a day

ハローでグッバイな

はじめました

なんでもないことを書いていきたいと思います。
気ままに。気ままに。(と半分自分に言い聞かせてる)

たまに映画や読書感想なども書きますが、ほんと勝手な「思ったこと」ですので、異論あってもどうかおゆるしください。
基本愛あるものにしか感想書きません。

コメント、拍手コメ、どちらもお返事します。
よろしかったらお気軽に。


素材は、ふわふわ。りさんからお借りしています。
http://shimizumari.com/fuwa2li

フィッシュストーリー

引越し前のブログに書いてた映画の感想をいくつか。
自分用の備忘録に。

フィッシュストーリー [DVD]

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以前に観た「アヒルと鴨のコインロッカー」が良かったので、同じ原作、監督のこの映画も気になっていた。やっと見れた。気分が乗った時を逃すとなかなか見れないのよね。

感想。うーん。感想を、ちゃんとまとめられるか自信がない、そんな映画。いくつもの短編を順番に見ていくような感じで、最後に全部繋がって「なるほどね!」みたいな展開なんだけど。

最初ホントにワケがわかんなくて。何やってんだこの人たち…みたいなおいてけぼり感が強かった。しかもなんだかヤな感じの人たちがたくさん出てくる。見ていて気持ちよくない人たちっていうんでしょうか。前半ほんとに我慢の日々でした。

それが途中からどういうわけか、どんどん引き込まれていく。主に「フィッシュストーリー(ほら話)」というタイトルに繋がる売れないバンドの話の部分。丁寧に作られていた。タバコの煙と青春の匂いのする懐かしい感じ。この映画では根幹になってくる音楽が、斉藤和義さんプロデュースで、とても良かった。

随所随所のキャスティングが光ってて、森山未来くん、多部美華子ちゃんがとても重要な気がした。二人ともなんだか突拍子もない役なんだけど、有無を言わせぬ堂々たる演じっぷりで。森山未来くんのカンフーアクションみたいなのが異様にカッコよかった。あと私はよく知らなかったんだけどバンドのボーカル役だった高良健吾くん、随分と魅力的な子だなぁと思った。

結局、いろんな説明がないままの何の意味だったかわかんない部分も最後には、どんなに本人たちには無駄に見えるような出来事も、回り回って誰かのためになっていたり、誰かを勇気づけてたりするんじゃないかっていう素敵な結論につながっていく。諦めずに立ち向かっていこう例えカッコ悪くても!みたいなメッセージまでぼんやりとやんわりと受け取ってしまう。

好みじゃないって思ったのに、してやられたなぁ、なんか印象に残っちゃったなぁって後味だった。

ディア・ドクター

引越し前のブログに書いてた映画の感想をいくつか。
自分用の備忘録に。

ディア・ドクター [DVD]

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鑑賞後に複雑な気分になる映画だったなぁ。

もしかしたら主題とは違うのかもしれないけど、わたしが1番印象に残ったのは、とにかく景色が綺麗なこと。「山紫水明」という言葉が思い浮かんでしまうような、湿り気を帯びた日本の風景。むしょうに懐かしい感じがした。

一人暮らしの老人宅が何軒もうつるのだけど、そのセットの細部の見事なこと。これまたどこかで見たようなどこにでもあるようなそんな風景。食器棚とか台所とか玄関とか。
レトロとも違う、リアル。映画ってこんな風にできるんだな〜と思った。これがリアルなことで、死を待つお年寄りたちの姿も同時にリアルなものに感じて身につまされた。

俳優さんも文句なく素晴らしかった。芸達者さんばかり。余さん、香川さんがおそろしいほど上手かった。鶴瓶さんもピッタリ。
ともすれば辛気くさくなりそうな画面に、瑛太くんと井川さんがきらめいてるのもよかった。

どう捉えていいのか難しいお話だけど、持って行き方がうまく、飽きずに見れました。
ただ、音楽が狙い過ぎに思えて好きになれなかった。せっかく抑えたメッセージ性を、音楽で匂わせすぎたように思う。ときどき訪れる「ここがポイントだよ」的な間もちょっとイヤでした。

全体的に、いろんな香りが(いい香りもそうでないのも)混ざりあって匂い立つような、そんな映画でした。面白かった。

GANTZ P.A

引越し前のブログに書いてた映画の感想をいくつか。
自分用の備忘録に。

GANTZ PERFECT ANSWER [DVD]

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わたし原作いっさい知りません!の上での感想デス。
全体的に言うとやっぱすごい。日本でこんな映画できるんだな〜って思った。
アクションや殺陣、CG、テンポの良さに圧倒。それだけで映画館で観る価値あるなぁ。特に地下鉄のシーンは息つく暇もなく、何がなんだかわかんなくてもそこだけでも完成してる感じだった。

個人的には、玄野くんが多恵ちゃんを車両から追い出した後、後ろ手でドアしめて「ごめん」が耳に残ってる。

役者さんがすっごい。
二宮くんと松ケンくんをあますところなく使ってる。あれだけたくさん見れれば満足だわ〜。
観て2日経った今も印象に残っているのは、やっぱり多恵ちゃん死んだ後に転送されてくるところ。切れ切れの映像とにのの表情と、なんて切ない演出だろうと思った。戻ってきたくないのにっていう。
それからの泣くシーンはもう。にのの真骨頂って感じで。そこだけもう1回みたいくらい。
ほんと悲しみの表現が上手いなぁ。役になるって部分とこう見せたいって部分とのバランスがいい気がする。

