こはぐら通信~古波蔵太朗の日々~

沖縄に12年、地元に戻ってきました。日々の記録を綴っています。

水の上のゴザ

先週の授業では、
学生さんが報告してくれた。
これまでの人生を24枚に及ぶレポートにまとめてくれたのだ。

大変だった経験も文才豊かに書いてくれ、
本当によくやってきたんだなあと思うものだった。

そして、
参加者の感想もよかった
みんなびっしりと裏まで書いてくれたのである。

「思ったよりすごく重くて驚いた」

「明確な病名のない不調の困難を思った」

「これからに関わっていきたい、一緒に成長していきたい」

「すっかりファンになりました」

など、どれも心のこもったものであった。

実は前期にも話してもらう機会があったのだが、
その時は、当たり障りのない程度の内容であった。

しかし、授業も終わりに近づき、みんなに話してくれたのである。

24枚のレポートは
卒業する彼の、僕らへの置き土産のようでもあった。
そして、僕らの感想は彼への応援メッセージのようでもあった。

大切なことを聞いたら、大切なことをお返しする
シンプルだが重要なことだ
人間関係は相互関係の中にあるのだ。

そして、
学ぶとは変化すること、なんだと思う
それも一人ではなく、共に学ぶ仲間とともに

本当にいい仲間になったなあ

今年度の授業もあと2回だ。