安倍晋三元首相の「国葬」に反対する声明 - 子どもと法・21(2022年7月31日)

http://www.kodomo-hou21.net/_action/giffiles/statement20220731.pdf

国葬とは、国が個人の葬儀を主宰し、その費用に国費をもって充てるものであって日本国憲法上さまざまな点から疑義があり、重大な問題を含んでいる。まして安倍政権は、教育基本法の改悪や集団的自衛権を容認する「解釈改憲」、安全保障法制、特定秘密保護法共謀罪など、国論を二分するような問題でも、批判に対しては、国会での圧倒的多数を占めていることを最大限に活用し「政治権力」で押し切って強行採決するなど立憲政治を破壊に導くことをしてきた。

 

【政界地獄耳】まだ危機感がわかっていない自民 後半国会は今まで以上に厳しいせめぎあいに - 日刊スポーツ(2024年4月25日)

https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202404250000104.html

自民党は裏金事件の党内処分も大甘だったが、政治刷新本部を見ていると、これからの再発防止を本気で考える気もないようだ。23日午後、党から離党勧告処分を受けていた比例東海ブロック選出で静岡8区の前安倍派座長・塩谷立が離党届を提出した。勧告を受けた後、不服として再審査を請求したものの、党から「相当の理由が認められない」として却下され、25日までに離党届を提出しなければ除名される予定だった。同日には同じ比例東海ブロック選出で静岡3区の元安倍派で前防衛副大臣の宮沢博行が女性問題の発覚などで辞表を衆院議長に提出した。25日の本会議で許可される見通しだ。

★そんな旧安倍派のドタバタの最中に政治刷新本部作業チームの全体会合が開かれた。派閥の裏金事件を受けた政治資金規正法改正の具体案をまとめたというものの、既に各党はそれぞれ改正案を出しているが、大筋は厳しく襟を正そうとしている。本来この改正は自民党の後を絶たない政治とカネの問題を是正するための議論だが、当の自民党の議論があまりにも後ろ向きで、やる気が感じられない。ことに政治資金パーティーの在り方、企業団体献金の禁止、政策活動費の公開、「調査研究広報滞在費」(旧・文書通信交通滞在費)の公開などの扱い、国会議員関係政治団体などの透明性確保、外部監査などの導入の是非などいずれも、検討という名で手を付ける気がない。

★ここまでひどいと今後の国会の委員会は荒れるのは必至。いやが応でも自・公対野党の構図がはっきりする。「改革案のお粗末さは野党だけでなく、国民もあきれるレベル。一体誰のためにやっているのか。改革どころか刷新にも程遠い。この程度で国民が納得するはずもなく、このまま解散に追い込むしかない」とは鼻息荒い野党幹部の話だが、まだ自民党はこの危機感がわかっていないようだ。塩谷や宮沢はしくじったとか、へまをやったと思ってるなら勘違いも甚だしい。後半国会は今まで以上に厳しいせめぎあいになる。(K)※敬称略

 

東京弁護士会が岡口氏罷免判決を厳しく批判 「曖昧基準で判断、萎縮招く」会長声明 - 弁護士ドットコム(2024年4月24日)

www.bengo4.com

証拠裁判主義を否定した上、不明確な基準によって判断し、裁判官の独立や表現の自由を危うくした罷免判決に抗議する会長声明 - 東京弁護士会(2024年4月24日)

www.toben.or.jp

<金口木舌>「ザコども」とは - 琉球新報(2024年4月25日)

https://ryukyushimpo.jp/newspaper/entry-3014016.html

イギリス映画「遠い夜明け」は実話に基づき、1970年代の南アフリカの人種隔離政策を描く。差別に対峙(たいじ)する新聞社の編集長が差別される側の視点を紙面に生かすため、黒人を記者に採用する場面が印象的だ
▼日本ではおかしなことが起きている。例えば、今年2月の埼玉県蕨(わらび)市での出来事。差別に反対する市民に警察官が「ザコども」と毒づき、クルド人排除のデモに抗議する市民を侮辱した
▼現場の記録映像に音声が残されていた。埼玉県警は発言を認めて「今後このようなことがないよう指導を進める」と謝罪した。きっちり指導してもらいたい
▼似たような言葉を思い出す。2016年に沖縄で米軍訓練場建設に抗議する市民に対し、県外の応援警官が「土人」と暴言を吐いた。その際も県警は「指導していく」と釈明したが、その言葉は守られたのか
▼差別される側に寄り添わず、差別や無謀な国策に立ち向かう市民を疎んじ、暴言を投げつける。これが警察の本来の姿ではあるまい。「市民との丁寧な対話」を業務の本分に据えてはどうか。