kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

研究社の英和中辞典批判者ってソエジーだったのか

「ラー」 - Living, Loving, Thinking, Again より。

http://d.hatena.ne.jp/Sunny_Side/20091202/1259756595


ラーメンではなく、副島隆彦が英語のlawを「ラー」と読んでいるという話。手許の英和辞典を見ても、lawには日本語の「ロー」に近い発音しかない。あっまずい! これ、研究社の『リーダーズ+プラス』だよ。副島ちぇんちぇーはたしか、研究社の『英和中辞典』にいちゃもんをつけてブレイクした人。研究社かよと一蹴されて、終わりかも知れない。ところで、そのいちゃもんの内容と顛末については知らないのだ。

えっ! あの研究社の辞書を批判した人ってソエジーだったのか! 知らなかったというか、当時は知ってたんだろうけどすっかり忘れていた。「そういえば」という思いさえなく、批判者の名前など完全に頭からすっ飛んでいた。『別冊宝島』に載っていたらしいソエジーの主張を立ち読みしたことだけは覚えているが、中身については全く覚えていない。でも、当時10年以上使っていた英和辞典を買い換えようと思っていたタイミングにこの批判が世間を騒がせていたから、私もそれまで使っていた研究社の『英和中辞典』から小学館の『プログレッシブ英和中辞典』に乗り換えたのだった。結構良い辞書だと思っていたが、lawを「ラー」と読むソエジーのお勧めだったかと思うとなんだか癪に障る。しかも、コメント欄を見るとソエジーは逆批判を受けて遁走したとか。

ところで、このソエジー植草一秀先生のお仲間だということは、忘れずに毎回書いておかなければならないと思う。

「天皇の政治利用」の件で、なぜ腰抜け「リベラル」たちは改憲派や自主憲法制定派に「お前が言うな」と言わないのか

◎ 政 治 ◎ 天皇陛下の「政治利用」に対する抗議 « 城内 実(きうちみのる) オフィシャルサイト より。

天皇陛下の「政治利用」に対する抗議
2009-12-14 21:36 by 城内 実


 本14日、午後2時半より天皇陛下の「政治利用」問題について各種議員連盟平沼赳夫先生とともに出席した。いてもたってもいられないので国会が閉会中であるにもかかわらず急遽前日から上京した。
 それでも、浜松日程があるため、午後4時03分発の東京発のひかり号にのらないといけないので、午後4時からの記者会見には残念ながら出席できなかった。(ちなみに安倍晋三元総理とは、朝ある朝食会にご一緒させていただいたが、そのままタイへ向かわれたので午後の会合には出席できなかった。)
 一連の会合は自民党を中心とするものであったが、こんなに重大事件にもかかわらず、たった10数名しか自民党から集まらなかったのは今の自民党の鈍感なまでの危機意識のなさを感じた次第である。
 いずれにせよ、とんでもないことになった。良識ある国民の党派を越えた平和的な抗議行動を望む次第である。 

城内実先生はたいそうお怒りである。いつものように、記事中に平沼赳夫だの安倍晋三だのという名前が出てくるが、どうして一部の民主党シンパたちがこんな男を応援するのか私にはさっぱりわからない。

この「天皇の政治利用」の問題は、なぜか与野党、マスコミがこぞって鳩山由紀夫首相と小沢一郎民主党幹事長を一斉に批判する状況になっている。たとえば、昨日(13日)のテレビ朝日サンデープロジェクト』で普天間基地移設問題が議論された時、極右の渡辺周を含めて与党はがっちりスクラムを組んで野党・自公と渡り合っていたが、「天皇の政治利用」問題が持ち出されるや、当の民主党渡辺周ばかりか、社民党阿部知子や、左から与党を批判する立場の共産党小池晃までもが、政府による「天皇の政治利用」を批判した(但し、テレビを見ていて感じたのだが、この三人は場の雰囲気や司会の田原総一朗の剣幕に押されて、しぶしぶながら政府を批判していたようにうかがわれた)。大手新聞も、右派の産経新聞や読売新聞だけではなく、朝日新聞毎日新聞も社説で取り上げて政府を批判した。毎日新聞はやや腰が引けていたが、朝日新聞は結構ストレートな物言いで政府を批判した。

だが、これに釈然としないのは私だけだろうか。

中国を特別扱いするなというのは正論だ。だが、そもそも「憲法改正」や、上記の城内実のように「自主憲法制定」を目指している人間が「天皇の政治利用」を批判するのはおかしい。「自主憲法制定派」が復活を目指している大日本帝国憲法第三条の「天皇ハ神聖ニシテ侵スヘカラス」は、究極の「天皇の政治利用」ではないのか。なぜ、「リベラル」の人たちは、自民党(特に安倍晋三ら)や城内実に対して「お前が言うな」と批判しないのか。なんという腰抜けぶりだろうか。

中国から帰国した小沢一郎は、「天皇の政治批判」という批判に反論し、逆に羽毛田信吾宮内庁長官を激しく非難した。私は、羽毛田による今回の批判劇に関して、この羽毛田という男に右翼イデオロギーの匂いを嗅ぎ取り、これに強烈な反感を持っていた。この件に関しては、小沢の記者会見における傲慢な口調に抵抗を感じるところもあるとはいえ、小沢一郎を支持する。

そして、最近共感することがきわめて少なくなっていた『カナダde日本語』の記事に久々に共感した。

カナダde日本語 習近平国家副主席と天皇会見:安倍晋三はこれ以上恥を晒すな。

安倍晋三はバカを晒すな」。本当にその通りだ。そして、城内実もバカを晒すな、と私は言いたい。