水の上のゴザ
先週の授業では、
学生さんが報告してくれた。
これまでの人生を24枚に及ぶレポートにまとめてくれたのだ。
大変だった経験も文才豊かに書いてくれ、
本当によくやってきたんだなあと思うものだった。
そして、
参加者の感想もよかった
みんなびっしりと裏まで書いてくれたのである。
「思ったよりすごく重くて驚いた」
「明確な病名のない不調の困難を思った」
「これからに関わっていきたい、一緒に成長していきたい」
「すっかりファンになりました」
など、どれも心のこもったものであった。
実は前期にも話してもらう機会があったのだが、
その時は、当たり障りのない程度の内容であった。
しかし、授業も終わりに近づき、みんなに話してくれたのである。
24枚のレポートは
卒業する彼の、僕らへの置き土産のようでもあった。
そして、僕らの感想は彼への応援メッセージのようでもあった。
大切なことを聞いたら、大切なことをお返しする
シンプルだが重要なことだ
人間関係は相互関係の中にあるのだ。
そして、
学ぶとは変化すること、なんだと思う
それも一人ではなく、共に学ぶ仲間とともに
本当にいい仲間になったなあ
今年度の授業もあと2回だ。