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子どもと法・21の管理人メモ RSSフィード

2018-03-21

[](本音のコラム)斎藤美奈子さん 夫人の立場 - 東京新聞(2018年3月21日)

首相ないし、官邸はなぜ夫人の招致をかくも強硬に拒むのだろうか。あえてゴシップ誌的に理由を推測すると、、、。

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しかし、妻は夫の道具じゃないのだ。明恵氏とて独立した個人。ご自分のことはご自分で語らなくちゃ。

[][](政界地獄耳)自民ビクビク佐川氏爆弾発言 - 日刊スポーツ(2018年3月21日)

https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201803210000194.html

http://archive.today/2018.03.21-013946/https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201803210000194.html

野党要求していた前国税庁長官佐川宣寿証人喚問は27日に衆参両院の予算委員会で行う見通しとなったが、19日に確定できなかった背景には(1)予算が成立する4月を待って実施したい(2)25日の自民党大会から少し間を置きたかった(3)佐川が喚問で心変わりし証言をするのではないかとの危惧などが挙げられる。自民党関係者が言う。「佐川は『証人喚問まではやらせないから』と言い含められて辞表を出したのではないか。『それでは話が違う』と疑心暗鬼になっているのではないか。誰も守ってくれないのならば自分のことは自分で守らないと」と状況の変化があるのではないかと指摘する。

自民党参院での質問を聞いていると、自民党財務省公文書改ざん事件とみているが、野党の攻勢で世論は森友学園安倍夫妻関与事件とみている。ところが世論調査ではこの財務省主犯説の流れを作ろうとする動きに国民は反発を見せる。それが安倍内閣支持率の著しい低下につながるものの、野党支持率は全く上昇していない。朝日新聞スクープ以来、地道に調べ上げた野党の努力は無視できないが、野党共闘で突出した材料を突き付けた野党もなかった。国民は自民党総裁首相のすげ替えを希望していることがわかる。自民党の中で早く次を決めてほしいという声だろう。

自民党は早くその世論をつかまなくてはならない。野党も手柄争いではなく、第三者委員会設置や内閣人事局の改正法案を出すなど、安倍攻撃だけでは持たないことに注力すべきだ。政界では証人喚問では「何も出てこない」とセレモニーとみる向きが大勢だが、佐川財務省という組織が今後をどう見据えるかで結果は変わってくるだろうし、政権の命運も決まる。証人喚問までの世論をどうつかむかも政治の大きなテーマだ。(K)※敬称略

[] 前川氏授業質問 文科省池田氏指摘2カ所修正 - 東京新聞(2018年3月21日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201803/CK2018032102000124.html

https://megalodon.jp/2018-0321-0927-10/www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201803/CK2018032102000124.html

文部科学省が前川喜平前事務次官の授業内容の報告を名古屋市教育委員会に求めた問題で、事実関係を照会した自民党池田佳隆衆院議員(比例東海)に対し、市教委へ送る質問内容を事前に見せた上で、指摘された二カ所を修正していたことが二十日、分かった。

林芳正文科相記者会見で「池田議員からのコメントも参考に、修正はあくまでも文科省主体的な判断で行った。議員の指示ではない」と強調し、政治的な介入との見方を否定。しかし、野党側は「池田氏の指摘なくして修正はありえたのか。政治的な介入は明らかだ」と反発を強めた。

文科省野党六党の合同ヒアリングなどで明らかにした。一日夕方、名古屋市立中学校が前川氏を授業の講師として招いた理由や授業内容について、十五項目で質問するメールを市教委に送信。その直前、質問内容を池田氏に示したところ、疑問点として(1)前川氏に支払った謝礼金額(2)授業の参加者の動員の有無−について指摘された。その後、文科省はこの二問を質問状に盛り込んだという。

淵上孝教育課程課長は「(指摘は)気付いていなかった部分で、そういう視点もあるのか、なるほどなということで主体的に判断し修正した」と説明した。

この問題では、池田氏以外に、自民党赤池誠章参院議員(比例)も先月十七日に文科省に照会していた。赤池氏は自民党の文科部会長で、池田氏は同代理

この日会見した赤池氏は、前川氏が天下り問題で処分を受けたことを踏まえ、「法令違反した人を授業に呼ぶことに問題がないか、事実確認した。日常業務の一環で圧力とは思わない」と主張した。

