今年は、“変革”というテーマの中で、学習指導要領がH30年度より変わる事を踏まえて、子宝幼稚園のこれからの形、指導計画や行事を含めた活動内容、そして、趣旨やねらい等を見直しました。
と、云いましても、私は旗を振るだけで、副園長や主任の先生達が先頭に立って、私の考えている以上の事を進めてくれました。
今、アクティブラーニング(思考を活性化する教育形態)と盛んに言われる中で、主に製作面に於いての活動が顕著であり、その一端をお伝えしたいと思います。
<年少>
段ボール遊びでは、絵の具を用意しておくと、「ここに描いていい?」とそれだけで子ども達は大喜び。
その翌日から中に入ったり、ハイハイ競争をしたりと大盛り上がり。
又、全員の粘土で街作り。
どんどん道を繋げたり、「ここに私の家作る!」「僕は車でドライブしてくる!」と家や車を作りながら楽しく話をしていました。
他にも色々な製作をする事で少しずつ自分で作っていく楽しさを感じ、友達との会話も盛り上がる中で輪が広がっていきました。
4月からは、信じられない姿ですが、この積み重ねが年中・長さんへと繋がっていくと思うと大いに楽しみです。
<年中>
廃材遊びでは、テーマは特に決めずに、子ども達が好きに考えて、クレパス、ガムテープで冠、ロボット、犬、くじ引きセットなど思い思いの物を作っていました。
初めに何を作るかを考えている子もいれば、作っている内に形のイメージが出る子もいます。
そして、出来た作品をしっかりと説明をしてくれるところが嬉しいです。
大人の目から見れば、“ガラクタ“に見えるかもしれませんが、子ども達にとっては宝物です。
次の日には、みんなで相談をして、硬い段ボールも切ったり、貼ったりしながら、オバケなどを描き、オバケ屋敷を作り、「いらっしゃい!」とゲーム屋さんが始まりました。
その他ブロックや、音楽を流せば踊っている子どもがいたりと・・・。
みんな伸び伸びと活動しています。
<年長>
年長では、一学期から取り組んでくれましたが、その集大成として、共同製作を発表会の劇をテーマに12月中旬から、2月の本番までの間に、随時進行をしていく形を取りました。
子ども主体で作り方や材料を出来るだけ多く用意をし、子ども達も初めての事で戸惑いや悩みも大きかったと思います。
しかし、少しずつ先生達の想像もつかないアイデアがどんどん出てきて、友達と協力をしあったり、時に衝突もありながら、凄く集中をして取り組んでくれている姿がありました。
先生達にとっても初めての事であり、どの様な形になるのか、どの様に声を掛けて良いのか、改めて自由に作りあげる難しさを感じた様です。
しかし、劇の上達に合わせるかの様に夢中になって、製作をする子ども達の姿を見ていて、楽しさと共に、難しさを感じた様ですが、やって良かったと思ってくれた様です。
さすが子宝の先生です。
さあ、まもなくH29年度、次年度は今年の反省や課題をじっくりと見直し、より子ども達が主体的に考え、創造力を高められる様にカリキュラムを組んで、スムーズに計画を立てたいと思っています。
楽しみです!