大阪マラソン、2年連続の完走！
10月26日日曜日、いよいよ今年も大阪マラソンの日の朝がやって来た！
朝9時のスタートに向けて、朝6時にパッと目覚めて準備を始める。
普段の仕事の時はあんなに目覚めが悪いのにすごい違い。やはり明日に楽しみがあると、寝てなんていられない。なので、ここのところ休日の方が起きるのが早いのが笑える。
朝7時過ぎに自宅のある堺筋本町から「歩いて」スタート会場となる大阪城公園に向かう。
こんな大規模なマラソンのスタート会場に歩いて行けるなんて、なんて恵まれているんだろう。昨年もそれを実感した。これだけでも堺筋本町なんてオフィス街のど真ん中に住んで良かったと思える。
大阪城公園に向かって歩いていると、近辺のホテルに宿泊していた自分と同様に高倍率を勝ち抜いて選ばれた強運のランナー達が続々と集結。自分もテンションが上がってきた。
大阪城公園内は3万人のランナーでごった返しており、昨年と同様に異様な光景。
何とか一緒に参加する会社の同期と合流して、それぞれのブロックに向かう。
ブロックは、「A」から始まってなんと最後尾のブロックは「Q」！
凄いなぁ、一体、スタートの号砲から何分後のスタートになるのだろう・・・
同期とはブロックが違ったので、大阪城の外堀の大手前の交差点前でお別れ。
彼は、学生時代から走っているので、ランニングの面では先輩。
自分も社会人になってからジムで走り始めてから、彼と共にマラソンに参加するようになって、今では自分の方がどっぷりハマってしまった。
彼は、今回、「家族」を意味する黄色のチャリティTシャツを来て走ろうとしているように、彼も結婚して子供が出来て自由に身動きが取れなくなった事もあって、彼と共にマラソンに参加するのも残念ながら珍しくなってしまった（年に1回くらい）。
いつもは自分の写真はあまり撮らないのだが、今回は2人でスタート前に記念撮影。
今後も、恐らく2人共、大阪マラソンに当選するというような珍しい機会は無いと思われるので、とてもレアな写真だ。
果たしてゴール後も2人で写真を撮れられるか。
自分のDブロックもたくさんのランナーで埋め尽くされる。
しかし、今週も快晴で暑い。暑過ぎる。
大会側からの発表だと、スタート時点で既に23℃！
スタート地点で待っているだけなのに、汗が吹き出る。
「何で10月なのに、こんな暑いんだ！」と天に唾したくなる衝動を抑える。
先週のちばアクアラインマラソンと同様に、今日も暑い中での厳しい42.195kmになりそうだ。
午前9時、大阪マラソン、いよいよスタート！
Dブロックだったので、スタートの号砲から約5分後にスタートゲートをくぐる。
大阪の一大お祭りが今年も始まった！！
このお祭りに参加できる3万人の中の1人である事の幸運と幸せを噛み締めながら走ろう！
松井一郎大阪府知事も応援。
歯に衣着せぬ物言いで目立って人気・不人気が真っ二つに別れる橋下徹大阪市長とは違って、目立たないながらもいつも冷静で的確な事を言うこのお方、好きです。
大阪城に隣接する大阪府庁前をスタートして、森ノ宮で右折して玉造筋を南下して、鶴橋の交差点で右折して東へ。
鶴橋と上本町の間は、コース中に2つしかない坂のうちのひとつである登り坂があるのだが、序盤なので、何の苦もなく走って大集団で走る。
堺筋の日本橋辺りも、たくさんのランナーと沿道で応援をしてくれる方々でごった返す。
そして、いよいよこの大阪マラソンで一番面白い御堂筋に入る。
大阪の大動脈とも言われる、大阪のメインストリートである天下の御堂筋を通行止めにして、ランナーが御堂筋のど真ん中を堂々と逆走して走る事が出来るのは、1年に1回の今日だけ！
「そのレア体験を2年連続で体験できるなんて、なんて幸せなんだ！」と楽しみながら、御堂筋のど真ん中を走る。
楽しいひと時はあっという間。難波から淀屋橋まで御堂筋を北上して走った後は、淀屋橋の交差点を右折して東へ走り、10kmを過ぎ、京橋の手前で折り返し。
再び我が会社がある北浜に戻ってきて、中之島の中央公会堂前を走る。
この建物も大阪の有名なランドマークのひとつだ。
その裏にある大阪市役所前が、約8kmを走るチャレンジランのゴール地点。
前日受付の会場で500円募金するともらえた、7色の手袋。
自分はウェアの色に合わせて緑色にした。
沿道で同じ手袋をして応援をしてくれる方々とハイタッチすると、一体感が感じられて、元気をもらえた。
ただ、今日は暑過ぎて、この手袋をしていたランナーは、自分以外に全く見なかったな。この企画、この暑さの中では失敗だったようだ。
再び、御堂筋を南下。
最近、6代目に生まれ変わった道頓堀の有名なグリコの大看板がチラッと見えた。
もうすぐ御堂筋のコースが終わってしまうのがもったいない。
御堂筋に別れを告げて、東へ向かう。
特徴的な建造物である湊町リバープレイスを通って、
