藤子不二雄ファンはここにいる/koikesanの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2016-12-03 ドラミちゃんの誕生日に観たアニメ『ドラえもん』 このエントリーを含むブックマーク

 藤子・F・不二雄先生の誕生日の翌日、ドラミちゃんの誕生日の当日である12月2日(金)に放送されたアニメ『ドラえもん』を楽しみました。内容は誕生日とは無関係でしたが(^^)


 Aパートの「スーパーヒーローふろしき」では、スーパーダン(スーパーマンのパロディキャラ)の能力を得られるふろしきを付けて飛べるようになったのび太の最初の活躍場面がツボでした。部屋の蛍光灯の交換だなんて、なんと生活に密着したヒーロー能力の有効活用でしょうか(^^)しかも蛍光灯の高さにたどり着くまでけっこう時間がかかるのが愉快です。そばにイスなどの台があったら、そっちのほうが早く交換できちゃうのです。このふろしきが、本格的なヒーローになれる道具ではなく、未来の“ごっこ遊び”用のおもちゃであるがゆえの出来事ですね。

 スーパーダン気取りのジャイアンにどうにかこうにか勝利したのび太に対しスネ夫が放つツッコミセリフや、のび太が空高くへ向かう勢いでさっそうと飛び上がったはずなのにすぐ超低空飛行の態勢に入るところなどは、原作にある展開でこうなるとわかっていたのに笑えました(^^)


 Bパートの「カッコータマゴ」は、カッコウやホトトギスなどカッコウ科の鳥が行なう“托卵”をアイデアの元にした話です。『ドラえもん』において鳥の習性を題材にした話といえば、ほかに“刷り込み”をアイデアにした「たまごの中のしずちゃん」や、“渡り”を描いた「ツバメののび太」などが好きです。

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 ・「たまごの中のしずちゃん」収録のてんとう虫コミックス『ドラえもん』37巻。表紙と裏表紙のカラーイラストも「たまごの中のしずちゃん」をイメージしたものです。


 「バードキャップ」も鳥の習性を描いた話ですね。スズメやハトやミミズクやカワセミなどいろんな鳥の帽子が出てきます。たとえば、カワセミの帽子をかぶると水の中に飛び込んで魚をつかまえる…というふうに、その鳥の習性が自動的に身につくのです。

 「バードキャップ」の冒頭で、しずちゃんの家の庭にオナガが訪れている場面があります。オナガは我が愛知県では見られないのですが、関東だと住宅地にもいたりします。愛知県では珍しいうえ、大きくてきれいな野鳥なので、東京に行ったときたまたま見かけると目を奪われます。写真のオナガは、数年前に三鷹駅の近くで見かけたものです。

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2016-12-01 F先生のお誕生日 このエントリーを含むブックマーク

 本日(12/1)は藤子・F・不二雄先生のお誕生日です。

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 F先生、おめでとうございます!

 先生が生み出した作品たちは、今も多くの人々に親しまれ、愛されています♪

 おもしろくてすばらしい作品をいっぱい残してくださってありがとうございます。

塁 2016/12/01 10:06 藤子・F・不二雄先生、お誕生日おめでとうございます。83歳になられるんですね。

先生の手から生まれたキャラクターたちは、これからも私たちの心の中で、生き続けます。

今頃は天国で、手塚先生や、石ノ森先生、赤塚先生たちと、談笑なされていると思いますが、今の漫画界を、温かく見守って下さい。


追伸
たてかべさんや、肝付さんとも、もう再会なさましたか?

塁 2016/12/02 14:25 私のは、誤字や脱字が多いですね。
投稿前に、確認をしたほうがいいようです。
(最近、パソコンの調子がおかしいので、そのせいもありますが・・・)

12月2日です。ドラミちゃんの誕生日ですね。
F先生が、どうして12月2日を、ドラミちゃんの誕生日に設定したのかが、謎なんですが・・・

これからも、お兄ちゃんと兄妹仲良しでいてください。

そういえば、方倉設定では、しずかちゃんの誕生日も12月2日でしたが、こちらは変更されましたね。

koikesankoikesan 2016/12/02 20:44 >塁さん

12月に入ったとたんに大きな誕生日が連続するので、12月の始まりは藤子ファンには祝祭感たっぷりですね!

