河野氏、安保法案「議論しても意味ない」撤回求める - 朝日新聞(2015年7月30日)

http://www.asahi.com/articles/ASH7Y5WWLH7YUTFK013.html
http://megalodon.jp/2015-0730-0950-42/www.asahi.com/articles/ASH7Y5WWLH7YUTFK013.html

政府の安保関連法案に対し、憲法学者をはじめとして多くの人から「違憲じゃないのか」という疑念が寄せられている。法案が違憲か合憲か決着がついていない。首相がいくら「合憲だ」と言っても、提案者が言うのだから「合憲」と言うに決まっている。だけど、大多数の憲法学者は「違憲だ」と言う。その疑問を晴らす必要がある。

(戦後70年首相談話) 河野洋平氏、今度はBS番組で政権批判 「村山談話よかった」「慰安婦は謝罪だけの単純な話…」 - 産経ニュース(2015年6月20日)

(1/6) http://www.sankei.com/politics/news/150620/plt1506200007-n1.html
(2/6) http://www.sankei.com/politics/news/150620/plt1506200007-n2.html
(3/6) http://www.sankei.com/politics/news/150620/plt1506200007-n3.html
(4/6) http://www.sankei.com/politics/news/150620/plt1506200007-n4.html
(5/6) http://www.sankei.com/politics/news/150620/plt1506200007-n5.html
(6/6) http://www.sankei.com/politics/news/150620/plt1506200007-n6.html

河野洋平衆院議長は19日のBS11番組収録で、安倍晋三首相が今夏発表する戦後70年談話について、日本の「植民地支配と侵略」を謝罪した平成7年の「村山談話」を継承するよう求めた。主なやりとりは以下の通り。

(安保法案)山本太郎議員「原発にミサイル攻撃の想定なし」 - 田中龍作ジャーナル(2015年7月29日)

http://tanakaryusaku.jp/2015/07/00011657
http://megalodon.jp/2015-0730-1511-33/tanakaryusaku.jp/2015/07/00011657

山本太郎議員が理詰めで安倍首相を追い込んだ―
安保法案を審議する参院安保特別委員会は、昨日に引き続き今日も安倍首相が出席して質疑が行われた。
山本議員は「教えて!ヒゲの隊長」の あかりちゃんになり代わって「実際に日本にミサイルを向けている国があるのか?」と突っ込んだ。
見せ場は原発へのミサイル攻撃だった。山本議員は「川内原発弾道ミサイルの直撃を受けた場合、最大でどの程度放射性物質の放出を想定しているのか?(※)」と聞いた。
原発にミサイルが撃ち込まれれば、核攻撃以上のダメージとなる。日本が全滅するほどの被害となるだろう。

......

「(安倍政権は)仮定で物事をどんどん作っていっている。都合のいい時だけ仮定や想定を連発し、国防上ターゲットになりうる『核施設に関する仮定や想定はできかねます』ってどれだけご都合主義なんですか?」山本議員は語気も鋭く最高権力者を追及した。
「本当に生命財産を守るためだったら、ミサイルが飛んできて核施設が直撃されたらどうするか、対策はすでに出来ているはず。それができていない・・・」。山本議員は畳みかけた。

山本太郎 安倍晋三を問いつめる 原発弾道ミサイルで狙われたらどうするんだ!! 再稼働なんて出来ない【全34分】

【質疑全文掲載】「ミサイルが着弾したあとの『最悪のパターン』も考えていないのか。呆れてものも言えない」――山本太郎議員が原発×戦争リスクを追及!「また泣き寝入りか? 福島の事故のように。あまりにもおかしい」

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/255492

生活の党と山本太郎となかまたち」の山本太郎議員が2015年7月29日(水)、参院の平和安全特別委員会で質した。
原子力規制委員会は「弾道ミサイルが直撃するような事態は、そもそも原子力施設の設置者に対する規制により対処すべき性質のものではない」とし、政府は「他国等からの弾道ミサイル攻撃に関する想定については、政府として特定の施設についてお答えすることは差し控える」と回答を拒否。まるでシミュレーションができていないのだ。
山本議員は、「国会審議は1日3億円近くかかるという。それを95日間も延長しておいて、実際に飛んでくると言われているミサイルが着弾したあとの『最悪のパターン』を考えていないんですか。呆れてものも言えない」と、政府の無責任を糾弾した。
さらに「色んな『安全保障の問題だ』『エネルギー問題だ』って色んなことを言っているけれども、実際はどうなんだ。もしものことが起こった場合、また泣き寝入りか? 福島の事故のように。あまりにもおかしいじゃないですか」とたたみかけた。
以下、質疑の詳細な要旨を掲載する。(原佑介)

