鋼鉄番長

大新感線祭りの一環でパルコで上映されてる鋼鉄番長を見に行ってきた。満席だー!
最近ソフトを買っていないので実はこれ映像化されてないって気づいてなかった。しかも生で見たのがまさかのじゅんさん降板による代役三宅さんの初日で、こっちもドキドキしちゃってネタモノなのに心配と感動でネタに心から酔うことができなかったから、内容の記憶が飛んじゃってて。
なので映像で古田さんが登場した時には、え?古田さん出てたっけ?ってびっくりするくらい。聖子さんのセーラー服はばっちり覚えてたのに。
この昔の芝居小屋みたいな場所はどこだろう?って休憩時間にチラシを見たら福岡の劇場なのね。サンシャイン劇場とは全く趣の異なるこんな昔ながらの空間でやってたんだ。そして福岡公演ということもあり皆さんのびのびと演じられててこっちものびのび笑うことができた!っていうか、これこんな面白かったんだ!繰り出されるネタがどれもこれも秀逸で30周年といい35周年といいこの劇団を祝うにはやはり究極のおバカなんだなと納得。
でもって古田さんがさーー紫詰襟でアシンメトリーな髪型してちょっと痩せた(芝居中にもいじられてた)古田さんがさーーびっくりするくらいかっこよくてまたまた惚れ直してしまったわ。生徒会長で影でもなんでもなく表のボスキャラであんなはちゃめちゃな鋼鉄に対峙する役のはずなのにカッコよいよ!普通にセクシーでカッコよいよ!台詞もなんだかカッコよいよ!そんなカッコよい役なのに笑いの間が絶妙に上手い。今回改めて思った。古田さんのギャグセンス恐ろしい。どんな台詞もこれ笑うとこっていうポイントを外さない。その点聖子さんも素晴らしかった。たこ焼き…
そして坂井真紀ちゃんのスケバン刑事。あの喋り方聞いて思い出したわ。極楽太夫やってた人がこんな風になるなんて(笑)
成志さんも結局見れてなくて生もサンボさんだったんだけど、この役が徹頭徹尾いつもの成志さんで新感線の成志さんはもう一生これなのねっていう。35周年と変わらなかった。
35周年を見てから見る30周年は進化してるなっていうよりこの人達はほんと変わらないなあっていう安心を感じる芝居でした。