[] 前川氏授業 文科職員「影響ない、と言い逃れ苦しい」 - 毎日新聞(2018年3月20日)

https://mainichi.jp/articles/20180321/k00/00m/040/143000c

http://archive.today/2018.03.20-160454/https://mainichi.jp/articles/20180321/k00/00m/040/143000c

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前川喜平・前事務次官の授業に関し、文部科学省が問い合わせた名古屋市教委への質問状。左の12番と14番の下線部分を池田佳隆衆院議員の指摘通りに追加した。黒塗り部分は前川氏 (左側が修正後)

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文部科学省が前川喜平・前事務次官の授業について名古屋市教委に報告を求めた問題が発覚して5日。事前に政治家の照会があったことを隠し続けてきた文科省がようやく認め、議員の添削を受けていたことも公表した。しかし「あくまでも省の判断」だったと強調する林芳正文科相の姿勢に、省内からも「照会の影響がなかったとは言えない」との声が上がり、野党は一斉に反発した。【伊澤拓也、真野敏幸】

議員から問い合わせがあったことは事実です」

20日朝の閣議後の記者会見毎日新聞報道を受けて問われた林氏は、自民党文科部会長である赤池誠章参院議員、部会長代理池田佳隆衆院議員の名前を挙げて照会の事実を認めた。市教委に質問を送る前に池田氏に見せ「池田氏のコメントに基づいて質問内容を2カ所修正した」とも説明した。一方で「議員の問い合わせがきっかけになり、議員の考えが文書に反映された。政治的介入ではないか」との質問には「省の判断であり、判断に影響を与えるものではない」と繰り返した。

だが、文科省の中堅職員は「質問項目を議員に言われるまま修正しておいて、影響がなかったという言い逃れは苦しい」と漏らす。天下りあっせん問題、加計学園の問題と文科省は不祥事続き。この職員は「一体どうしてしまったのか。大臣は『国民の信頼回復』というがまた遠のいた」とため息をついた。

別の職員は「与党の文科部会の議員だから無視できないのは仕方がないが、あまりに唯々諾々と受け入れすぎている印象だ。官僚の矜持(きょうじ)はどこへ行ったのかと思う」と表情を曇らせた。ある幹部は「文教族議員がこのくらいの話を持ってくるのはおかしな話ではない。ただし、森友・加計学園問題でそんたくうんぬんと言われている時期。部会は慎重に行動してほしかった」と話した。

他省庁の幹部は「霞が関の省庁でも文科省族議員の影響を受けやすい。今回のような問題があっても驚かない」と突き放した。

野党安倍政権自民党への批判を強めている。立憲民主党辻元清美国対委員長は記者団に「看過できない」と指摘し「森友学園問題や今回の問題をみていると結局、自民党の体質ではないか」と述べた。

希望の党玉木雄一郎代表は記者会見で「政治の不当な介入を防ぐのが教育基本法の趣旨だが、教育の独立性を侵すことを自民党議員はしており、民主主義国家においてはゆゆしき問題だ」と懸念。「教育現場や前川氏の活動への萎縮効果も狙っており、教育の公平公正な執行と教育内容をゆがめる。断じて許されない」と指摘した。

[] 前川氏の授業 政治家干渉を慎め - 東京新聞(2018年3月21日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018032102000177.html

https://megalodon.jp/2018-0321-0932-56/www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018032102000177.html

政治家威圧的干渉批判されても仕方がない。前川喜平前文部科学次官の中学校での授業を巡り、自民党国会議員が直後に文科省に照会していた。教育行政の中立公正が大きく揺らいでいる。