わたし「泣く予感」ってのに弱いです。あ、泣くんだろうなっていう。そこで泣けてしまう。そういう意味では、ラストの多恵ちゃんの地下鉄見送るシーン。あそこもすごくじんとしました。


でもでも。疑問もたくさん残ったまんまでした。ストーリーが、戦いが、たくさんありすぎて、右往左往してしまった感じがあったなぁ。こっちも麻痺してくるっていうか。そこは生き返らなくていいんじゃないかってとこもけっこうあった。
ラストもあれでオッケーなら、これから星人たちは野放しなんだろうかとか不思議に思った。そゆこと気にしなくていいのはわかっちゃいるけど気になっちゃう。
あと山田くんの役がなんだかもったいない感じだった。意味ありげだったのに、結局何の役割だったんだろって。

でもそういうのも補って余りあるエンターテイメントでした。いろいろすっごい。

GANTZ

引越し前のブログに書いてた映画の感想をいくつか。
自分用の備忘録に。

GANTZ [DVD]

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わたし、原作いっさい知りません。映画のみの感想です。
結論を言うと、面白かった。単純に面白かった。
わりと内容なんてどうでもいい感じです。
最初からぐいぐい引き込まれ、なんでとかどしてとかあんまり考えずに、終わりまで見れる映画でした。
そういうの、わりと好きです。
現実のなにやかにやを考えずにいられる、そんな2時間でした。
原作が気になるかといえばわたしは特に気にならず、映画だけでも完結できる気がしました。
いや、原作読んでる人は、もっとこうとか、いろいろあるんでしょうが。

二宮くんと松ケンくんのふたりが出てるというだけで、既に面白いし、わたしはそれだけで見れる。
とにかくふたりとも苦悩する姿がよく似合う。
二宮くんはいいストーリーテラーだと思う。
彼が主役をやると、普通の人に見える。普通の入り口から入れるから、変な世界でもすっと入れる。
松ケンくんは逆に、普通そうな役でも、普通ではない何かを底に持っていそうに見える。
顔は似てるけど、実はタイプが違うんだなぁと思ったりした。
本郷奏多くんがねぇ、またいい役で。いい演技で。前半で登場が終わってしまったのが残念な気がした。
吉高さんは、不思議な存在だったな。今回はあれだけだったことが意外だった。

ところどころ、シュールさが笑えて、それもいい息抜きになった。
ネギ星人とか田中星人とか大仏とか。ひととおりくすっときちゃう。
深刻なのに、微妙に明るくて、それがまた独特な雰囲気だった。
ひとつ残念だったことは、玄野くんの加藤くんに対する思いいれみたいなのがよくわからなかった。
前半の感じから後半の執着っぷりがが急で、イマイチその理由が伝わってこなかった。
生き返らせたいほど悲しいのかな?ってとこが。

前半すっごくよくて、途中ちょっとダレて、後半持ち直した感じ。ちょい長い、かな。
後編があるとは知らなかったけど^^;終わらんのかーいっ!
後編で全てが解明ってことだから、前半は世界観の紹介みたいな感じなのかな。
後編には、山田くんも出てくるようで、期待がぐんと高まった!

でもほんと、スピード感でさら〜〜っと観ちゃうけど、撮影大変だったろうなぁってつくづく思いました。

大奥

引越し前のブログに書いてた映画の感想をいくつか。
自分用の備忘録に。

大奥 <男女逆転>豪華版DVD 【初回限定生産】

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久しぶりに映画館で見た映画でした。原作も読んでて、結構好きで。
あれをどうやって膨らませるのかな、と思っていました。短いお話だし。
あの淡々とした漫画の雰囲気どうするんだろうと。
なにより、豪華キャスト使ってすごく宣伝して、内容うすっぺらかったりしたらヤだな、と思ってました。
っていうより、その可能性も多いにあるからあまり期待せずに行こう、とも。

そうやって期待値さげてたのもよかったのかな。
とても面白かった。私は好きな感じでした。
素直に、丁寧に作られてる感じが好感持てた。
原作を知っててもその世界を壊されることなく、かといって全く同じというわけでもなく。
キャストの人たちがとにかく皆、好演でした。
二宮さんは、一見原作とは全く違うイメージだし、やっぱり演じても原作の水野とは違うんだけれど、芯はちゃんと守っている、そんな感じでした。
彼でよかったんだな、と思わせるような。
何か皆から一目置かれる可愛がられる、そんな雰囲気があったな。ま〜、とにかく色っぽかったし。
将軍のコウちゃんと、堀北真希ちゃんは素晴らしくはまり役。それぞれの人生をまっとうしてました。
玉木さんも大倉さんも和久井さんもそのほか細かいところまで、キャストはみんなよかったなぁ。

ちょっとしたユーモアというか、くすっと笑うシーンとかもあるのだけど、そのくすっが、やりすぎない程度で、壊さない程度で、いいあんばいだったなぁ。
…ただ、最後の主題歌が……何をイメージしたのかよくわかんなかった。
なんかもっとやりようあったと思うのにな…。

映画は楽しくあってほしい。
ややこしいのや少しの人にしかわからないのはいや。
まじめに丁寧に作ってほしい。
全てクリアした、好きな映画のひとつです。