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2016-11-29 てんとう虫コミックス『パーマン』新装版完結! このエントリーを含むブックマーク

 11月28日(月)、てんとう虫コミックス『パーマン』新装版の最終巻(7巻)が発売されました。

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 7巻の中に「キテレツ大百科かわら版」が折り込まれています。来月から『キテレツ大百科』の新装版が発売されるのです♪

 http://www.shogakukan.co.jp/pr/tencomi/kiteretsu/

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 『キテレツ大百科』に続き、来年2月からは『エスパー魔美』の新装版も刊行開始です。

 http://www.shogakukan.co.jp/pr/tencomi/mami/



 『パーマン』7巻は完結巻ですから、やはり最終エピソードの「バード星への道」が収録されているのがまずは大きな要点でしょう。パーマンのなかで4番目に優秀な1号がバード星の留学生に選ばれたその理由が、『パーマン』という作品を支える主題的な精神です。

 なぜ1号が選ばれたのか。

 バードマンは「みんなのなかでいちばん頭が悪くて弱虫でなまけ者だからさ」と答えます。

 え?どういうこと!?となりますね。

 弱虫が正義のために必死で勇気を奮い起こして戦うことがどれほど大変か。本当は怠け者の1号が無い知恵をしぼって精一杯活躍したことが立派なのだ、というのです。

 1号からしたらあまりうれしくない理由でしょうが、まわりは納得します。私も、言われてみれば納得です。感動もおぼえました。

 7巻には、次のような、藤子・F・不二雄先生の“作者のことば”が載っています。

「スーパーマン」を日常に持ち込んだらどうなるんだろうと考えたのが「パーマン」なんです。ですが完全無欠のヒーローだと、僕らの絵じゃ無理があるもんですからね(笑)、ちょっと“スー”だけ取ってみたんですよ」(「ファインビデオ」1990年9月号)

 『パーマン』はスーパーヒーローの日常化を試みた作品です。少し欠けたところのあるズッコケヒーローとして設定されたのがパーマンです。平凡でちょっと欠けたところのある人物がヒーローになってがんばる話です。そんな作品ですから、なかでも最も平凡で欠けたところのあるみつ夫くんが、最も優れたパーマンとして選ばれるのは、逆説的に見えながらも順当な結果だと思うのです。


 7巻の冒頭に収録された「全悪連盟歌」は、全悪連の連盟歌が某大学の校歌の盗作であるところに、ドロボーたちの集まりである全悪連の面目躍如たるものがあります(笑)マッドサイエンティスト・魔土災炎の発明品が相変わらずの活躍ぶり?なのもいいですね。発明品のネーミングでは「パーコロリン」が好です(笑)


『パーマン』新シリーズの大きな魅力である、星野スミレをめぐる話にもクライマックス感が漂います。「パー子のすきな人」は、星野スミレが、好きな相手に事実上の告白をするようなお話です。その好きな相手とはもちろんみつ夫ですが、みつ夫はそれが自分だとは気づきません。でも読者には伝わります。星野スミレがみつ夫のことを好きだということが、星野スミレの告白的な言葉によって示される話として、私には印象に刻まれています。

 それより先に発表された『ドラえもん』の「影とりプロジェクター」「めだちライトで人気者」と重ね合わせると、ますます感慨深くなります。

 「小学六年生」1980年1月号で発表された「影とりプロジェクター」に、大人の女優になった星野スミレが登場し、話のラストでドラえもんとのび太だけに秘密を話してくれます。それは「遠い遠い国にいる好きな人」の話でした。「でもそれをここで書くわけにはいきません。ごめんね」と、星野スミレの秘密は読者には明らかにされませんでした。

 しかし、1960年代に連載された旧『パーマン』を愛読した人なら、「影とりプロジェクター」の星野スミレは『パーマン』に登場していた小学生アイドル・星野スミレが成長して大人になった人物であることに気づき、大人の星野スミレが話した「遠い遠い国にいる好きな人」とは、「スーパー星への道」でスーパー星へ留学したパーマン1号(須羽みつ夫)のことだろう、と確信に近いかたちで推測して、胸をときめかせることになるでしょう。

 そして、「小学六年生」1980年4月号で「めだちライトで人気者」が発表されます。人気(ひとけ)のない浜辺で星野スミレとのび太が言葉を交わします。そのとき星野スミレはペンダントを砂浜に落とします。そのペンダントには男の子の顔写真がはめ込んでありました。のび太がペンダントを拾ってあげると「ありがとう。あたしのいちばんだいじな物なの」と星野スミレはお礼を言います。のび太が不躾に「その子スミレさんの子?」と尋ねると、星野スミレは「ばかね。古いお友だちよ。いまは遠い世界へいってるけど。でも……、いつかきっと帰ってくるわ」と答えるのです。