名古屋市立中学校での二月の授業で、前川氏が行った講演について、文科省が根掘り葉掘り問いただすメールを市教育委員会に送った背景の一端が浮かんだ。

これに先立ち、自民党文科部会長を務める赤池誠章参院議員(比例)と、部会長代理池田佳隆衆院議員(比例東海)が報道でこの授業を知り、文科省に問い合わせたというのだ。

文科省はしかも、池田氏にメールでの質問事項をあらかじめ示して意見を求め、修正していたというから愕然(がくぜん)とさせられる。

一握りの政治家意向に唯々諾々と従い、国が個別の学校の授業をあげつらう行動に出たとすれば看過できない林芳正文科相議員の影響を否定し、文科省としての主体的な調査だったと釈明するが、にわかには信じ難い。

官僚にとっては、政治家からの接触そのものが圧力と感じられるはずだ。赤池氏らが学校に問題があると主張するなら、せめて開かれた国会の場で議論するべきだ。

林氏は文科省の行為の正当性を説くばかりではなく、教育行政を預かる最高責任者として、政治家による授業への干渉をどう考えるのかを明らかにしてほしい。

前川氏は先に公表したコメントで、こう述べている。「本来、教育に対する政治の不当な介入を阻む役割を負う文科省が、逆にそうした政治の介入に屈してしまったことは残念に思う」

教育基本法は教育行政について「教育は、不当な支配に服することなく」と定めている。教育勅語に基づき、国が教育を統制した負の歴史の教訓が込められている。そのことを忘れてはならない。

赤池氏らは、前川氏が天下りに関与して辞職し、懲戒処分相当とされた経緯を問題視し、特に公立中学校の教壇に立ったことに疑念を抱いたようだ。

しかし、学校は教育上の狙いと効果を見極めて授業を計画する。どういう人物を招くかは、学校の裁量に委ねるべきだ。現場の自主自律が尊重されてこそ、多様な学びの機会が広がるのだ。

無論、議員として役所に照会したい事柄もあるだろう。だが、周りがどう受け止めるかを自覚しているか。議員だからこそ謙抑的かつ慎重に振る舞わねばならない。

[](筆洗)安倍政権に盾ついた前次官への憎しみか。 - 東京新聞(2018年3月21日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2018032102000150.html

https://megalodon.jp/2018-0321-0933-52/www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2018032102000150.html

腕に自信のない臆病な下級武士が藩内で人を殺(あや)めた剣術の名人を討ち取らねばならなくなった。まともに立ち合っても勝てる見込みはない−。山本周五郎の『ひとごろし』。どうするか。

武芸者の後をつけ回すことにした。背後から狙うのではない。武芸者に向かって「ひとごろし。誰か来て下さい」「みなさん用心して下さい」と叫ぶのである。その声に宿屋もめし屋も逃げていく。どこに行こうがこの調子で武芸者はほとほと弱りきる。

結末は書かないが、叫ばれる方の身になれば腹の立つ戦術だろう。「卑怯(ひきょう)みれんな手を使って、きさまそれで恥ずかしくはないのか」。武芸者のせりふをそのまま使いたくなるような、前川喜平前次官名古屋市立中学での授業内容について、文部科学省が市教委に報告を求めた問題である。

自民党議員が一枚かんでいる。前川氏の授業を問題視し「法令違反をした人が教壇に立てるのか」などと同省に問い合わせていた。

文科省は独自の判断で市教委に報告を求めたと説明しているものの、二人の文教族の顔色を見て、対応したという世間の疑いは消しにくいだろう。

政治による学校現場への介入は大問題だが、それ以前に胸が悪くなる。安倍政権に盾ついた前次官への憎しみか。「法令違反の人」といつまでも叫び続け、評判を落とす。事実なら大人の、自民党文科省いじめである。

[] 前川氏授業に自民が照会 今の党体質が表れている - 毎日新聞(2018年3月21日)

https://mainichi.jp/articles/20180321/ddm/005/070/161000c

http://archive.today/2018.03.21-001045/https://mainichi.jp/articles/20180321/ddm/005/070/161000c

意見が合わない者は敵と決めつけて認めようとしない。そんな安倍晋三内閣自民党の体質を如実に表していると言えるだろう。

前川喜平前文部科学事務次官が行った授業内容を報告するよう文科省名古屋市教育委員会に求めた問題で、自民党文科部会長らが同省に経緯を何度も照会し、質問内容の添削まで行っていたことが分かった。

