kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

島田紳助「引退」報道でバ勝谷誠彦のことを思い出したよ

何か島田紳助の「引退」がテレビ報道での前原誠司の話題を消したなどと溜飲を下げている人もいるようだが、このところ私はテレビを視聴する時間が短くなっているので、テレビってそんなに紳助の話題ばかりやっているのかと思っただけ。紳助については、7年前にマネージャーが暴行を受けた勝谷誠彦が何かコメントしたのか、それともまたいつものように勝谷が口を貝にしているのかに関心があるだけだ。


勝谷なる「電波芸者」の生態については、下記ブログ記事が参考になる。
http://blog.livedoor.jp/manguhsai/archives/1650538.html

ところで、勝谷氏は2か月前の6月20日の日記でこんなことを書いています。

ここ東京では観ることができないし、もし観られたとしても私は基本的にニュース以外のテレビは観ないのだが(笑)昨日オンエアの『たかじんのそこまで言って委員会』で橋下徹大阪府知事関西電力のバトル、とりあげていましたか?冒頭に松木謙公さんと原口一博さんの登場があって、後半はさまざまな対決「VS」の特集だったと思うのだが、本来はその中に「橋下さんVS関西電力」のコーナーが1本あったはずなのだ。オンエアされていないとすれば「潰された」わけです。


確認しましたが、確かに6月19日の同番組では「橋下知事VS関電」の話題はありませんでした。カットされたんですかね。
で、勝谷氏はこう続けます。

あ〜、これ書いたことで私はもう読売テレビでの仕事はなくなるかも知れないが、なくなったとすればそれそのものがいまの日本国の大マスコミの体質なのである。まさに「絶対安全神話」を押し進め、それをカネによって大マスコミに報じさせて国民を丸ごとダマしていた電力会社やその走狗たる広告代理店の存在そのものを、ここに証拠立てることになるわけで、本望だ。


(中略)


もちろん勝谷氏は2か月経った今でもこの番組にレギュラー出演しています。当たり前です。勝谷氏の日記なんて本人が思っているほどたいしたものじゃない。大メディアからすれば鼻糞同然。無視しとけばいいだけの話。

しかしこれ「降ろされるかも」じゃなくて、それこそ自分から降板を口にすべき事柄なんじゃないでしょうか?
カネの力で放送内容がねじ曲げられ、自分の発言もそれで丸々カットされたんでしょ。「言論人をなめるな! やってられるかよ!」って息巻いてもおかしくない。出版記念パーティに来てくれなかったから降板するという話よりよっぽどおかしくない。

それに勝谷氏のメディアは配信日記だけじゃない。カネや権力に屈することをそこまで蔑んでいるなら、テレビでもラジオでも雑誌でも、もっと大きなメディアでそのことを告発・非難すればいいんじゃないの?
そこまで言って委員会』は録画放送だから発言が編集されるかもしれない。なら、たとえば生放送の『あさパラ!』でしゃべればいい。誰も止められない。
実際7月2日の『あさパラ!』では電力会社の話題があり、司会者から発言を求められるという絶好の機会があったんですよ。ところがそのときの勝谷氏の発言がこれでした。

いや、東京以外で電力会社について発言すると切られるんで、今日は何もしゃべりません。


なんじゃ、そりゃ!! それこそ保身・自主規制。自分がけなしたよみうりテレビ社長と同じじゃないか!


結局勝谷氏が勇敢でいられるのは、読者の大部分が頭の悪い信者で、カネ払わないと覗けない日記の中だけ。
そこでの勝谷氏は、番組降板宣言したらみんながパニックになる大物であり、宮崎・三宅と並び称される日本3大評論家の1人ということになっている。
自分がスーパーヒーローになりきれるバーチャル空間で、しかも現実のカネまで稼げちゃうんだから、有料配信日記ってなんて素敵なシステムなんでしょう! うらやましいわぁ。


私はかつて勝谷の日記が今はなき無料の「さるさる日記」に掲載されていた頃、勝谷日記をヲチして笑いものにする習慣があったが、勝谷の日記が有料に移行すると、もちろん勝谷なんかに金を払うつもりは全くないから、その習慣はなくなった。勝谷は有料日記で「裸の王様」の度を強めているらしい。引用文中にある「出版記念パーティに来てくれなかったから降板するという話」というのは、先日勝谷が書いたという「小説」の出版記念パーティーに、勝谷が出ている日本テレビの番組『スッキリ!!』が取材に来なかったから勝谷が「降板してやる」と有料日記で息巻いたとかいう話のことで、勝谷はそれで降板するならまだしも、その後も番組に出ているらしい。


その勝谷だが、かつて不人気の森喜朗を批判し、小泉純一郎には最初すり寄ったがのち批判に転じ、安倍晋三を支持する構えを見せたが、安倍内閣が早々と人気を急落させる気配を見えたかなり早い時点で「小沢信者」に転向した。安倍内閣時代の2007年にはもう「小沢信者」になっていたから、勝谷の「小沢信者」歴はかなり長い。


