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kojitakenの日記

2012-12-15 小泉純一郎と小沢一郎の「脱原発」説教に脱力

小泉純一郎と小沢一郎の「脱原発」説教に脱力

もうすっかり話題にも上らない元総理大臣小泉純一郎の話。


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久々の小泉節、脱原発訴える 都内で応援演説


 「環境に優しいエネルギーを開発してくれというチャンスを天が与えてくれたと思い、困難な道を進まなければいけない時だ」。小泉純一郎首相が14日、東京都内で自民党候補の応援演説をし、小泉節で「脱原発」を訴えた。

 小泉氏は「震災で今なお苦しんでいる方がたくさんいる。日本はいつもピンチをチャンスに変えてきた」と復興への意気込みを強調。そのうえで「原子力発電をできるだけゼロに近づけなければならない。日本は大きな目標を掲げると達成しちゃう、すばらしい能力を持っている民族だ」と訴えた。

朝日新聞デジタル 2012年12月14日23時43分)


調べてみればすぐにわかることだが、日本政府原発への依存度をさらに強めて、再生可能エネルギーの伸びを抑える政策をとったのは小泉純一郎である。小泉は90年代には新規原発建設が頭打ちになっていた傾向を改めて原発依存度を大きく高める方向性を打ち出し、それを政権交代後の鳩山・菅両政権が「地球温暖化対策」を口実にさらに発展させ、野放図な原発だらけの構想を描いていたさなかに東日本大震災東電原発事故が起きた。最近の総理大臣でいえば小泉純一郎鳩山由紀夫の罪が重く、後者は小沢一郎民主党代表だった頃の同党のエネルギー政策の転換に遡れる。

その小泉が「脱原発」を口にしながら、原発推進政党である自民党の候補を応援するとは、ネジが緩んでるんじゃないのこの人は、と言いたくなる。


かといって、「脱原発」を掲げる政党の候補なら信用できるかといえば、日本未来の党のたとえば東祥三*1を思い出せばわかるように、こちらもうさんくささ全開だ。


昨日(14日)夕、小沢一郎官邸前の脱原発デモに参加したニュースは、ネット検索をかけると脱原発派か「小沢信者」かわからない人の記事が山ほどあって大手メディアの記事がなかなか見つからないが、マスメディアが意図的に黙殺しているとかいう「小沢信者」の戯言は全くの誤りであり、ちゃんと報道している。


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小沢氏、脱原発デモに参加 マイク握り「やればできる」


 日本未来の党小沢一郎衆院議員が14日夜、毎週金曜日に首相官邸前や国会周辺で行われている脱原発を訴える抗議行動に参加した。マイクを握った小沢氏は「脱原発は、やればできる」と訴えた。

 未来は選挙公約に「卒原発」を掲げ、10年後の原発ゼロを目指すが、報道各社の情勢調査で苦戦が伝えられている…

朝日新聞デジタル 2012年12月15日03時00分)


朝日新聞本紙には4面に写真入りで出ている。他紙はどうだか知らないが、東京新聞は3面あたりで朝日より大きく報じているかもしれないし、読売や産経は黙殺しているかもしれない(あくまで想像)。朝日の報道に関していえば、比例区の獲得議席予想数が共産党よりも少ない政党やその「一兵卒」を大きく取り上げ過ぎの感こそあれ、間違っても当該政党や一兵卒を黙殺する「偏向報道」などしていない。

衆院選投票日の前々日、しかも自らが属する政党への支持が伸び悩んでいる情勢でデモに「初参加」するあたり、あまりにも意図が見え透いている。次にこの男が官邸前のデモに参加するのは来年7月ではなかろうか。

それにしても、こうして小泉純一郎小沢一郎のニュースを並べてみると、政治家(あるいは元政治家)は口先だけでは何でもいえるんだなあと思って脱力してしまう。「日本は大きな目標を掲げると達成しちゃう」とか「やればできる」とか、2人の言うことも互いによく似ている。しかし、政治は何を言ったかではなく何をやったかがすべてだ。小泉については前述の通りだが、小沢にしても1991年の青森県知事選、2007年の民主党のエネルギー政策転換……、いやそれらは連日のように書いてきたから、今日はもう止めておこう。

*1この男は議席を守るどころか刺客の民主党田中美絵子にまで抜かれて4番手との観測もなされている。

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