秘密保護法 言わねばならないこと(23)国際原則から逸脱 元米政府高官 モートン・ハルペリン氏-東京新聞(2014年5月25日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/feature/himitsuhogo/iwaneba/list/CK2014052502000146.html
http://megalodon.jp/2014-0525-2159-55/www.tokyo-np.co.jp/article/feature/himitsuhogo/iwaneba/list/CK2014052502000146.html

日本政府はきちんとした手続きを踏まず、国会で急いで特定秘密保護法を制定させた。ツワネ原則は国の安全保障の秘密を保持することと国民の知る権利のバランスを考えたもので、秘密になる情報の明確化や内部告発者の保護などを求めている。日本の秘密保護法は多くの点でこの原則を逸脱している。

ツワネ原則は、いろんな民主国家で実際に行われているものを踏まえた。国際的な裁判所の判断も含まれている。拘束力のある国際法ではないが、民主的な政府の国であれば原則からの逸脱は許されない。