kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

林芳正の入閣は安倍晋三への縛りか?

林芳正」というのが安倍晋三人脈であることは当然知っていた。しかし、「林芳正 安倍」という複合検索語でググったら、こんな記事が筆頭で見つかるとは思わなかった。
林芳正候補(自民・山口選挙区)の支援企業をめぐる談合疑惑 - kojitakenの日記

これは、昨年7月21日付の当ブログの記事だ。以下再掲する。

2ちゃんねる」の「林芳正」スレを見ていたら、どっかに見覚えがある書き込みがあった。
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/giin/1184076414/55

 今年八月下旬、安倍氏の実兄が絡んでいるという談合情報が寄せられた。下関市の社会教育複合施設の建設事業(設計・建設・管理運営を含めて約一五五億円)では、入札(選考)はセレモニーにすぎず、すでに「三菱商事広成建設サンデンハウジング」のグループが本命になっているというのだ。三菱商事は、安倍氏の実兄・安倍寛信氏の勤務先である。
 下関市役所の担当課(社会教育課)に聞くと、「入札に参加した企業名は公開していない」との回答。とすれば、内情を知りうる関係者からのリークの可能性が高い。これについて三菱商事は「この件について興味はもっているが、入札に参加したか否かは答えられない。安倍官房長官(当時)の実兄が勤務しているということは、入札とは全く関係ない」(広報部)と談合疑惑を否定した。地元事情通のA氏はこう話す。
「『サンデンハウジング』は下関の総合商社といわれる『サンデン交通』グループの一つで、林芳正参院議員の支援企業として有名。『広成建設』(広島市)はJR関係の工事を中心に請負う会社だが、江島潔市長の父親は国鉄マンを経て参院議員を務めた。談合情報が事実とすれば、安倍系・林系・市長系の三社が組んで本命となった形だ。実際、建設業者に『なぜ入札に参加しなかったのか』と聞くと、『本命が決まっているから参加して手間をかけるだけ無駄』と言っていた。談合情報の信憑性は高い」
 社会教育課は「談合情報は寄せられていない」というが、大型物件(約一五五億円以上)にもかかわらず、三グループしか参加していないのは不可解だ。

安倍晋三の本性」(俵義文/魚住昭佐高信横田一週刊金曜日取材班=金曜日刊、2006年=より)

これは、明記されているように「安倍晋三の本性」という本からの引用だが、どう見たって「きまぐれな日々」からの孫引きじゃん。引用元を示す部分でわかる。ブログの影響力は、アクセス数だけにとどまらないプラスアルファがあるのだ。

安倍晋三の本性

安倍晋三の本性

この林芳正というのは、参院選山口選挙区の自民党公認候補で、苦戦が伝えられる自民党の中にあって、終始優勢を保っている候補だと報じられている。しかし、実態は安倍一族とべったり癒着した人物であることが容易に推測される。

山口県民よ、こんな人物を当選させても良いのか?

当時2ちゃんねらーにパクられた「きまぐれな日々」の記事にも、改めてリンクを張っておく。
きまぐれな日々 安倍晋三の正体

これらを参照すればわかるように、林芳正というのは安倍晋三とべったりの人物だ。今回の福田改造内閣においては、野田聖子ともども47歳で最年少だが、一族郎党のコネがあるから参議院議員になれた人物というべきだろう。

ともあれ、この人事はもろ「安倍人脈」の林氏を入閣させることによって、安倍晋三が仲の良い平沼赳夫と語らって反政府的言動をとるのを抑える、いわば「安倍シフト」の狙いがあると考えるべきだろう。

平沼赳夫ともども、安倍晋三福田康夫によって強力な縛りをかけられたといえる。このあとしばらくは、極右勢力はおとなしくせざるを得なくなるのではないか。