 「影とりプロジェクター」で星野スミレが「遠い遠い国にいる好きな人」と言いながら読者に対してはそれが誰か伏せられていた人物の顔が、「めだちライトで人気者」で明らかになるわけです。

 その顔はもちろん、みつ夫です。小学生時代のみつ夫の写真を星野スミレは大事に大事にペンダントに入れて持ち歩いていたのです。「遠い遠い国にいる好きな人」ってやっぱりみつ夫だったんだ!と確信に近い推測が事実の確定に変わります。みつ夫の顔が見えた瞬間の感動は大きかった!

 「パー子のすきな人」は『パーマン』新シリーズの一編であり、「小学四年生」1985年7月号で発表されています。「影とりプロジェクター」「めだちライトで人気者」より5年以上あとに発表されたわけです。そこで小学生時代の星野スミレが、好きな人がいることをテレビカメラの前で打ち明けます。その相手がみつ夫だと言ってはいませんが、読者にはわかります。

 星野スミレが仕草や態度ではなく言葉によって好きな人がいることを打ち明けるエピソードの系譜として、私のなかでは「影とりプロジェクター」「めだちライトで人気者」と、この「パー子のすきな人」が重なり合うのです。

 ※旧『パーマン』「スーパー星への道」(「週刊少年サンデー」1967年44号)

 ※『ドラえもん』「影とりプロジェクター」(「小学六年生」1980年1月号)

 ※『ドラえもん』「めだちライトで人気者(「小学六年生」1980年4月号)

 ※新『パーマン』「パー子のすきな人」(「小学四年生」1985年7月号)

 (旧『パーマン』「帰ってきたパーマン」(「週刊少年サンデー」1968年正月臨時増刊号)で、パーマン1号がスーパー星から一時的に地球へ帰ってきます。地球での滞在わずか2時間でまたスーパー星へ戻り、その後長い留学が続いた模様です)


「見た!パー子の正体」は、もしパーマン仲間にパー子の正体を明かしたらどうなるか…というシミュレーション的状況を描いています。その意味では「パーマンが悪者になった!!」は、もしパーマンが悪者になったら…を描いた話といえそうです。

コンスケコンスケ 2016/11/30 10:07 ドラえもんの中に出てくる星野スミレちゃんは最初、「少年ジャブン」とか「コラコーラ」みたいに藤子先生がよく使う架空のネーミングとおなじ感じで捉えていて、パーマンに出てくる星野スミレとは同じ名前でも別人だと思ってました。

なので「影とりプロジェクター」のときに「あれ?もしや?」と思い、「めだちライト」で「やっぱり!!同一人物なのか!」となった経験は自分も同じです。

このように他の作品のキャラがそのままの設定で別作品に登場するとは思っていなかったものですから、「めだちライト」の時の興奮は今でもよく覚えています。

koikesankoikesan 2016/11/30 20:41 >コンスケさん

そうですよね!

「オールマイティーパス」や「出前電話」に星野スミレが出てきますが、この段階ではF先生のちょっとしたお遊びで“星野スミレ”という名前を使っているように思えますが、「影とりプロジェクター」を読んで「もしや!」と思い、「めだちライトで人気者」を読むことで『パーマン』の世界と完全にリンクしますね。

そんなふうに、星野スミレをとおして『ドラえもん』と『パーマン』の世界がハッキリとつながっていくのを感じたときの驚きや興奮や喜びは格別のものがありました。そして、星野スミレが大人になってもみつ夫のことを好きでいつづけ、彼の帰りを待っていることを知った感動は大きかったです。

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2016-11-25 ブラキオサウルスとティラノサウルスを発見!? このエントリーを含むブックマーク

 先日、岡崎市東公園を訪れました。紅葉で有名なスポットでして、どんな感じだろうと初めて足を運んでみたのです。

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 紅葉は紅葉で楽しんだのですが、それに加え、公園内にある池のほとりでたまたまカワセミを見かけて、その美しさに見とれました。カワセミを見るのは久しぶりだったのでなおさら“空飛ぶ宝石”といわれるその姿に感動しました。

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 私のコンデジカメラではここまで撮るのが精一杯ですが、カワセミの美しさはどうにか写しとることができたのではないでしょうか。