ブロガー連中にせよ「電波芸者」にせよ、「小沢信者」ほど手に負えないものはないという良い見本だ。

原口一博(笑)

民主党代表選だが、小鳩派の中からは原口一博を推す声が上がっているらしい。原口自身は小沢一郎に「しばらく静かにしていろ」と釘を刺されているらしいのだが(8/25の朝日新聞2面掲載記事による)。

原口一博といえばいわずとしれた松下政経塾出身・右翼・新自由主義者という三拍子揃った政治家。いったい前原誠司とどこが違うんだよと言いたくなる人物だ。


この男については、東日本大震災の前の今年2月に書いた当ブログの記事をまるまる再掲載しておくくらいで十分だろう。


最悪のネオリベ新党「日本維新の会」の構想にうんざり - kojitakenの日記

「小沢政局」にうんざりしている私は、政治を扱うブログを運営しているにもかかわらず政局にはあまり強くなく、「原口新党」についても、某有名ブログで初めて知ったというていたらくだった。

原口一博が立ち上げようとしているという「新党」は、党名からいっても明らかに橋下徹河村たかしとの連携を狙うものらしい。


http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110216ddm002010073000c.html(注:リンク切れ)

橋下・大阪府知事:河村・名古屋市長と会談 原口前総務相と連携へ

 大阪府橋下徹知事は15日夜、大阪都中京都両構想で連携する河村たかし名古屋市長と大阪市内のホテルで会談した。地域政党大阪維新の会」(代表・橋下知事)が先月下旬、名古屋市長選で河村市長の応援に名古屋入りして以来の対面。2人は、民主党原口一博総務相が設立を打ち出した政治団体日本維新の会」と連携する方向で一致した。

 2人は雑誌の企画で対談した。【佐藤慶


勝谷誠彦と仲の良い原口一博は、政治思想右翼にして新自由主義者であり、私が特に嫌う政治家の一人だ。自民党政権時代の末期、首都圏では見られないやしきたかじんの極右番組で、出演者たちに「将来の総理大臣候補」とおだて上げられた原口が相好を崩していたのを見た時には、頭に血が昇った。

政権交代選挙の直前にも橋下徹に秋波を送っていた原口が、「日本維新の会」などという、いかにも橋下へのお追従臭がプンプンする政党名を掲げた時点で、きたる「政界再編」とやらの中心になるのがどんな人たちかがはっきりしたと考えるべきだろう。橋下、原口、河村の「HHK」が主導するのである。「HK」がつくものにはろくなものがなく、日本放送協会しかり、MHK(村上世彰堀江貴文木村剛)しかりだ。

「維新の会」などというと、大前研一の「平成維新の会」も思い出すが、あれも「政策提言型市民集団」を自称する新自由主義者の集団だった。今回の「日本維新の会」は、地方分権やら「減税」(実体は強者への強力な逆再分配)やらを前面に押し出して、「自民にも民主にも飽き足らない」という、マスコミの影響で膨れ上がった層を狙って、次の総選挙狙いで立ち上げるものだろう。

実際には、自民・民主から出て、両党の悪い部分のエッセンスともいえる政党になるのだろう。当然小沢一郎はこの動きに目をつけ、かつて90年代に旧来型の自民党政治家でありながら「政治改革」の旗を振って日本の政治にどうしようもないダメージを与えた時の「夢よもう一度」を狙うのだろうが、HHKは利用できる時だけ小鳩を利用して、利用価値がなくなったと見た時点で切り捨てるだろう。小沢一郎鳩山由紀夫も、残された政治生命はもう長くないのである。


一言だけ付け加えておくと、原口は6月の菅内閣不信任案に反対票を投じ、最後まで筋を通した松木謙公民主党衆院議員(現在では民主党を除名され無所属)と比較されてさんざんに批判されたものだ。

やはり! 前原誠司が「原発再稼働」を明言

報ステ』に前原誠司が出て長広舌をふるっている。民主党代表選はもう明後日告示、4日後には投票だ。もはや前原誠司民主党新代表選出、新総理大臣就任は避けられない情勢となった。

小沢信者はというと、なんと「輿石東新代表」なる妄想を炸裂させるていたらく。某大先生ならずとも開いた口が塞がらない。


前原は、『報ステ』で「安全な原発の再稼働」を明言した。つい先日には、菅直人の意を受けた、本音では原発推進派の玄葉光一郎が「来年夏の原発全基停止」をNHKの「日曜討論」で明言したばかりであることを思うと、明らかな「脱原発」の後退だ。

とはいえ、そんな前原でさえ「新たな原発は作らない」、「20年後には原発をなくす」と言っているのだから、それにすら踏み込めない「原発の守護神」海江田万里が小鳩派の有力候補である現実は、「小鳩は良くても前原と同程度、おそらく前原よりさらに『脱原発』に消極的」だと思わせるものだ。


要するに、前原にしても小鳩派にしても「脱原発」に関しては「菅にも劣る」ということだ。

そういえば、あの「小沢信者」御用達の『日刊ゲンダイ』までもが「誰がなっても菅より悪い」って書いてたぞ。小沢信者よ、少しは現実を直視したらどうだ。