kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

もっと周知されるべき「強者への逆再分配日本」応援団長・植草一秀と逮捕された「六本木の巫女」・原千春(原知遙)との「ズブズブの関係」

http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20110121につけたブクマに関して、id:AhamaYuiさん(=星影里沙・鍋パーティー広報室長)からidコールがあったので、元記事を読み直していたら、コメント欄が目を引いた。
http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20110121#c1295681290

怒りの投資家 2011/01/22 16:28


この「マスコミが伝えない真実を伝える」と称する評論家連には怒り心頭です。
船井、古歩道、コシミズ、植草、副島、天木、みんなに共通するのは、いまの社会、政府は間違っており、マスコミ情報は操作されているから信頼できない、などと主張すること。
そういう陰謀論が、巫女の「日本が破綻するから外国に口座を」という詐欺話に信憑性を与えておったのです。
しかも、彼らは、今では完全なほっかむり。
過去のブログ記事をこっそり消したり逃げ回っています。
それでいて、相変わらず政府やマスコミを偉そうに批判している。
詐欺師に金もらって原稿書いたり講演したりしてたくせに、
どの面下げて政治や経済を論じるのか。正に筆を折れ、です。


そうか、と思わず納得してしまった。

植草らの陰謀論が、巫女の「日本が破綻するから外国に口座を」という詐欺話に信憑性を与えていた、というコメント主の指摘は、金持ち増税や大企業増税なんかしたら、金持ちや大企業が海外に逃げていってしまうぞ、と宣伝する新自由主義者の手口を思い出させる。

副島や植草らが、全力を挙げて河村たかしの「強者への逆再分配日本」を応援する理由もわかろうというものだ。


さらに天羽探偵*1の調査は続く。なんと、「夢大陸と植草一秀」というタイトルのブログ記事も発掘した。
http://taro55.blog.so-net.ne.jp/2010-08-18


このエントリには、昨年6月に毎日新聞が報じた記事が引用されている。以下孫引きする。

金融商品取引法違反:夢大陸、メディア駆使し投資募る 「極秘情報」危機あおり


 金融商品取引法違反(無登録)容疑で福岡県警の家宅捜索を受けた福岡市早良区の投資コンサルタント会社「夢大陸」が全国各地の数百人から数十億円を集めたとされる問題で、同社はインターネットやFMラジオ、情報紙などさまざまなメディアで顧客の危機感をあおる情報を流して投資を募っていたことが、同社関係者への取材で分かった。複数のメディアを組み合わせる「メディアミックス」の手法が幅広い顧客の開拓につながったとみられる。

 同社関係者によると、女性社長は買収したFMラジオ放送局の番組「六本木の巫女(みこ)」などに出演して「日本円は紙くずになる」などと“予言”。「放送できない極秘情報を配信する」としてリポート(年間購読料3万円)も発行し、日本経済について独自の見解を示して資産運用の必要性を強調していた。

一方、社長が経営する保険会社主催の「金のなる木」と題した女性向け金融セミナーも福岡、熊本両県を中心に開催。「一番危ないのは日本」「円の価値が下がる」と参加者の不安をあおり投資を呼びかけていた。

 夢大陸のホームページ(HP)では「夢大陸への住人登録」としてメールマガジンの購読者を募集。配信の申し込みがあると、担当者からメールで返信をして、海外の国債や株式などの金融商品をあっせんしていた。顧客の投資相談に社長本人が応じることもあり、電話による相談は30分1万円、面接による相談は1時間2万円に価格設定されていたという。【川名壮志、近松仁太郎】


毎日新聞 2010年6月28日)


元記事には、2008年5月に福岡で行われた「夢大陸」のセミナーで植草一秀が講師を務めたことが指摘されている。植草がブログを開設して間もない頃である。「一番危ないのは日本」「円の価値が下がる」と参加者の不安をあおり投資を呼びかけたという金融セミナーの講師とは、いったい誰だったのだろうか。


さらに毎日新聞記事からの引用が続く。

金融商品取引法違反:「夢大陸」FMに聴取要請 放送法抵触の疑い−−総務省


 金融商品取引法違反(無登録)容疑で福岡県警の家宅捜索を受けた福岡市の投資コンサルタント会社「夢大陸」が全国から多額の投資資金を集めた問題で、女性社長が関連会社の地域FM放送局で顧客の不安をあおる経済情報を流したことが放送法に抵触する疑いがあるとして、総務省九州総合通信局が放送局に事情聴取を要請していることが分かった。放送局は、女性社長の体調不良を理由に聴取を拒否している。

 関係者によると、関連会社「福岡コミュニティ放送」が運営する「Style FM」は「六本木の巫女(みこ)」と題した番組で女性社長が「日本経済は破綻(はたん)する」などと危機感をあおる経済情報を流すのが売り物だった。放送を聞いたリスナーが関連会社である夢大陸に資産運用の相談をすることもあったという。

 九州総合通信局は5月下旬に「番組にだまされた」との被害申告が寄せられたのを受け、番組編集に当たって「報道は事実を曲げないこと」などと定めた放送法3条に抵触する疑いがあるとして放送局に事情聴取を要請。放送局は「社長が体調不良で不在」などと聴取を拒否したまま1カ月以上が経過しているという。九州総合通信局は「事実の報道がなされているのか確認したい。内容は経済情勢の予測とみられ、番組編集の自由もあるので、慎重な判断が必要」としている。【川名壮志】


毎日新聞 2010年6月29日)


植草を追及するブログ主の筆鋒は鋭い。以下引用する。

「5月下旬に「番組にだまされた」との被害申告が寄せられた」

「男性は08年夏、女性社長が自ら経営するFM放送局の番組で経済学者らと議論するのを聞いて興味を持った」「男性は投資を募った女性社長について「予言者として信頼していたのに裏切られた」と振り返り、子供の教育費などのため投資した約480万円の大半を取り戻せていない現状に怒りをにじませた」

「インターネットやFMラジオ、情報紙などさまざまなメディアで顧客の危機感をあおる情報を流して投資を募っていたことが、同社関係者への取材で分かった」

事件は金融商品取引法のみならず、放送法抵触の容疑もかけられている。そして最大の問題は投資の運用実態である。六本木の巫女こと原知遥社長は逮捕されるのか。どのような経済情報を誰がいつ発信したのか。今後の展開が注目される。


こうした背景が、最初に紹介した『vanacoralの日記』に寄せられた「怒りの投資家」さんの怒りのコメントにつながったのである。

投資コンサルタントである植草一秀にとっては、「金持ちへの利益誘導が第一」であることくらい、誰にだって想像がつく。こんな人間にいつまでも騙され続ける小沢信者こそいい面の皮である。

*1:「あもう」ではなく「あまは」と読む。