 カワセミといえば、『ドラえもん』の「バードキャップ」という話を思い出します。「小学一年生」1984年4月号で発表されたオールカラーの一編で、てんとう虫コミックススペシャル『ドラえもん カラー作品集』1巻の冒頭に収録されています。

“バードキャップ”は、かぶると鳥の習性が身につき、本物の鳥と仲良くなれるひみつ道具です。スズメ、ハト、ニワトリ、白鳥、ミミズクなどいろいろな種類のキャップがあって、スネ夫がかぶったのがカワセミだったのです。

 カワセミ化したスネ夫は、空をスイスイ飛んでいたら急に下降しだし、池に飛び込んでしまいます。それから魚をくわえ、再び池の中から飛び出てきます。カワセミは水に飛び込んで魚をつかまえる習性がある、というのがこの話のオチです。学習マンガ的な終わり方ですね。


 岡崎市東公園を訪れてよかったことは他にもあります。

 ブラキオサウルスティラノサウルスを発見したのです!(笑)

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 ブラキオサウルスとティラノサウルスが登場する藤子マンガといえば、まずは『大長編ドラえもん のび太と銀河超特急』が想起されます。

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 宇宙最大最新最高の遊園地「ドリーマーズランド」の中の「恐竜の星」で、ジャイアンとスネ夫が乗りこなそうとした恐竜がブラキオサウルスでした。そして、そうやって乗りこなそうと調教している最中に現れたのがティラノサウルスです。ブラキオサウルスはティラノサウルスの気配を感じ、ジャイアン・スネ夫を置き去りにして慌てて逃げ出すのでした。ただし、これらの恐竜は本物そっくりのロボットでした。


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 ティラノサウルスは、恐竜界の大スターです。藤子・F・不二雄先生の恐竜を題材にした作品で何度も登場しています。ティラノサウルスが特に活躍するのが『大長編ドラえもん のび太の恐竜』でしょう。

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 この作品の冒頭からして、ティラノサウルスがかかわっています。スネ夫がティラノサウルスの爪の化石を自慢するところから始まるのです。

 作中で生きたティラノサウルスが登場するのは、のび太ら5人がタイムマシンで白亜紀へ行ってからのことです。5人が夜を迎え、たき火を囲んで一億年前がどのくらい昔なのか語り合っていると、シダの茂みの向こうからティラノサウルスが姿を現すのです。ティラノサウルスは火を嫌ったのか、5人に襲いかかることはせず引き返していきました。しかし、白亜紀の恐ろしさを皆に植えつけるには十分でした。

 その後、白亜紀を冒険する途中で見つけた火口湖でキャンプをしようとしたら、ブロントサウルスの群れに遭遇します。そのブロントサウルスの群れを狙ってティラノサウルスがまた登場するのです。群れのうちの一頭に噛みついたティラノサウルスは、そのブロントサウルスを倒します。その直後、ティラノサウルスはブロントサウルスの赤ちゃんとそれを助けようとしたしずちゃんに気づき、襲いかかろうとします。ドラえもんが焦りながらも“桃太郎印のきびだんご”を食べさせると、ティラノサウルスはパタパタとしっぽを振りだし、皆になつきました。ティラノサウルスの背中に乗って遊べるほどでした。

 そして物語の終盤、大富豪ドルマンスタンをボスとする恐竜ハンター一味の秘密基地が舞台となります。ジャイアン、スネ夫、しずちゃんの3人は、恐竜たちを戦わせて見物する競技場の中で、体を縛られ吊るされています。のび太とドラえもんがそこへたどり着くと、ドルマンスタンは競技場にティラノサウルスを放ち、残酷ショーを楽しもうとします。縄で吊るされて身動きがとれないしずちゃんが食われそうになったその瞬間、ティラノサウルスはパタパタとしっぽを振り始めます。前に桃太郎印のきびだんごを食べさせたあのティラノサウルスだったのです。ここで形勢逆転。のび太とドラえもんはティラノサウルスの頭に乗って恐竜ハンター一味をやっつけるのでした。

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 私も、ティラノサウルスに捕食される寸前の位置に立って絶体絶命感にひたってみました(笑)


 ほかに、ティラノサウルスが出てくる藤子F作品で個人的に印象深いのは、『白亜荘二泊三日』、『キテレツ大百科』の「公園の恐竜」、『大長編ドラえもん のび太と竜の騎士』、『ドラえもん』の「恐竜ハンター」「地球製造法」「宇宙ターザン」などです。これらにはティラノサウルスという名前が出てこない作品もありますが、おそらくティラノサウルスだろうと思われるものを選びました。

T・Pぼん』の「バカンスは恐竜に乗って」も思い出します。一億九千万年前(三畳紀ジュラ紀の中間)の南アフリカに来た凡がティラノサウルスを見に行きたいと希望したものの、リームが「白亜紀ね。あと六千万年」とあっさり却下するシーンが好きなのです(笑)


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 ブラキオサウルスはとにかく巨大ですね!

