ヒカルジーニョに会った!


昨日7月4日(月)、出張のため、飛行機を利用したのだが、その利用した飛行機には地元のサッカーチーム「バイーア」の選手たちも乗っていた。
私にとって、サッカー選手の遠征と同じ飛行機に乗るのは初めてだ。以前フローリアノポリスの空港で、元セレソンのキャプテンであり、日本でも活躍したオスカルに会ったことがあるが、チームの遠征は初めてである。


飛行機に乗り込み通路を歩いていて、通路側の席で既に座席に座っている人を見ると、ヒカルジーニョによく似ていた。
思わず、"O senhor e Ricardinho?(あなたは、ヒカルジーニョさんですか?)"と声を掛けると、"Sim(そうだよ)"と言うではないか。私は続けて、"Sou Santista. O senhor jogaba muito bem!(私はサントスファンです。あなたは、(サントスで)素晴らしい活躍をしてましたね。)"と言ったら、"Tudo bem!(いいね)"と言ってくれるではないか・・・。
そのときは、口から出るままにしゃべってしまったが、よく考えると相当失礼なことを言ってしまったのかもしれない。
ただ、ヒカルジーニョは、サントスでは中心人物として相当に活躍していたし、サントスファンに悪い印象はなかったのではないだろうか・・・。


そのまま話し続けたかったが、通路で乗降口からほかのお客さんも来るので、とりあえず自分の席に行った。
そして、離陸し、シートベルト着用のサインが消えて、すぐにヒカルジーニョのところに行ったが、残念ながら寝てたので、そのままトイレに行った。


そして、軽食が出て、その食べたものの回収も終わったところで、もう一度ヒカルジーニョのところに行った。
今度は起きており、"Pode tirar foto junto com o senhor?(一緒に写真撮ってもらってもいいですか?)"と話しかけると、快くOKしてくれた。
隣の席の人に、「彼はサンチスタなんだよ。サンチスタと一緒に写真を撮ってくれ!」といった感じでヒカルジーニョが頼んでくれた。ヒカルジーニョは立ち上がり一緒に肩を組んでくれたのだ。なんとも感動的だ。
もう1枚、ヒカルジーニョだけの写真も撮らせてもらった。



あの、超スター選手だったヒカルジーニョだ。偉ぶることもまったくなく、本当にシンパチコ(感じの良い人)だ。しかし、思った以上に小柄だった。私の背丈よりも小さいぐらいだった。そんな小さな体からあれだけの素晴らしいプレーが繰り出されるのだから・・・。
"Proximo jogo e contra quem?(次の試合はどことの対戦ですか?)"と尋ねると、"Avai!(アヴァイーだよ!)"と言うではないか。"Entao vai ao Florianopolis?(それじゃあ、フローリアノポリスまで行くのですか?)"と言うと、"Isso!(そうだよ!)"と答えてくれた。
最後に"Bom jogo!(よい試合を!)"と言うと、"Obrigado!(ありがとう!)"と言ってくれた。


なんとも感動的な出来事だった。
これも、先週、TVでバイーアの試合を見ていなかったら、気づかなかっただろう。先週のアトレチコ・パラナエンセバイーアの試合でヒカルジーニョの姿を久しぶりに見ることができたので、今回気づくことができたのだ。


これで、ますますヒカルジーニョを応援しようと思ったのだった。