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2013-05-21

[][]続報:2013/06/23国分俊樹講演会(福島の現状と子どもたちの人権)へのお誘い(全文)

日時、場所等の詳細情報はこちらから

国分俊樹講演会へのお誘い

2011年3月の福島原発事故の2ヶ月後、現場から45kmから69kmの圏内で採取された蝶に異変が発見されました。住民が避難指示を受けていたのは20km圏内だから、多くの人が生活している地域での異変です。羽と脚と触覚と目と腹部に奇怪なくぼみや奇妙な斑点があり、生殖能力を失った雌が出て、それは成虫より幼虫の方が多かったといいます。

調査したのは琉球大学准教授の大瀧丈二。彼はイギリスの科学専門誌に論文を掲載し、ロンドンタイムズに紹介され、この論文イギリスBBC放送、アメリカABC放送、フランスル・モンド紙、ドイツシュピーゲル紙で報道されました。先進国では放射能の脅威について多くの人たちが認識を新たにしたに違ありません。大瀧丈二准教授らのヤマトシジミにおける放射線影響研究がNatureグループの“Scientific Reports”誌に掲載載-琉球大学(2012年 8月15日)

2013年3月30日、東大飯館村放射能エコロジー研究会主催の「原発災害と生物・人・地域社会」という研究会(要旨PDF)が催されました。

筑波大学大学院生命環境科学研究科のランディーブ・ラクワール教授は「飯館村での低レベルガンマ線照射に伴う稲の遺伝子発現の観察」を発表しました。遺伝子分析の結果、DNA損傷修復関連遺伝子と防護反応関連遺伝子に変異が発見さました。

東京大学大学院農学生命科学研究科の石田健教授は「高線量地帯周辺における野生動物の生態・被曝モニタリング」という研究発表をしました。浪江町赤字木地区(原発25km)の鶯は4羽に1羽の割合で、未見で未知のおできと血液原虫寄生が見られ、羽のセシウムがkg当たり53万ベクレムを記録しました。

日本獣医生命科学大学の羽山伸一教授は「福島県の野生日本猿における放射性セシウム被曝状況と健康影響」を発表しました。2011年3月以降に生まれた子猿396頭に筋肉蓄積セシウムが多く、白血球赤血球の減少が目立ち、造血機能障害が確認されました。

この研究を知らない人の方が多いと思います。多くの人に重要と思われる事実を故意に報道しないのが大メディアの常道手段です。官僚と一体化して体制に無批判にする心性操作をしていると見た方がいいと思います。

そこで本題に入ります。私たち阿部忠と佐々木賢は福島県教職員組合書記次長の国分俊樹さんの講演会を企画しました。国分さんは原発事故以降、精力的に放射能のことを調べ、共著で「子どもたちのいのちと未来のために学ぼう放射能の危険と人権明石書店、「みんなの放射能入門」アドバンテージサーバー社を出しています。雑誌では「フクシマ棄民政策を乗り越えるために」労働情報851号、「福島の現場から副読本が生んだ傷と混乱」岩波書店『科学』2012年10月号を書かれています。

国分さんに講演を依頼しましたら、快く引き受けてくれました。彼は福島の公立小中学校の現場に足しげく通い、放射能の危険性を訴えました。ところが文科省や県教委は「安全性」の指示をだし、父母たちには「安全でありたい」という願望があり、しかも20代30代と50代の教師が行政側の指示に従うかどうかで対立することもあったといいます。国分さんはその意見や態度や狭間で苦しみました。

さて講演会では、国分さんに以下の四つの内容を話してもらいます。第一に、子どもたちの意見表明権(子どもの権利条約、特に12条・13条)が無視されている現状、第二に、事故の後に鮮明になった学校や教育の意味について、『学校は権力の末端機関』か『教育は不安感情の錬金術か』と解説されています。つまり心性操作に利用される学校と教育の問題です。第三に、文科省のだした「放射線副読本」や県教委のだした「道徳教材」を批判的に解説します。第四は、原発事故の福島県と、首都圏の人との事実認識のずれを調整するための現場報告です。

国分さんとメールのやりとりをして、我々二人の呼びかけ人はこの講演会の趣旨を以下のように考えました。

  1. 原発事故現場からの報告に外部の我々が理解と共感をする。
  2. 福島差別を受ける側からの告発に、我々が応える。
  3. 国分さんは放射能の脅威に曝され、自他共に苦しみつつ戦っておられるが、本人から話を聞き、その苦悩の一端を共有する(毎日新聞2012年11月26日参照)。
  4. 文科省と県教委の指示や指令を受ける学校現場の教師、放射能被害を受ける子どもたちと保護者の狭間で苦労された組合幹部の体験を聞き、労組のあり方を再考する。
  5. 原発事故は福島の問題ではなく、人類と生命体の危機である。その意識に欠ける国の指導者層に異議を申し立てる立場を共有し、連帯の意志を示す。

私たちの呼びかけに賛同していただけましたら、講演会に参加してくださるようお願いいたします。知人や友人の方々に誘ってくだされば、さらにありがたいと思います。


よろしくお願い申し上げます。

2013年5月      阿部忠・佐々木賢

日時、場所等の詳細情報はこちらから



ふるさと:原発事故20カ月 「危険」に慣れたくない 「放射能人権」教育呼びかけ-毎日新聞(2012年11月26日)

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http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20121126ddm041040051000c.html

http://megalodon.jp/2013-0624-2117-16/mainichi.jp/feature/20110311/news/20121126ddm041040051000c.html

(2/3)

http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20121126ddm041040051000c2.html

http://megalodon.jp/2013-0624-2117-53/mainichi.jp/feature/20110311/news/20121126ddm041040051000c2.html


(3/3)

http://mainichi.jp/feature/20110311/news/20121126ddm041040051000c3.html

http://megalodon.jp/2013-0624-2118-36/mainichi.jp/feature/20110311/news/20121126ddm041040051000c3.html