原発への攻撃、極秘に被害予測 1984年に外務省 - 朝日新聞(2011年7月31日)
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201107300615.html
http://megalodon.jp/2015-0730-1522-01/www.asahi.com/special/10005/TKY201107300615.html

外務省が1984年、日本国内の原発が攻撃を受けた場合の被害予測を極秘に研究していたことがわかった。原子炉や格納容器が破壊された場合に加え、東京電力福島第一原発の事故と同じ全電源喪失も想定。大量の放射性物質が流出して最大1万8千人が急性死亡するという報告書を作成したが、反原発運動の拡大を恐れて公表しなかった。

安保転換を問う:民主党 安保観をより体系的に - 毎日新聞(2015年7月30日)

http://mainichi.jp/opinion/news/20150730k0000m070164000c.html
http://megalodon.jp/2015-0730-0947-52/mainichi.jp/opinion/news/20150730k0000m070164000c.html

安全保障関連法案の参院での審議が始まり、民主党など野党に対案の提出を促す発言が政府・自民党から相次いでいる。安倍晋三首相は「一致点を探るのは与野党の責任」として対案提出を求めたが、民主党は政府案の追及を優先する構えだ。
政府案を説明する自らの責任を脇に置いて、野党にことさら対案提出を迫るのは、筋違いだ。民主党も内部対立を封印するため、政策の取りまとめを手控えるようでは困る。野党第1党にふさわしい安全保障観をより体系的に整理して、国会論戦にのぞんでほしい。
民主党は今春、集団的自衛権について「安倍政権が進める行使は容認しない」との見解をまとめ、武力行使を伴う中東・ホルムズ海峡での機雷掃海など、政府案が想定する対応には現実的な必要性がないと結論づけた。だが、行使について、将来的な可能性まで排除したわけではなく、党内の議論は集約できていない。
その後、沖縄県尖閣諸島武装した漁民が上陸した場合などに対処する領域警備法案を維新の党とともに衆院に提出した。米軍への後方支援に関する政府の重要影響事態法案では、地理的制約を維持した周辺事態法改正で対処を検討している。
参院審議にあたり、党内には対案策定を急ぐべきだとの意見もあった。だが、北沢俊美元防衛相が「国民が求めるのは対案ではなく廃案だ」と語るように今は沈静化している。枝野幸男幹事長は「違憲法案への対案などあり得ない」と強調する。
そもそも、対案を求める与党側が、本気で野党と一致点を探ろうとしているかは疑問だ。維新の党は個別的自衛権の観点から対処しようとする独自案を今回、衆院に提出した。ところが与党は2度協議をしただけで、政府案の衆院での強行採決に踏み切ってしまった。
一方で、民主党も党内論議を放置すべきではない。「遠くは抑制的、近くは現実的(に対応)」との説明は具体的に何を意味するのか。同党の見解は「近隣有事における日米同盟協力の深化などについて必要な措置を取るべき」だとの姿勢も示している。与党に言われて対案を提出する義務は無いとはいえ、自主的に政策を体系的に整理する必要はある。それは与党を利するどころか、逆に議論を深めることにつながろう。
最近の世論調査での内閣支持率急落にもかかわらず、民主党への支持が回復しないのは政権担当能力への国民の根強い不安の反映だろう。国会での政府案の追及と同様に、安倍政権との対立軸を明確にしていく責任も忘れてはならない。

(筆洗)夏の空には何かがある、いぢらしく思はせる何かがある、焦げて図太い向日葵(ひまわり)が田舎の駅には咲いてゐる - 東京新聞(2015年7月30日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2015073002000153.html
http://megalodon.jp/2015-0730-0936-16/www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2015073002000153.html

<夏の空には何かがある、いぢらしく思はせる何かがある、焦げて図太い向日葵(ひまわり)が田舎の駅には咲いてゐる>。中原中也の「夏の日の歌」。向日葵の季節である。
夏の青空と向日葵の織りなす光景に不吉な影を見る人は少ないか。健康、喜び、陽気。その花が連想させるイメージはまぶしいほどに明るい。<ひまわりの黄は、寛容な色彩。その色彩の輪のなかに、自然だけが何とない喜びをただよわせている>。林芙美子の「放浪記」だが、向日葵の陽気さは、色の中でも飛びきり明度の高い、黄色のおかげなのだろう。
黄色には滑稽さもある。バナナの皮が黄色でなければ、それで滑って転ぶ紳士の様子もさほどには笑えなかったかもしれぬ。「幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ」。カレーライス。子どもの帽子。黄色に悪意を感じることができぬ。
その黄色は災いの色だった。長崎原爆資料館が一九四五年に投下された原子爆弾「ファットマン」の模型を黄色に塗り直した。以前は爆弾のイメージで深い緑色で塗っていたが、実物は黄色だった。
「ファットマン」が黄色だった理由は、視認性が高く、上空から追いやすいためだった。狙い通りに落ちたか。冷酷の黄色である。
黄色い「爆弾」。歴史を知らなければ、無邪気な玩具を思わせる。塗り直したのは正しい。向日葵の黄色と原爆。結び付かぬイメージが戦争の恐怖を際立たせる。

