今読んでいる

今上巻が読み終わったところなのだけれど、さすが名作だけあって読み応えもある。
頑固なほどに清廉な主人公が、その志を内に秘めながら、本当の成果を得るために清濁を併せ呑む術を身につけていくところなどは読み応えがある。
スピード感を持って事にあたる事は大変重要であるが、より大事なのはスピードの重要性を認識しつつも、期待通りに進まない物事に対して根気よく、諦めず、長期的な視点であたることだ。
スピード感を重要視するあまり、短期的に成果が出ないとすぐにモチベーションが下がってしまうようでは、もう一つ上の仕事は成し遂げられない。
まだまだハラが練りきれていない僕であるが、じっくり腰をすえてハラを練り、胆力を身につけていかねば。

ながい坂 (上巻) (新潮文庫)

ながい坂 (上巻) (新潮文庫)