これは教育への政治介入にほかならない。前川氏を講師に招いた理由や授業内容を細かく市教委に問い合わせたのは「省独自の判断」と説明してきた文科省の姿勢にも大きな疑問を抱く。

照会していたのは自民党赤池誠章参院議員池田佳隆衆院議員の若手2人だ。赤池氏は文科行政に影響力を持つ同部会の会長で、池田氏も会長代理を務めている。

驚くことに文科省池田氏に対して市教委に送る質問項目を事前に示し、その意見を聞いて質問内容を一部修正したという。林芳正文科相はなお「法令に基づいて実査した」と説明しているが、むしろ実態は議員側の主導だったのではないか。

そもそも2人はなぜ、こうした行動をしたのか。加計学園問題で前川氏が安倍政権への批判を強めているからだとしか理由は考えられない。

自民党では2015年、安倍首相に近い若手議員が開いた会合で、当時の安全保障法制議論に関連して、政権批判的な報道機関圧力をかけるべきだとの意見が噴出し、講師として出席した作家が沖縄の新聞2紙を「つぶさないといけない」と発言して大きな問題となった。

今回もそれに似ている。自民党の若手は言論の自由民主主義に不可欠というイロハが分かっていないのではないか。まるで戦前の言論統制への回帰を狙っているかのようだ。

政権批判する者に圧力をかけようとするのは、安倍首相の「1強」が続く中、首相におもねる空気が、若手らの間に広がっていることとも無縁ではなかろう。

18歳投票に合わせ、高校を中心に学校現場では現実の政治を学ぶ授業が既に始まっている。今回の救いは、文科省から求められた前川氏の授業の録音データ提出を学校や市教委が拒んだことだ。だがこれでは、教育現場は萎縮するばかりだろう。

[] (余録)電力王と呼ばれた昭和財界の重鎮… - 毎日新聞(2018年3月21日)

https://mainichi.jp/articles/20180321/ddm/001/070/163000c

http://archive.today/2018.03.21-003632/https://mainichi.jp/articles/20180321/ddm/001/070/163000c

電力王と呼ばれた昭和財界の重鎮、松永安左エ門(まつなが・やすざえもん)が若い役人に脅されて平謝りした事件がある。2・26事件後の官僚統制に腹を立てていて、ある座談会で「官吏は人間のクズだ」と口をすべらせたのである。

これを聞いた内務官僚で、長崎県水産課長だった32歳の男が「陛下の忠良な官吏」を侮辱したと憤激する。ついにピストルを持ち出して松永に謝罪を求め、謝罪の新聞広告掲載や神社への寄付をさせたが、当人は罪に問われなかった。

「日本の近代13 官僚の風貌」(水谷三公(みずたに・みつひろ)著)はこれを統制経済下の「ピストル官僚の横行」と紹介している。こんな役人はごめんだが、「国民に忠実な官吏」としての気概ならもう少し持ってはどうかといいたくもなる昨今である。

財務省文書改ざんで騒然とする中、今度は文部科学省が前川喜平(まえかわ・きへい)・前事務次官の中学校での授業内容の報告を名古屋市教委に求めた一件が波紋を呼んだ。背後に自民党議員がいて、市教委への質問内容にまで口をはさんでいたのだ。

つまりは国の機関を使っての教育現場への政治介入である。文科省の質問が居丈高(いたけだか)で、陰湿なのも、それで分かった。前川氏たたきが政権への忠義立てだったのなら、これ以上ないタイミングで政権の足を引っ張ったのが皮肉である。

この話の救いは授業の録音の提出などを拒み、やんわりと筋を通した教育現場のみごとな対応だった。政権与党の顔色ばかりうかがっている中央官僚の目にはまぶしかろう、成熟した市民社会の良識である。

[] 政官のゆがみ 官僚政権の道具か - 朝日新聞(2018年3月21日)

https://www.asahi.com/articles/DA3S13412365.html

http://archive.today/2018.03.20-220136/https://www.asahi.com/articles/DA3S13412365.html

