KogoLab Research & Review

遊ぶように生きる。Vivi kiel Ludi.

テレビに出た感想

なんか変だけど、自分が映ったテレビ番組の感想など。

だいたいにおいて、自分を撮ったビデオを見たり、講演を録音したテープを聴くのはイヤな感じがするものだ。「自分の声はこんなんじゃないんだけどな」と思ったりする。そして自分の癖もかなり把握している。私の場合は、早口になりがちなこと(これは学生による授業評価でもよく言われる)。ハイになるとますます早口になる。それから「あの、その」の挿入が多い。

この番組では、どうだったか。自分で言うのも何だが、自然な感じで映っている。落ち着いているようにさえ見えた。その原因は何かというと、カットのうまさなんだろう。

テレビでも映画でもそうなのだろうが、6分のシーンを切り出すのに、2、3時間分はカメラを回しているのだ。実際、放映されたシーンの前には、相談者と司会の人と私の会話を撮っていて、しかも、それは私がシナリオにないことをどんどんしゃべってしまったために、何度も撮り直しているのである。結局それは、番組では使われていない。

しかし、それは無駄になっているわけではなくて、そういうことを何度も繰り返したすえに、あまりカメラを意識しない状態で話せるように、次第になってくるのである。そういう意味では、どんなことでもウォームアップが必要ということか。

そんなわけで、とても楽しい体験だった。

そして、一番良かったなあと思ったのは、母親がとても喜んでくれたことだ。