猜疑心

koikeakira2005-11-05

世の中を知ること自体が辛いと書いて世知辛い。賃金格差が広がり、社会に猜疑心が溢れ出しています。疑い合う人間関係は、お互いを疲弊させるだけで損耗を招きます。戦争とは、貧乏人同士が傷つけあうことによって金持ちがますます富むための装置です。

時々、自分が必要以上に疑り深くなっているのに気づき、反省します。世の中を渡っていくためには、危機回避能力と、他人を信じる能力の両方を伸ばす必要がありそうです。

大人になっても心が清くまっすぐな人がいますが、それは鈍感のせいでもなければ、痛い目に遇ったことが無いせいでもなく、「清い心を持ち続けるんだ」という意志を貫いた人だけが清い心でいられる。そのことを、自らの行動によって他人に教えられる人間の姿が、私の理想とする「大人」です。

健康は一番の財産ですが、体だけでなく心の健康にも非常におおきな値段がつけられるはずです。
「商品」という言葉の元素は他人を喜ばせることができるもの、という意味だと思います。物の富を他人に分け与えるのには限りがありますが、心の富は元手がかからず限りなく配ることができます。そして見返りは、ちゃんとある。

たくさんの人を楽しませ豊かにさせる、お高い人間になりましょう。

…今日は校長先生のお話でした。