 藤子F先生はてんとう虫ブックス『藤子・F・不二雄 恐竜ゼミナール』(1990年、小学館)でブロントサウルスなど巨大恐竜についてこう書かれています。

「恐竜は巨大な生物であった」と、なん度もかきました。地球上に生命が誕生して以来、最大の動物というのが恐竜なのです。その中でもいちばん大きいといわれていたのが、1984年(昭和59年)に「アメリカの恐竜展」で日本にも公開されたブラキオサウルスでした。体長22.5メートル、立った時の高さが12メートルもありました。12メートルといえばビルの3階の高さにあたります。

 これで大きさナンバー・ワンが決定かというと、その後さらに大きな恐竜が発見されたというから驚きます。ブラキオサウルスより大きいということから「スーパーサウルス」と名づけられたディプロドクス科の恐竜です。体長が24メートル、高さが15メートルの大きさでした。

 しかし、スーパーサウルスの天下も長くは続きません。推定体長30メートル、高さ18メートルの「ウルトラサウルス」が発見され、その記録がぬりかえられたのです。18メートルといえば、6階建のビルの大きさになります。かりにウルトラサウルスがおとなしい恐竜で、頭のてっぺんに乗せてくれるといわれても、高所恐怖症のぼくは、えんりょしたい気持ちです。

  (略)

 ところが、これらの巨大恐竜をはるかにしのぐ恐竜が次つぎと発見されたと、恐竜の最新情報が伝えています。1987年(昭和62年)には、推定体長30〜37メートル、高さが20メートル、体重は85トンにはなるだろうという恐竜の化石が発見されています。スーパーもウルトラもすでに使ってしまっているところから、地震竜・サイズモサウルスと名づけられています。その翌年に発見された巨大な骨盤から推測される恐竜の体長は40メートル以上で、ディプロドクス科の恐竜ではないかといわれています。

 恐竜の研究は日進月歩ですし、はるか太古のことなので諸説あるわけですが、ブラキオサウルスが最も大きい恐竜と言われていた時代から次々と最大の恐竜(=史上最大の陸上動物)の記録が塗り替えられていることがうかがえます。現時点で最大の恐竜は、アルゼンチノサウルスと言われていますね。発見された骨の部位から推測される全長はおよそ35〜45メートル、体重はおよそ90〜110トンだとか。恐竜研究の世界ですから、これにも異説がありましょうが。


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 巨大なブラキオサウルスの脚にしがみついてみたら、『大長編ドラえもん のび太の恐竜』の劇中でブロントサウルスの脚をさわって興奮するスネ夫とジャイアンの気持ちに少しだけなれました♪


 岡崎市東公園では、これら実物大のリアルな恐竜像が無料で自由に見られるのです。『のび太の恐竜』や『ジュラシック・パーク』など恐竜映画で得た感動のかけらを味わえました。


 ※ブロントサウルスは、先に名づけられていたアパトサウルスと同じ恐竜であると結論され、アパトサウルスに名称が統一されました。それを受けて、『のび太の恐竜』の単行本でも該当箇所がアパトサウルスに改められました。ところが、昨年でしたか、「やはりブロントサウルスとアパトサウルスは別属の恐竜であった」という研究結果が発表され、今後ブロントサウルスが再び独立した恐竜になるのか気になるところです。いずれ『のび太の恐竜』のアパトサウルス表記が再びブロントサウルスに戻される日が来るのかもしれません。子どものころ触れた名前がブロントサウルスなので、私は個人的にはブロント派です(^^) むろん学問的な正しさが重要ですが、ブロントサウルスの復活に期待したいです。

塁 2016/11/27 19:07 「のび太の恐竜」が、初めて描かれた時は、日本で発掘されった恐竜では、まだフタバスズキリュウくらいしか、有名ではありませんでしたからね。
(首長竜は、厳密には恐竜ではないのですが・・・)

