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2017-02-01

ペルソナ5 ペルソナ5を含むブックマーク ペルソナ5のブックマークコメント


ペルソナ5 - PS4  ペルソナ5 公式設定画集


シリーズ『3』と『4』の間が2年だったのに対し、以来8年ぶりの新作。

溜まり高まった期待へ応える出来ばえではあるけれど

いろいろ難航したさまも見て取れる、惜しいところも目立つ作品

「キャンディ持ってモニター見つめるランコ」というキャラ

オープニングムービーには居るのに

ゲーム本編で実装されていないんですけど。




ゲームの種類としては『3』からの継続で、

高校生ペルソナの力に目覚め、日々の生活を送る中で仲間との絆を深め、

都市伝説や社会の影に現れるペルソナの負の側面たる悪と対決していく、

現代日本を題材によくぞと思える上手いことRPG化した作品

高校生超人的な能力を得て日常を守る、という

かなり大掛かりでありがちでありながらも、容易に真似できない大作。

悪を討つべく強くなっていく手段として、

仲間だけでなく周囲の様々な人たちとの関係日常の中で築いていく、

という人格観点の拡がりを、RPGの成長として持ち込んだのが目新しく、

主人公自分観念内だけで、だけだから思う様力を振るえるという

数多の凡、もとい汎他作品にはない、

自分以外の誰かなくしてなりたたない、あたりまえで明確な主題

巧妙にゲーム化できている稀有な仕組みが素晴らしい。




本作でも最後に倒すべき悪、そこに至るまでの変遷、

主人公をつくる周囲の皆たちの動機付け

全体を眺めてみるとこれまで通りよくできているが、

最初に触れたようにすっきりと整理されていないところがあり

いささか流れのぎこちないところが残念。

これまでの時間をかけて仲良くなっていく仕組みを

多くの対象に無理に当てはめているゆえの点もあるし、

主人公たちが「怪盗」となって心を盗むという仕掛けに対し

対する「正義」の表現担当役割を振り過ぎで、

その対立昇華がきちんと行われたとは思えない。

犯人は誰かをわからないようにすることが重要だったとは思えず、

「怪盗」であることが明らかなのだから、明確な正義側も

弱く愚かで歪んだ悪と同等に描ければ、よりわかりやすくなったと思う。




ゲームの面で見れば、

期間が開いているだけにゲーム機性能を受けた表現力向上が

いよいよ魅力へ大きく華を添えているものの、

高校生の非日常における冒険を敵との戦いを除いた面で描くにあたり、

怪盗らしさという題材が縦横に活かされていたかというと疑問。

いわゆる迷宮探索も最初こそ力が入っていたものの

急速に息切れし、わざわざ用意されたのにたいして使われない舞台や

広いだけで単調だったり、主人公様御一行に解かれる専用だったり、

本作にばかり高くを望み過ぎではあるが、

8年待たせた割には期待外れであった感は否めない。

日常部分も「ゲーム化」し過ぎである。

綿密なタイムスケジュールに従い効率を追求する主人公の有り様が

優れた成長なのか。目的が転倒している。

ダウンを奪ってからの会話か総攻撃かの戦闘と

ペルソナを集めて合体して継承させての連なりは変わらず楽しく

ごく同じ素材を使ってあの有様の『真女神4Final』と比べ

いかに些末であるような点を押さえるか否かが

全体の印象を変えるかを良く示しており、確かな面白さであるが、

意地悪く言えばおおむね従前からの継承だ。






ペルソナシリーズ

女神転生シリーズから独立したひとつの商品分類となったのは

女神転生if』からの、現代中高生を主に対象とした造り、

いってみれば小説に対するライトノベルのようなくくりにある。

別世界の勇者でなく隣の誰かを引きとして打ち出す作品

ゲーム表現手段向上に伴い当然に増えてきているが、

なかでも「ペルソナ」が他に結果として区別できるのは

先に述べたように、きちんと自分以外の他者存在から自身を描いている、

製作者インタビューでも現れる、

ライトノベルに対する「ジュブナイル」との違いである。

定義づけ言葉あそびになってしまうけれど

子供向けでも、きちんと自分と並びあるいは偉大な人物

同列に描かれているか否か。


ことにペルソナシリーズがその姿勢確立したのが3作目からで、

いわゆるRPGにおいて、

主人公たちの成長を表現することと、倒さねばならない敵の理由づけを

現代を舞台にどのように解決するかに、それまでと飛躍した革新があった。

体制とか組織とか常識とか普通さというような

すでに出来上がっている大きいものが持つ

小回りの利かなさや大きさゆえの目配りの限界が産み出す悪に対し、

ひとりの能力でなく、志を同じくする仲間との協力でそれを正すという、

主題ゲーム作法による表現

仕組み自体恋愛シミュレーションとよばれる種のゲーム作法だったが

なぜそれがそうか、これを表すには何が良いか、

ウィザードリィ』がそうだから、『ドラクエ』がこうだからでなく

表現したいことにゲームが付いていて、

ゲームの上にガワが載っているのでなく、

仕組みと手段主題が一体に表現され形成されている。




そういう理屈はどうだろうと、

ゲームの出来ばえ、凡作と良作を分ける違いはまったく別ではある。

ペルソナ4に続き5も残念ながら無難な良作だったと言える。

それを自覚して作れるだけでも稀有なのかもしれないけれど。

はたから見ているだけでは偶々なのか否か何作当てようと半信半疑だけど。

次は8年後といわず、さらに3から5のようなとは違う新しさをと、

大いに期待したい。3作続けて良作を示したのだから当然である。




あと音量調整は付けてください。

画面の明るさ調整とセットで必ず当たり前につけるのを

あたりまえの当然にしてほしい。

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