安保法案止めよう キャンドルで祈り 来月7日に高津でパレード:神奈川 - 東京新聞(2015年7月30日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20150730/CK2015073002000147.html
http://megalodon.jp/2015-0730-0939-38/www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20150730/CK2015073002000147.html

「戦争法案をなんとか止めたいね」を合言葉に、参院で審議が始まった安全保障関連法案に反対する「キャンドルパレードin高津」が八月七日午後六時半から、川崎市高津区久本の久
本薬医門公園を出発点に行われる。実行委員会は「昼間の集会には立ち寄れない若者たちも、参加したり、帰宅途中に見てもらいたい」と話している。 (山本哲正)

満蒙開拓団…歴史を学ぶ 市原であすからパネル展:千葉 - 東京新聞(2015年7月30日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20150730/CK2015073002000158.html
http://megalodon.jp/2015-0730-0940-59/www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20150730/CK2015073002000158.html

満州中国東北部)へ国策で送られた満蒙(まんもう)開拓団のパネル展が三十一日、市原市五井中央西二の五井会館で始まる。来月二日まで。期間中の八月一日、満蒙開拓青少年義勇軍に入って十五歳で満州へ渡り、旧ソ連との戦闘やシベリア抑留も経験した市川市の松永実男さん(89)が講演する。
パネル展は、今年で二十四回目となる「市原平和のつどい」(同実行委主催)の特別展として開かれる。つどいでは、「原爆の絵」や、広島と長崎の写真などの展示、千葉空襲など戦争体験の紙芝居、戦争関連の映像上映がある。
開拓団は一九三一年の満州事変以降、全国から約二十七万人が送り込まれた。千葉県からも千百十一人が入植した記録が残る。事務局の鳰川静(におかわしずか)さん(68)は「中国侵略の原点である満蒙開拓団の史実から、戦後七十年を考えたい」と語る。
説明や写真などパネル約五十枚を展示。松永さんの講演は一日午後二時から。翌二日午後二時半からは松永さんら戦争体験者の座談会もある。残留孤児を描いた映画「乳泉村の子」も一日一回上映する。
つどいは午前十時〜午後七時(最終日は午後六時)。入場無料。問い合わせは、鳰川さん=電090(4725)5582=へ。 (服部利崇)

戦争する道を選ばない 安保法案反対の若者らグループ結成:茨城 - 東京新聞(2015年7月30日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20150730/CK2015073002000171.html
http://megalodon.jp/2015-0730-0943-34/www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20150730/CK2015073002000171.html

参院で審議が始まった安全保障関連法案に県内からも反対の声を上げようと、若者を中心とするグループ「Sauda@ibr(そうだあっといばらき)」が活動を始めた。水戸市内の法律事務所で働く女性三人が呼び掛け、十〜三十代の十二人で二十一日に結成。代表者らが二十九日に県庁で会見し、八月六日に初めての主催イベントを水戸市内で開くと発表した。 (成田陽子)

「ゼロの遺跡」解体始まる 中島飛行機工場跡地の変電室建物:東京 - 東京新聞(2015年7月30日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20150730/CK2015073002000146.html
http://megalodon.jp/2015-0730-0937-52/www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20150730/CK2015073002000146.html

都は二十九日午後、戦時中の軍需工場、中島飛行機武蔵製作所の跡地で、唯一残っていた建物である旧変電室(武蔵野市緑町二)を取り壊す工事を始めた。工事に先立ち同日午前、内部を公開。二階天井の一部に修復したような跡があり、保存を求めてきた市民団体は「空襲で投下された不発弾の痕跡の可能性がある。戦争を伝える貴重な建物の取り壊しは残念」とあらためて訴えた。 (竹島勇)

「残業代ゼロ」法案 今国会での成立を断念 - 東京新聞(2015年7月30日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015073002000148.html
http://megalodon.jp/2015-0730-0934-21/www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015073002000148.html

政府・与党は二十九日、働く時間ではなく成果に賃金を払う「残業代ゼロ」制度の創設や裁量労働制の対象拡大などを盛り込んだ労働基準法改正案の今国会での成立を断念した。過重労働を助長させ過労死を増やすとの強い反発が出ている上、安全保障関連法案の参院審議や年金の情報流出問題などで改正案の審議入りの見通しが立たず、成立は困難と判断した。秋の臨時国会での成立を目指す。