昨日（8月2日）朝、悪名高い辛坊治郎の番組「ウェークアップ！」に竹中平蔵や橋本徹が出演して好き勝手しゃべっていたが、竹中は福田改造内閣に「カイカクを後退させる」とか「カイカクをやりたくない」などと批判を続けていた。そして、「挙党一致内閣などと言われるがとんでもない」と言い放ち、新自由主義陣営は福田改造内閣など支持しないという対決姿勢を鮮明にした。
読売新聞のナベツネは市場原理主義反対のはずなのだが、大阪のよみうりテレビはこの辛坊の番組のほか、「たかじんのそこまで言って委員会」も製作しており、ネオリベ・ネオコンの牙城といえるだろう。そこでは、旧保守はよく思われない。内閣改造の翌日にいきなり竹中平蔵を呼ぶなど、露骨な「カイカク応援団」ぶりだ。
一方、フジテレビの「報道2001」は旧保守とネオリベ・ネオコンに対して等距離のようだ。おそらく、自民党であれば何でもOKで、中身は問わないのだろう。
ここでは、コイズミカイカクをこき下ろす西部邁に対し、伊吹財務相がカイカクそのものは否定しない発言をしていて、これだけ露骨なコイズミ外しをしていてなお、コイズミカイカク批判が自民党内でタブーになっている現状を露呈していた。
自民党は、どうしようもない末期症状を呈している。
http://www.asahi.com/politics/update/0803/TKY200808020342.html
朝日調査の内閣支持率横ばいは良いとして、麻生新幹事長を51%が評価って本当？
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080802-OYT1T00907.htm?from=main2
読売は他紙や通信社と比較して、異様な支持率アップ。
読売新聞社が１日夜から２日にかけて実施した緊急全国世論調査（電話方式）で、福田改造内閣の支持率は４１・３％、不支持率は４７・０％となった。
単純比較はできないが、面接方式での７月世論調査（１２〜１３日）の支持率２６・６％、不支持率６１・３％に比べて評価は好転した。自民党幹事長への麻生太郎氏の起用を「評価する」は６６％に上っており、実力者の起用による政策実行力向上への期待感が政権への評価を押し上げたことがうかがえる。
（2008年8月3日03時01分 読売新聞）
おおかた、電話口で誘導尋問するか調査対象者を脅すかしたんだろう。「単純比較はできないが」とエクスキューズしているあたりが怪しい。
朝日でも疑問を感じた麻生起用の評価は、ナナナナナント！ 66%！！ 安倍内閣発足時の支持率とほとんど同じじゃん。
[きまぐれな日々」に下記記事を公開した。
きまぐれな日々 麻生太郎・自民党新幹事長はどんな人物か