安倍1強体制の下での政官関係のゆがみを示す出来事が、立て続けに起きている。

一つは、政権批判的な発言をしていた前川喜平前次官名古屋市の中学で行った講演内容を、文部科学省が調べた件だ。自民党赤池誠章参院議員池田佳隆衆院議員が、同省に経緯を尋ねたり、市教委あての質問内容を点検したりしていた。

あの異様な調査の裏に、やはり政治家の存在があった。

もう一つは、同じ自民党和田政宗議員がおとといの参院予算委でとった言動である。

財務省の太田充理財局長が民主党政権時代に首相秘書官を務めたことを取りあげ、「安倍政権をおとしめるために意図的に変な答弁をしているのではないか」と責め立てた。

共通するのは、官僚政権を守る道具としてしか見ない姿勢だ。公務員を「全体の奉仕者」と定める憲法を無視し、権力は教育や人の内心に土足で踏み入ってはならぬという、戦後社会が築いてきた原則をわきまえない。見識を欠くこと甚だしい。

赤池、池田両氏は問題発覚後も文科省の陰に隠れ、メディアが名前を報じるまで沈黙していた。両氏のみならず、林芳正文科相の責任もまた重い。

文科省が前川氏の講演を知ったのは議員側からの照会がきっかけだったのに、当初、報道で知ったと事実と異なる説明をし、今なお「あくまで省の主体的判断だ」と主張する。

質問事項を議員に示し、意見を聞いて修正までしながら、主体的といえるのか。学校現場には政治的中立を求める文科省が、自らは与党議員の意をくんで中学の個別授業に介入する。この矛盾をどう考えるのか。

一方の和田氏の発言は、さすがに不適切とされ、議事録から一部削除されることになった。

国会の質疑は政権のためにあるのではない。国民のために事実を語り、ていねいに説明する。当たり前の話だ。

それなのに、現政権に不利な話はするなとばかり議員が迫る。許されるものではない。

公文書改ざんした財務省を追及するのは当然だ。だが同省に責任を負わせて片づく問題ではない。なぜこんなことが起きたのかを徹底解明し、行政に対する監視機能を果たす。それがいま、与野党を超え立法府に課せられた使命ではないか。

今回の二つの出来事は、熟議を拒み、「敵」とみなした人々を批判し、排除することを繰り返してきた、この5年間の安倍政権の体質を映し出す。深刻な事態である。

[] 大学生と読書 又吉さんに背中押され - 朝日新聞(2018年3月21日)

https://www.asahi.com/articles/DA3S13412376.html

http://archive.today/2018.03.21-003848/https://www.asahi.com/articles/DA3S13412376.html

一日にまったく本(電子書籍を含む)を読まないと答えた大学生が53・1%――。

全国大学生協連合会が先頃、そんな調査結果を発表した。長らく30%台で推移していたが、4年前に40%を超え、その後も毎年増えているという。

いまどきの学生は、と眉をひそめる人も少なくないだろう。しかし本離れは若者に限った話ではない。少し前の文化庁の調査でも、「無読層」はすべての世代で増加傾向にある。

ネットの普及や書店の減少で、本に接する機会は確実に減っている。背伸びしてでも知識を得ようとする教養主義は、過去のものとなって久しい。

学生は就職活動でアピールできる即戦力の技能を磨くことに追われる。読書を「割に合わない」と考えても不思議はない。そして肝心の本にしても、出版界の苦境を反映してか、粗製乱造ぶりが目につく。

だが嘆いていても仕方ない。

情報を受け取る方法は時代によって違うことを、まず確認するところから始めよう。

「本を読まない」と「文章を読まない」とは違う。若い世代はSNSを使いこなし、ネット上の様々な文章に親しむ。玉石混交との批判もあるだろうが、それは本の世界も同じだ。一冊を読み通さない「つまみ食い」も含め、読みの多様化をまず認めることが大切だ。

そのうえで、まとめサイトで手っ取り早く情報を集めるのとは違った「本」ならではの魅力や、多様な世界観に触れる楽しさを、できるだけたくさんの若者に知ってもらいたい。

それを教え、伝えるのは大人の役割だ。例えば始業前の「朝の読書」の試み。小中学校では全国の8割以上が実施しているが、高校になると半数以下に減ってしまう。読書量は高校までの習慣に関係すると言われている。本との出会いを増やす方法のひとつとして、もっと活用できるのではないか。

