西国分寺に駅ナカ施設「nonowa」オープン

おそらくJR中央線、八王子駅までのなかでもっとも寂しい駅前はJR西国分寺駅だろうとずっと思っていました。駅の西側はまだ大型のマンションやいずみホールがありますが、東側は...ちょっとなぁと常々思っていました。ここは首都圏の外環を走る武蔵野線との乗換駅なので一日の乗降客数は14万人!と多いにも関わらずです。「それじゃ駅のなかに...」とJRも気付いたのか、このたびようやくできました、駅ナカ施設。名前はイマイチですが「nonowa」が9/13にオープン。週末を迎え、早速見物に行ってみるとまだ養生が外れていない箇所が随所にあり、スケジュールどおりに色々準備が間に合わなかったところはさておいて、さすがにどのお店も見事に駅ナカでした。シュークリームのビアードパパだけ、改札の外にあるのですが、それ以外の店舗はいずれもホームまたは乗り換え用の通路的なところに設置されています。

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1階は中央線界隈で有名なスイート店、はらドーナツやお手頃な価格で美味しいケーキで有名な地元の名店ルスリールダンジュが。短いエスカレーターに上がって2階(?)に行くと、噴水を囲むように雑貨店、オリオン書房、TULLY'Sなどが並んでいます。ちょうどオープン記念でカントリーバンドが生演奏をしていました。ちなみにこのTULLY'Sはテラス席もありますし、17:00以降はモヒートまでメニューに登場する珍しい形式のお店のようです。
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中央線のホームでは、ウエスタン調の外観の「ミスタードーナッツ」と「はなまるうどん」など。ちょうど女子高生が珍しそうに眺めていました。彼女たちには学校帰りにはミスドは便利な場所かもしれません。下りのホームには同じく西部劇風のしつらいで、コーヒーハウス、QB-HOUSEが並んでいました。もちろん無いよりはあったほうがよいですが、いずれも地元の人が日常的に利用するお店は少なく、しかもほぼ完全に駅ナカにある施設であるため、やや利用しづらい印象を受けました。また女性向けのお店がほとんどで、自分のようなサラリーマン向けではないことは確かです。もっとも西国分寺駅、国分寺駅には、サラリーマンには憩いの場ともいえる角打ちの名店「芳一」があるので、このnonowaのオープン如何に関わらず、美味しいもつ焼きとエビスビールで十分、という方がたくさんいらっしゃるでしょうね。