この橋を渡ると・・・
京セラドーム大阪が見えてきた。
京セラドーム大阪を過ぎた辺りで折り返して、約20km地点。
それにしてもすごい数のランナー達だ。折り返し地点でのこの光景は圧倒される。
中間地点に到着。それにしても暑いなぁ。今のところ大丈夫だが、後半が心配。
みんな厳しいコンディションの中で闘っているので、自分も弱音を吐いていられない。
難波の交差点を右折して、前方に高島屋を見ながら、2009年に閉館した新歌舞伎座を傍目に南下。
大国町辺りを左折して、今宮戎神社近くを走る。南海今宮戎駅のあのホームから見下ろす眺めはどんなだろう。あそこ、今日は観戦には特等席だな。
そして、恵美須町の交差点でチラっと通天閣が見えて、すぐ折り返し。
ここ、明らかに大阪府外からの参加ランナーに通天閣を見せるための距離稼ぎのコースだ（笑）
さて、通天閣を過ぎると、もうコースそばに大阪のランドマークなどはなくなるので、後半はコース的に変わり映えがなくて、非常に退屈。
でも、そんなコースであっても、沿道の応援は終始盛大で、如何にも大阪らしく、退屈さをなくしてくれる。
27km手前で、応援団長の森脇健児を発見！元気にハイタッチ！
踊っていてテンションが高いフラガール達ともハイタッチ！
西成区に入って、どんどん一直線のコースを南下していき、玉出の交差点で右折したところで30km地点。
この辺りは過去に何度も走りに来た事があるので、先に何があるのかを把握しているのだが、今日の反則のような暑さで体力を奪われてしまったため、調子が悪いワケではないのに、後半にペースを上げられそうにない。
今日も、良いタイムは諦めて、ペース維持でのゴールを目指そう。
32km近く、この大会の目玉である「まいどエイド」に到着。
大阪市内の商店街の有志が様々な給食を振舞ってくれる。
ただ自分はマラソン中に固形物はあまり食べないようにしているので、結局、見るだけで何も食べずにスルー。走った後に心置きなく食べる事ができるので、ここはあと少しの我慢。
住之江公園と競艇場の交差点を右折して、ゴール地点がある南港に向かう道路をひた走る。
この辺り、これまで以上に沿道の応援が凄かった。自分も笑顔でハイタッチしながら走る事が出来て楽しかった。
自分と同じ緑色のチャリティー手袋をしているダンサーも。同じ色というだけで親近感が沸く。
35km地点到達。ここから先、埋立地であることもあって、住宅地も少なくなり、運送会社や倉庫ばかりになるので、殺風景でより退屈なコースに。
なので、ここから先、終盤になって、更に精神力が試される。
極めつけは、37km地点の南港大橋。
大阪マラソンの名物であって、最大の難関である登り坂にやって来た。
みんな歩いていたが、自分は「坂なんかに負けまい！」と奮い立ち、走って登りきった。
ただ、この登り坂を登りきった後の残り5km。
坂道で体力を使ってしまったためか、ペースがガクンと落ちてしまった。
ペースを全く上げられない状態で、やっと40km地点に到達。あと少し。
そんな疲れたランナー達を沿道の方々はハイタッチで元気に笑顔で迎えてくれる。
残り1km。沿道の応援もより盛大に。有難い。
42km地点に到達して、「ヨッシャー、残り220ｍ！」の横断幕。
あの角を曲がれば、ゴールだ！
もうすぐゴールゲート！
今年も無事ゴール！
何とか2年連続ゴールできた。
タイムは、4時間13分10秒。
序盤、ペースを早めに走っていたのに、この暑さで後半ペースを上げられずに疲れてしまって、結局、6分/kmのいつものペースに落ち着いてしまった。
昨年2月の北九州マラソンで出した自己ベストのサブフォー（3時間57分）のペース（5分30〜40分/km）からは程遠い。
この10月としては異例の暑さのコンディションでは仕方ないか。
ただこれくらいの暑さで疲れてしまっては、自分としてもまだまだだ。
これが今の現状だ。受け入れるしかない。
そして、これが大阪マラソンの完走メダル。
昨年もそうだったが、虹がテーマなだけあって、虹色でとてもカッコイイ。これまでゲットした完走メダルの中でもカラフルさは随一だ。
会社の同期も無事完走して、完走メダルと完走タオルを持って、完走後の記念撮影。
大阪マラソンに2人同時に当選するなんてレアな事が今後あるかどうか分からないので、よく考えたら大変貴重な写真だ。
タイムとしては残念だったが、抽選倍率5倍にも及ぶ大阪マラソンを2年連続出場でき、第2の地元になった馴染み深い大阪を走る事が出来て、本当に幸せな1日だった。
そして、2週連続のフルマラソンを無事完走。
来週もフルマラソンに挑戦する事になってしまったので、3週連続のフルマラソンは自分でも初挑戦。
昨年は四万十川ウルトラマラソンで100kmを走った1週間後にこの大阪マラソンに臨んだので、まぁ大丈夫だろう。
来週も楽しみだ。
