江戸時代の旅人体験


金時山登山第二弾。第一弾の時は曇りで、富士山はかくれんぼしたまま出てこなかった。今日は、いい天気。富士山を見つけられそう。
フツーなら、新宿から高速バスで乙女峠バス停ってルートなんだけど、この間の高速バスの事故のニュースが引っかかる。なんで、箱根まではロマンスカーで行くことにした。新宿で特急券を買おうとすると、次のロマンスカーの出発まで、あと7分。間に合うのか?なんて悩んでいる間に時間が過ぎる。30分後のロマンスカー特急券を購入。箱根湯本から路線バスに乗り、乙女峠バス停に到着すると富士山がお出迎え。準備運動を済ませ、いざ出発!時間はたっぷりあるので、ゆっくり登る。第一チェックポイントの乙女峠到着。ここでも富士山がキレイに見える。第二チェックポイントの長尾山到着。ひと休みして、おにぎりを1つ食べる。エネルギー満タン。金時山山頂目指して出発!茶屋の屋根が見えた。山頂はすぐそこだ。「もうすぐだよ。ガンバッテ」と降りてくる女の子に元気付けられ、たくさんの人がいる山頂に到着。振り向くと富士山どーん!これが見たかった。大願成就。マサカリ担いで記念撮影。金時娘に会いに金時茶屋へ行くと、チョー満員。きのこ汁を諦めて、富士山を眺めながらおにぎりを食べる。青い空、白い富士山。おにぎりがとーっても美味しくなる。しばらく富士山を眺めていると、子供が「金太郎いないね」と話している。見ると「金」と書かれた腹掛けを付けている。金太郎いるじゃん。

トイレを済ませ下山開始。前回同様、金時神社へ降りる。途中、家族連れの為渋滞ってのが何度かあったのが良かった。いつも釣られて早くなっちゃうのに、ゆっくり下山出来た。奥の院のマサカリと神社のマサカリで記念撮影。日本人が知っておくべき3大マサカリを写真に収める。金時神社で無事下山出来たことを感謝し、参拝。「頂上の娘さんご存知?」と夫婦連れに声を掛けられる。「金時娘ですか?」と返すと、「そう、みんな知ってるのね」と奥さん。千葉から来られてそうで、「小田原で食べた海鮮丼おいしかったわよ」と奥さん。でも「千葉の方がウマイよ」と旦那さん。「今日帰るの?」「泊まってきます」「いいなあ」なんて会話を交わし、さようなら。さあ、温泉入ってビール飲むぞ!

宿にチェックイン。温泉に浸かり疲れを癒し、ビール飲んで、美味しいもの食べて就寝。7時に起きて温泉へ。朝ご飯をいっぱい食べてチェックアウト。今日は、箱根旧街道をハイキング。バスで、箱根関所跡へ。フツーは、湯本から出発なんだけど、今日帰るし、こっちからだと下りだしってことで関所跡を出発に。江戸時代の旅人って体で、雰囲気を楽しむ為に、関所を通り抜けて行こうと思ったが、資料館の観覧料を買って入るひとばかり。通り抜けるだけならタダのハズなんだけどなあ。なんか言われたらイヤなんで、フツーの道路を通って杉並木へ向かう(帰ってから調べたら、やっぱり通るだけならタダだった)。この杉並木、1619年に川越藩松平正綱が、夏の強い日差しや寒風から旅人を守るために作ったとのこと。とーってもいい雰囲気。一旦、道路に出てから石畳へ。こちらもいい雰囲気出している。

ゴールの甘酒茶屋に到着。まだまだ、道は続いているが、今日はここまで。甘酒茶屋で甘酒を飲み、磯部焼きを食べる。店内には、囲炉裏が焚かれている。こちらもまたまたいい雰囲気。最後まで、江戸時代の旅人体験を楽しめた。
次回は、湯本から旧街道を歩こう。