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たい焼き調査鯛

セミナーin名古屋2012(第5回目)DIYユーザビリティテスト基礎講座

今日は午後からHCD-Net Nagoyaのセミナーを受けに行った。
今日はいつもの名駅とは違い本山の愛工大のキャンパスでの開催。

近くでいいランチのお店がないかなとちょっと探したがなかったので、
以前行ったことあるうどん屋でコロうどん+天ぷら(かぼちゃ、オクラ)を食べた。


今日は樽本先生の「DIYユーザビリティテスト基礎講座」


今回はワークショップはなく全て座学で
基本的に樽本先生の著書アジャイルユーザビリティに沿ってのセミナー
この本は既に購入してて読んでいたのでだいたい内容は理解していた。

アジャイル・ユーザビリティ ―ユーザエクスペリエンスのためのDIYテスティング―

アジャイル・ユーザビリティ ―ユーザエクスペリエンスのためのDIYテスティング―


UXとUCD

まずはUX、UCDの基本的な話から
 UX = User eXperience
 →所有する喜び、使用する喜び


体験の経済価値
 →お客さんはExperienceにお金を払ってくれる


でソフトウェア製品の場合は
"ざっくり言えば"
 UX=UI

もちろんこの"ざっくり言えば"のところを強調していたがかなりざっくりだな
まず導入で説明するときには使えるのかな?
でも一般的にとられるUI(画面フローや文言など)とUX(ユーザ体験)は飛躍しているので
誤解を招きかねないな
次のことまで説明しないとだめだな


  GUI

  • Surface(表層)→文言・アイコン
  • Skeleton(骨格)→画面遷移・レイアウト
  • Structure(構造)→機能仕様
  • Scope(要件)→要件定義
  • Strategy(戦略)→企画


この積み重ね方がUCD(HCD)
×靴に足を合わせる
○足に合う靴を作ろう

新・UCDの四原則

 1.ユーザの声聞くべからず→ユーザの体験に注目!
  ユーザの声とは「体験をユーザ自身が分析した結果」
  素人が分析した結果を信じていい??

 2."みんな"のためにデザインするのではなく"ひとり"のためにデザインする
  →ペルソナ

 3.手を動かしながら考える
  →デザイン思考。どんどん外化していく

 4.早期に失敗する

  • Fast早めに失敗
  • Small小さく失敗
  • Often何度も失敗
  • Smart賢く失敗。徹底的にに原因究明


(休憩)

ユーザテストの基本的な話

  ユーザビリティとは

  • 効果
  • 効率
  • 満足度

全て満たして、ユーザブル(使用可能)である
効率、満足度は度をこすと効果問題

基本理論

「評価」とはという話や

実務基礎

 実査前
 ・リクルート
 ・テスト設計
  インタビューガイド通りやる
 実査
 実査後

大変だからやらないのではなく
Do it yourself


会社内でもできる!

但し、手抜き厳禁!

テスト設計
  タスク、インタビューガイド、実査ツール
  パイロットテスト
実際
  思考発話法
  見学
解決案
  ブレスト


そして反復実施すること
解決案はあくまでも案でテストすることによってユーザブルだと言える

RITEメソッド

 1回テストやるごとに修正してテストしてを繰り返し問題点をなくすことが目的
  問題点数を収束させている
  →バグ曲線と同じ考え方

バグ曲線と同じ考え方ならバグ曲線は浸透しているので分かりやすいな
但し、経験、意思決定、開発スキルが必要



DIYユーザビリティテスト基礎講座ということで
DIYのところがメインかなと思ったら前ふりが長くて
そこは最後の少しだけだったな



最後に樽本先生の著書にサインをもらった
芸能人のようなサインだなw



今回はちょっと用事があり懇親会には行けなかった。
初の名駅ではない居酒屋だったのにな


■HCD-Net
 HCD-Net | HCD-Netセミナーin名古屋2012 (第5回)

■HCD-Netセミナーin名古屋2012アーカイブ
 4月28日:第1回目
 5月26日:第2回目 オブザベーション(欠席) HCD-Netイベントレポート
 6月30日:第3回目 ストーリーテリング
 7月14日:第4回目 UXデザインのためのとユーザ体験価値分析法
 8月25日:第5回目 DIYユーザビリティテスト基礎講座