物語の展開に心躍らせ、言葉の魅力に酔う。ノンフィクション作品を通じて、それまで知らなかった人の営みに目を開く。歴史や社会、科学への知見を深め、明日への指針を探る。

火花」で芥川賞を受賞した又吉直樹さんは、読書の面白さを実感するのは、言葉にできなかった複雑な感情や感覚が明確に描写されているのを読むときだ、と著書に書いている。

「これやったんや」と――。

卒業・進学の季節。それぞれの「これやったんや」を探しに、本の森にまず一歩を踏み入れてはどうだろう。

[] 戦時下演じる高校生「東京大空襲 伝えたい」 野田中央高・演劇部が24日:千葉 - 東京新聞(2018年3月21日)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201803/CK2018032102000157.html

https://megalodon.jp/2018-0321-0939-25/www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201803/CK2018032102000157.html

東京大空襲を伝える演劇に県立野田中央高校(武井信一校長)演劇部が挑戦する。二十四日午後二時から野田市中野台の欅(けやき)のホールで上演する。東京電力福島第一原発事故福島県富岡町から避難を余儀なくされた生徒や、小学校まで沖縄県で学んだ生徒も出演。「東京も戦場だったことを伝えたい。平和の大切さを知ってほしい」と練習に取り組んでいる。 (林容史)

上演する作品は、同校で国語を教える演劇部顧問の石山清貴さん(57)が構成、脚色した「語り継ぐべき詩(うた)」。雑誌「暮しの手帖」が一九六八年に特集した読者の戦争体験を単行本化した「戦争中の暮しの記録」を題材に制作した。県立流山おおたかの森高校(流山市)演劇部が二〇〇八年に初演。今回、十年ぶりに石山さんの演出で総勢二十人の部員が再演する。

現代の女子高校生が、手にした本の中にひいおばあちゃんの手記を見つける場面から物語は始まる。干し芋作りや学童疎開軍事教練、逃げることが許されない消火活動など、普通の人々が投げ込まれた戦時下の生活を描いていく。

主役の女学生を演じる二年の深野涼花(すずか)さん(17)は東日本大震災時、福島県富岡町にいた。家族全員、津波被害は免れたが、すぐに福島第一原発事故埼玉県福島県いわき市などに避難を余儀なくされた。中学二年生の時、父親の転勤で千葉県内に引っ越した。

深野さんは「戦争でも原発でも逃げるのは一緒。すーっと脚本が体に入ってきた」とうなずく。「一緒に歌を歌って絆を深め合う家族のあり方も表現したい」

演劇部の部長を務める二年の右田七海さん(17)は、父親の仕事の関係で三歳から小学五年生の十一歳まで沖縄県糸満市に住んでいた。授業では沖縄戦の悲惨さが繰り返し語られ、おばあさんたち語り部の話にも耳を傾けたという。

「戦争の話をたくさん聞いてきた。でも沖縄原爆が投下された広島長崎は映画やテレビ番組などで繰り返し伝えられるのに、大きな被害を受けた東京大空襲があまり知られていない」と右田さんは訴える。

空襲による大火で人々は逃げまどい、劇は終焉(しゅうえん)へと向かう。映像や詩の朗読を交え、あらためて戦争の意味を問い直す。

石山さんは「幸せな暮らしは空襲警報で一瞬にして壊されてしまった。戦争とは何だったのか。戦争の経験のない高校生たちに演じてほしかった」と話す。

入場無料。問い合わせは欅のホール=電04(7123)7818=へ。

東京大空襲> 第2次世界大戦末期の1945年3月10日未明、米軍爆撃機B29約300機が東京上空に飛来、今の墨田、江東台東区など下町地区を中心に大量の焼夷(しょうい)弾が投下された。市街地は焼き尽くされ、一般市民ら死者は10万人に上ったとされる。44年11月から続いた大規模空襲でも最悪の被害となった。