家族でボランティア

はじめて家族揃って被災地ボランティアに行きました。4/20-22にわたって陸前高田と石巻に行くバスツアーです。金曜日の夜、新宿西口で集合し、翌朝陸前高田に到着、そしてもともとは大きな民家があった跡地のがれき処理をおこないます。梅がきれいで、桜はもうあと1週間先でしょうか。でも冬の頃に比べて、バスの外に出るのに勇気はいりません。普通の寒さになりました。
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初めてツアーに参加した家人と息子、普段はボランティアの「ボ」の字もありませんが、9:30頃から14:00まで、土堀、石拾い、ゴミ出しと頑張って作業をしました。このツアーでは温泉宿も料理が美味しかったし、翌日石巻で観光協会のガイドさんのツアーは、当時の切実な様子がよくわかったし、ということで盛りだくさんの内容でした。家族3名分ではバスツアーといえど結構な出費になりますが、それでも現地で見たり聞いたりするのは、高校生の息子にとってもきっとよい社会勉強になるだろうと思って帰って来ました。

それにしても家族も驚いていましたが、このバスツアーはおしゃれなイマドキの若者たちで一杯で、こんなふうに若い人のチカラが被災地復興に注がれるのは、被災地のためにも、これからの世の中のためにもいいことだなぁと頼もしく眺めていました。うん、いいことです。もうひとつは、岩手日報河北新報福島民報と地元新聞を読んだり、現地の方の(限られた方達でしたが)コメントの中には被災地と中央との間に距離感が出始めているような印象を受けました。とくに福島は東京で話に上っている以上に深刻な状況が依然続いているような様子が地元新聞の記事でよくわかりました。高速道路沿いでは福島方面は見事な桜が咲いていました。こうした見事な桜で福島の方々の気持ちが少しでも春らしく、前向きになれるといい、今度は福島支援だなと考えながら帰途につきました。