この作品が描かれたいた頃は、「恐竜は爬虫類」というのが定説でしたが、現在では、むしろ「鳥類に近い」とされていますね。

当時は、ブラキオサウルスやアパトサウルス(こう表記しておきます)などの雷竜は、水中で生活していたとされていましたが、今では間違いだったとされていますね。

あの体つきでは、水中の生活には適していません。圧死します。
子供の頃に読んだ恐竜の本では、雷竜は必ず水中(湖でしょうね)の中にいる絵が、描かれていましたが・・・

最近では、角竜の「トリケラトプスとトロサウルスは同一種」という研究発表もされましたが、何でも「トリケラトプスが老体化したのが、トロサウルス」だそうで・・・

後、草食とされてきましたが、「実は雑食だった」という説も出てきたようです。

ころころ変わりますね。
真面目にタイムマシンでも発明されない限り、恐竜の解明は不可能ですね。

私的には、トリケラトプスの背中に乗ってみたいです。ステゴサウルスは、無理そうですが・・・

追伸
ブロントサウルスとアパトサウルスが同一種とされたのは、ある学者が、ライバルの学者への嫉妬心からだそうで、ケチをつけたその学者の論文が、通ったためだそうです。念のため・・・

koikesankoikesan 2016/11/28 18:49 >塁さん

恐竜の研究は日進月歩だと上の記事でも書きましたが、塁さんが挙げられた事例のひとつひとつを見ても、まさにそのとおりですよね。

ティラノサウルスに羽毛が生えていたかもしれない、という説も出てきていますし(ティラノの近縁種の羽毛は発見されているが、ティラノ自体の羽毛はまだ発見されていないとか)、ティラノサウルスは研究が進むにつれてそのイメージが最も大きく塗り替えられていった恐竜のひとつですね。

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2016-11-18 相撲と藤子Fマンガ このエントリーを含むブックマーク

 ただいま大相撲九州場所が開催中です。

 今場所は、白鵬の通算1000勝、豪栄道の綱とり、高安の大関とりがかかっていて、見どころが多いです。全15日間のうち本日で6日目が終わり、白鵬はすでに3日目に通算1000勝を達成しました。豪栄道はきのうまで全勝だったのですが今日負けてしまって5勝1敗。優勝か優勝に準ずる成績じゃないと場所後の横綱昇進は難しいので、もう終盤まで1敗もせずに行きたいところです。高安は現時点で3勝3敗と苦しい星勘定。大関昇進の目安として、今場所は12勝(3敗)以上の成績が必要なので、すでに3敗してしまっていてはかなり厳しいです。むろんまだ可能性は残されているので奮闘してほしいです。


 などと語りたくなるくらいには私は大相撲が好きでして、通常はテレビ観戦で楽しんでいますが、今年の夏は、大相撲名古屋場所十三日目を愛知県体育館で生観戦できました。

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 相撲といえば、藤子Fマンガのなかの相撲ネタで印象深いものがあります。『ドラえもん』の「ゆめふうりん」(てんとう虫コミックス2巻収録)です。

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 大人になったらガキ大将になりたいと堂々宣言するのび太…。将来の夢がそんなふうですから、それを聞いたパパはまともに意識を保っていられないほど落胆し、ドラえもんもまた呆れ顔です。

 そこで、眠っている子どもたちに対してなら、たとえ今ののび太でもガキ大将になれるだろうとドラえもんが出してくれたのが“ゆめふうりん”なるひみつ道具です。ゆめふうりんを使って、何人もの友達を空き地に集めます。友達はみんな眠ったまま起きてきた状態です。意識が睡眠状態ですから、のび太の言うことに従ってくれるはずです。

 そうしてのび太は、友達一人ひとりと順番に相撲をとるわけですが、まず眠ったままのジャイアンに負け、スネ夫にも負け、あげくのはてにしずちゃんにも負けてしまい、さらに他の友達との取組で自ら転んで自爆する始末。それを見たドラえもんは、「のび太くんに負けるのは、たいへんむずかしいことなんだなあ」とこぼします。その呆れと悟りと諦めが入り混じったリアクションが絶妙のおもしろさを醸し出しています。


