高いところから失礼致します!

「苦しさはすぐに消える。諦めた事実は永遠に残る。」を心の中で連呼して、マラソン、ウルトラマラソン、超ウルトラマラソンを嗜む変態ドMランナーです。

 企業対抗駅伝:今年は5人で仮装ラン!

5月21日土曜日。
今年も会社のランニングに造詣がある有志と造詣は無いものの、土曜日に参加してくれた後輩達と、大阪の淀川沿いで開催される「企業対抗駅伝」に出場した。
今年で数えること4回目の出場で、毎年恒例になってきた。
最初に出場した時は、ランニングを趣味にしていたり、過去に陸上部だった同僚だけで5人のチームを作って出場していたが、後輩の人望もあって、昨年と今年は後輩達が土曜日なのにたくさん来てくれて、普段、ランニングをしていなくても気軽に出場できるファンランの部(3人1チーム、1人2km)に出場した後、我々を応援してくれた。
今年も自分が出場する5人1チーム(1人5km)とは別に、ファンランの部に4チームも出場。
無愛想で人付き合いが悪い自分の人望ではここまで人は集められないと再認識。
http://www.sportsone.jp/ed/kekka_osk_2016.html
この日は、5月なのに、29℃に及ぶ炎天下。
日陰がまるでない淀川土手なのに、ぞくぞくと人が集まって来た。


今回は4回目ということもあり、趣向を変えて出場する事にした。
こういう大会でガチで走ったところで上には上がいて、速いチームはたくさんいるので、他のチームと同様にただ真面目に走るのではつまらない。
自分達も、そして沿道で応援してくれる方々も楽しんでもらおうと、事前に仮装ランを4人に提案したところ、快諾してくれた。
昨年は自分だけスパイダーマンの仮装で走ったのだが、1人だけではなく、今回は5人で仮装をして走る。
5人で仮装をするとなると何が良いかをいろいろ悩んだ挙句、何も良い案が出てこず、大会まで日が無かった事もあって、結局は定番のゴレンジャーの仮装をすることにした(今が旬の桃太郎、金太郎、浦島太郎、鬼ちゃん、かぐや姫っていう手があったが、auのCMみたいなコスチュームは楽天市場で見つからずに却下)。
他の4人にゴレンジャーのコスチュームを買い取ってもらって、それぞれが持っていても使い道はこの先無いであろうから、提案者の自分が5人分のコスチュームを負担することにした(他の4人はレンタル料を払ってくれたのだが・・・)。
当日迄にギリギリ届いて5人分のコスチュームを持っていたものの、この日の暑さは想定外。
げんなりしながらも、5人で着用。
せっかく5人でこの恰好をしたのだから、記念にスタート&ゴールゲートの前でヒーローポーズをしての記念撮影。
何度見ても笑える良い思い出になった。
一度はしてみたかったこの恰好に付き合ってくれた他の4人に感謝!
ちなみに、フリーサイズの全身タイツの足丈が明らかに合っていないブルーが自分。180?の自分にとって、サイズは合って着る事が出来たものの、股下が短過ぎたようだ笑

本当は、このDRAGON BALLギニュー特戦隊のポーズをしようかと思っていたが、直前で思いついたために練習が必要、且つ、グルド(チビデブな緑色のキャラクター)のポーズが地味という事で却下・・・

そして、第一走者のブルー(自分)がスタート!


たった5kmなのに、この炎天下に、全身タイツ&マスクで走るなんて自殺行為。
全身タイツの下は汗だくになり、マスクの下は口を開けっ放しで走っているので口渇がきつかったが、沿道の方々が笑いながら声を掛けて応援をしてくれ、ハイタッチに応える楽しさに比べたらへっちゃら。

続いて、後輩のイエローにタッチ。
フルマラソンに1回出場した事があるだけと聞いていたのに、意外に速くてびっくり。


続くブラック。
本来は、ピンクなのだが、女性サイズでスカート付きだったので、地味だがブラックになった。
「仮にもヒーローなんだから、極力、マスクは脱がないように!」と事前に伝えていたが、この暑さは想定外で、2周目での給水でマスクを取ってしまっていた。止むを得ないだろうが、他の4人はこの暑さでも決してマスクを取らなかったので、後からイジられていた。


自分の同期のグリーンも奮闘。

そして、アンカーで、この大会への出場の発起人でリーダーのレッド。
怪我をしてしばらく走っていなかったようだが、彼も無事この恰好で走り切り、無事、ゴール!
5人でこの姿でそれぞれ5kmを走り、無事、タスキを繋いでゴール出来た。


完走証を見ると、自分は5kmを22分。この暑さ・この恰好で、約4分/kmで走られれば上々だ。


この日は想定外の暑さで、大会の司会者が何度も暑さに気を付けるようにとアナウンスするので、自分自身はこれまでの経験から暑い中で走るのには慣れているので大丈夫だろうと思っていたが、自分以外の4人に至ってはさすがに心配だった。
「タイムなんて気にしなくていいから、とにかくゆっくり走ってタスキを繋ごう!」と伝えていたものの、あまりに無謀な挑戦で大会側に止められるかと思ったが、みんな無事に完走し、心配は杞憂に終わった。
みんな、自分程、走っていない連中なのに、正直スゴイと思った。
他の4人は仮装ランが初体験で、走り終えた後、マスクを取った時は汗だくで疲れた表情をしていたが、みんな、沿道の応援に十二分に応える事ができて、一様にその楽しさが顔に滲み出ていた。
このメンバーで良い思い出が作られて良かった。

13時近くになって、自分はこの後、翌日の「鯖街道ウルトラマラソン」に出場するために、早々に会場を後にして、最寄りの西中島南方駅の隣の新大阪駅に向かい、14時にスタート地点の福井県小浜市行きのバスに乗る為に、集合場所の京都駅に向かった。
JR東海道線で京都駅に向かっても待ち合わせ時間に間に合ったものの、ギリギリだったので、ここはリッチに新大阪駅から新幹線で京都駅に向かった。
乗車時間15分、1,400円。こんな贅沢な移動をする人間はなかなかいないだろう、と笑えた。

前週は「高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン」でスパイダーマン、今回はゴレンジャーと仮装ランを2週連続して、5月はまさにおふざけの月になってしまったが、そのおふざけもこの企業対抗駅伝まで。
翌日の「鯖街道ウルトラマラソン」では、コースの3分の1がトレイルと言われる76kmのレースを真面目にしっかり走って楽しみたい。