては当地で保険に入ることもできます。
今回行った石巻のボラセンではその場の受付で加入でき無料でした。
一旦加入してしまえば、来年の3月末日まで有効です。
【移動編】
仙台市内にもボランティアを受け付けている地域があったのですが、友人に聞いたり、ネットの情報を見たりする中で石巻市に行こう!ということになりました。
仙台市内から実家の車を使い、三陸自動車を経て約1時間20分。
道が地震の影響で所々陥没していたり、隆起していたりするので注意が必要です。
道すがら、自衛隊の車両や県外からの車が行き交います。
【ボラセン編】
石巻専修大学の敷地を間借りして設置されている石巻市災害ボランティアセンター。
まずは受付にて参加者それぞれが住所や氏名、緊急連絡先、血液型などを申込用紙に記入して提出。
我々は4人(筆者/奥さん/奥さん妹/いとこ男子)で参加しましたが、受付後に待機していると手配担当者さんにチーム構成や車の利用可否を尋ねられ、合致する依頼案件を選んでくれます。
初日は3つのグループ計9名で構成されるチームでいち案件に対応しましたが、2日目は我々4人だけのチームでしたので、その時の内容を。
まず、チームリーダーが選ばれ(筆者がなりました)、手配担当者さんからニーズ票という用紙をもとに依頼内容の概要や注意事項などの説明を受けます。
注意事項の中には、実際に被災をされている依頼主さんとのコミュニケーションの仕方や作業の中で見つけた個人が判別できる記念写真などはボラセンまで持ち帰ってきてほしいことなどが含まれます。
中には作業をしながら家の中などを撮影するようなとんでもない人もいたらしく、とにかく被災された方の心情を汲んだ行動を心がけることが求められるというものです。
しっかりとフォーマット化されているニーズ票には、現場の住所や依頼者さんの氏名・連絡先、作業内容、作業に必要な資材、想定される作業時間などが記されています。
作業に必要な資材は保管倉庫で借りることができ、この時はスコップ4本、土のう袋100、バケツ4つを車に載せていざ出発です。
資材置き場になっている倉庫。被災者の方々に配られる支援物資も格納されていました。
テントを設営し、ここで宿泊しながら活動しているボランティアもいます。ちなみにもともとこの場所は運動場です。
次回は【現場編】からお送りします。
text by 小林“こばーん”朋寛
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