9条の会の出店拒否 「国分寺まつり」毎年参加一転-東京新聞(2014年8月29日)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014082990070412.html
http://megalodon.jp/2014-0829-1017-05/www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014082990070412.html

東京都国分寺市で十一月に開かれる国分寺まつりで、毎年ブースを出している護憲団体「国分寺9条の会」が今年の参加を拒否されたことが二十八日、分かった。市などでつくる実行委員会は、内容が政治的であることを理由としている。9条の会は「表現の自由のじゅうりんで、到底承服できない」と同日、実行委と井沢邦夫市長に参加を認めるよう要請書を提出した。

9条賛否聞く団体 まつり参加認めず-NHK(2014年8月28日)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140828/k10014168391000.html
http://megalodon.jp/2014-0829-1019-57/www3.nhk.or.jp/news/html/20140828/k10014168391000.html

国分寺9条の会の増島高敬代表は「思想信条で差別し、表現の自由を踏みにじるもので、到底承服できない」として撤回を求めています。
一方、実行委員会の事務局を務める国分寺市は「ことし5月に実施要領を変更し、政治・宗教的な意味合いのある内容は参加を認めないことにした。今回の件の詳細はお答えできない」と話しています。

終戦記念日対談 金子兜太×いとうせいこう-東京新聞(2014年8月15日)

http://www.tokyo-np.co.jp/feature/taidan140815/
http://megalodon.jp/2014-0829-1011-43/www.tokyo-np.co.jp/feature/taidan140815/

<戦前の空気に抗って>
69回目の終戦の日にあわせ、俳人金子兜太(とうた)さん(94)=写真(左)=と作家のいとうせいこうさん(53)=同(右)=が対談した。海軍主計大尉としてトラック島で敗戦を迎えた金子さんと、東日本大震災を題材とした小説「想像ラジオ」が大きな共感を広げたいとうさん。俳句をテーマにした共著もある旧知の二人に、5・7・5の17文字がつくりだす小宇宙を手掛かりに、戦争と平和、社会を覆う空気などを縦横無尽に語り合ってもらった。

想像ラジオ

想像ラジオ


いとうせいこう 金子さんは現実、戦時中に南洋へ行かれていた。大岡昇平の「野火」を読んでも分かるように、戦死者は決して勇ましいものではなくて、過半は餓死者であるということを、なぜこんなに隠して勇ましいことのように美化するのか。意味が分からないくらい情報が隠されている。本当に先進国なのかと思うくらいひどい。

大岡昇平 小説家、評論家。「野火」は、自身の戦争体験を基にした戦争文学の代表作。

野火(新潮文庫)

野火(新潮文庫)

 金子兜太 おっしゃるとおり。私がいたトラック島は死の現場として、いまいっぺん伝えたい。安倍さんをはじめ、今の政治家は、集団的自衛権を実現させようと、憲法の事実上の改悪を考えたりして戦争へ一歩近づいているが、なんであんな平気な顔で、得意顔でできるのかと考える。そうしたら分かりましたよ。死の現場をほとんど踏んでない人たちなんだ。トラック島は日本軍の連合艦隊の基地だったんだけど、アメリカの機動部隊にばんばんやられた。連合艦隊は逃げて、第四艦隊が残ったがぜんぜん弱い。そこで武器がなくなった。手りゅう弾をたくさん作り、実験をやったんです。「俺がやる」と志望したのは、兵隊さん以下として扱われている民間の工員さん。やったとたんにボーンって右手がすっ飛んじゃって。背中が破片でえぐられて、運河のようになっている。それで即死したわけです。餓死ってのは、いたましいわけでね。しかも工員さんは、国に殉ずるなんて考え方で来ていない。本当に無知な人たちが力ずくで生きてきて、結局食い物がなくなって死んでいく。仏様のような顔で。逆に悲惨なんですよ。戦場という死の現場を分かっていない政治家は、自衛隊の連中をすぐそのまま戦場へ持って行くことを平気で思っているけどね。自衛隊の人が足りなくなって徴兵制度が敷かれるようになることが心配なんですよ。

自民、国会デモ規制検討 政権批判封じの疑念-東京新聞(2014年8月29日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014082902000140.html
http://megalodon.jp/2014-0829-1014-34/www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014082902000140.html

自民党は二十八日、人種差別的な街宣活動「ヘイトスピーチ」(憎悪表現)を規制するとともに、国会周辺の大音量のデモ活動の規制強化を検討し始めた。デモは有権者が政治に対して意思表示をするための重要な手段。その規制の検討は、原発憲法などの問題をめぐる安倍政権批判を封じる狙いがあるとみられる。