 「ゆめふうりん」の物語は、「ぼくはだんぜんがき大しょうになる!!」とのび太が将来の夢を宣言するところから始まって、大人になったのび太が子ども社会のガキ大将になっている想像図、「あちまれェ」と不慣れな号令をかけるのび太の上気した表情、のび太に負けるのはとても難しいことだとあらためて思い知らされるドラえもんの場面まで、個人的におもしろポイントが満載で大好きです♪


 『ドラえもん』の「ロボットペーパー」(てんコミ11巻)では、のび太たちいつものメンバーが紙相撲をやっています。各人の紙力士のしこ名は、のび太→ノビタ川、しずちゃん→シズノ花、ジャイアン→ジャイデン、スネ夫→スネオ山です。

 「のび太は紙ずもうでも弱い」とバカにされたのび太は、帰宅するなり「ドラえもん、紙」と紙相撲用の紙を要求します。ところがドラえもんは、のび太のほうを振り向かないまま無表情で「あいよ」とトイレットペーパーを渡します。受け取ったのび太はトイレの前までいったん歩いてから再び部屋へ戻って「トイレの紙じゃないよっ。もっとあつくてじょうぶな紙」とドラえもんに怒ります。この流れ、お笑いで言うところの“ノリツッコミ”のようです(笑)

 ドラえもんが無表情で何かするシーンはF先生らしいクールな笑いが感じられることが多く、この「あいよ」も例外ではありません。ノリが良いようにも、ぞんざいな態度にも受け取れて、それが妙におかしいのです。

 『ドラえもん』の「友情カプセル」(てんコミ4巻)の最後のコマで力士に思い切り強く抱きしめられるスネ夫の泣き顔も印象的です(笑)


 『オバケのQ太郎』(F先生とⒶ先生の共著)の「クークークー」(藤子・F・不二雄大全集3巻収録)では、言葉だけのささやかな相撲ネタが見られます。ハトになりきったQちゃんが他人の家で「クークー」と鳴きまねをしたら、その家の人は「食う食う」と食べ物をおねだりされていると勘違いして、Qちゃんにごはんを食べさせてやります。うまそうにごはんを食べるQちゃんを見ながら家の人は、「きみは空飛ぶおすもうさんか」とツッコみます。このセリフ、もとは「きみは空飛ぶこじきか?」でした。もとのセリフのほうがツッコミとして的確だし笑いの効果も高いと思うのですが、この語は現在の人権意識などを鑑みて自主規制の対象になることが多く、藤子作品でもことごとく別の言い方に修正されています。

 『オバケのQ太郎』の「新弟子「三毛山」」(F全集9巻)では、Qちゃんが相撲部屋(イタチ山部屋)へ強引に弟子入りしようとします。弟子入りするには目方も背も足りないと言われたQちゃんが、目方を増やし背を伸ばすために取った方法が単純な即物性に満ちていて笑えます。とにかく腹いっぱいに食べて目方を増やし、戸と柱で体を挟んでその圧力で背を伸ばしたのです(挟んだ分、体の横幅は細くなりました)。三本の毛で髷を結った姿もほほえましい!


 相撲部屋への弟子入りといえば、『エスパー魔美』の「まいもどった赤太郎の巻」も思い出します。“学園暗黒地帯の帝王”といわれた悪漢・黒田赤太郎は、学校を卒業しても仕事が長続きせず、在校生を恐喝したりして悪事を続けていました。そんな赤太郎が相撲部屋(年波親方の部屋)に弟子入りすることで自分の居場所と目標を得て更生するのです。「けいこがたのしくてしようがないんだ」と語る赤太郎の表情は、それ以前の極悪だった彼の顔つきを知っているだけに、憑き物が落ちたようにすがすがしく感じられます。



 ※11月17日(木)、「ビッグコミック」12月増刊号が発売されました。藤子不二雄Ⓐ先生と西原理恵子先生の連載コラボエッセイ『人生ことわざ面白“漫”辞典』は、第48回「自慢たらたら」です。聞かされる側の気持ちを思えば自慢などすべきではないが、ついつい自慢をしてしまっている…という話題です。

塁 2016/11/18 22:18 亡き父が、昔に当時の立田川部屋(鏡里さんのころです)の講演会に入っていまして、毎年、春場所(大阪場所)の時には、よく部屋の宿舎に連れて行ってもらい、本場のちゃんこ鍋をごちそうになりました。

今、若い者頭をやっている、福の里さんが現役の頃ですね。
そのせいか、毎年カレンダーや、毎場所には、番付が送られてきました。

当時はまだ、立田川部屋には関取はいませんでしたので、力士たちは雑用をしていました。

父は部屋に、ひいきにしている力士がいましたが、彼は幕下どまりでした。

当時の部屋付きの親方の方には、お寿司をごちそうになった事もあります。回転ではありません。お寿司屋さんの寿司です。

両親が相撲好きで、子供のころは、よく春場所を見に行っていました。千秋楽が多かったですね。

父は、北の湖関から、サインをいただいたこともあるようです。

私は、引退したばかりの魁傑関に、電車の中で偶然会い、ダメ元でサインをお願いしたら、快くしてくださいました。

後、高望山関にも、サインを頂いたことがあります。

父は晩年は、稀勢の里関を応援していましたが、嘆いていましたね。

追伸
私的には、地元の奈良市出身の、徳勝龍関にがんばってほしいのですが、今場所は十両に落ちて、まだ1勝です。(現時点で)

私個人は、今は隠岐の海関や勢関を、応援しています。

F先生は、小錦関のファンだったんですよね。

koikesankoikesan 2016/11/18 23:13 >塁さん

大相撲にまつわるいろいろなお話をありがとうございます。

大相撲ファンにとってはうらやましい体験をされているんですね!
私はもっぱらテレビ観戦するばかりのライトなファンなので、そういう体験から縁遠い感じです(^^)

塁さんがいま応援されている力士のなかで今場所とくに調子がいいのは勢関ですね!
勝つだけじゃなく、四股名のとおり勢いのある相撲で観る者を楽しませてくれています。

今場所の行方が楽しみです。

人間やじろべえ人間やじろべえ 2016/11/20 01:02  実は自分も子供の頃から大相撲が大好きでして、当時は若貴ブームだった頃でしたが、僕は水戸泉のファンでした。

 中学の頃に自宅でもBS中継が視聴出来るようになったのですが、父親がBSでの幕下での取り組みを観戦していたのを発見して、13時よりオンエアしていたことを知って、幕下や三段目上位の取り組みだと、関取として活躍されてた力士や、将来有望の力士や、ベテランながら関取を目指す位置の力士も多く、この時間帯が面白いと気付いた頃でした。

 自分がネットを始めて知ったのですが、幕下止まりでも生涯勝率は5割超えてるそうです。だから赤太郎が弟子入りしたエピソードは私も名作だと思いつつも(TVで拝見する機会が近いと確信している)魔美には申し訳無いけど、名作が台無しになってしまう可能性の方が高いかもしれませんね(苦笑)。

koikesankoikesan 2016/11/20 12:42 >人間やじろべえさん

人間やじろべえさんも大相撲がお好きなんですね!

私は何年たってもミーハーな大相撲好きでして、幕下以下の取組を観ることはほとんどありません。だいたい十両以上をテレビ観戦している感じです。

塁 2016/11/21 18:39 相撲の続きになりますが・・・

エスパー魔美の赤太郎が、相撲部屋に入門し、「けいこが楽しくて仕方がない」と言っているシーンがありますが、あの時間帯に稽古をしに行くということは、まだ正式入門ではないですね。

それまで、荒れた生活をしていた赤太郎なら、ようやく自分の生きがいを見つける事が出来て、嬉しいんですね。

でも、新弟子は、朝の5時には、稽古を開始しますので、赤太郎はまだ甘やかされている時期なんですね。真面目な話・・・

正式に入門すれば、公私共に辛い時期が待っていますが、彼なら乗り越えて、関取になれると信じています。

でも、相撲界で一番辛いのは、その新弟子のころではなく、幕下上位なんですよね。
幕下の下位や、三段目以下で、頭打ちにあったり、跳ね返されれば、「自分には実力がない」と、あきらめもつきます。

でも、幕下上位となると、そうはいきません。もう少しで十両が見えます。十両と幕下以下では、雲泥の差ですので、何とかその地位をつかもうと、みんな必死になります。

この地位は、他人の事は構っていられません。自分本位になり、同部屋だろうが、兄弟だろうが、関係がなくなります。十両下位の力士も、「落ちてたまるか」と必死になりますので、厳しい相撲界でも、もっとも厳しい地位ですね。

ちなみに、若貴時代は、私は逆に相撲から多少離れていましたね。寺尾関とか、三杉里関とかは、応援していましたけどね。

koikesankoikesan 2016/11/21 20:04 >塁さん

大相撲に関する思いや知識をありがとうございます。
興味深く拝読しました。

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