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kojitakenの日記

2014-02-27 安倍晋三がシリア空爆支持に慎重だったのは正しいが、靖国参拝は誤り

安倍晋三がシリア空爆支持に慎重だったのは正しいが、靖国参拝は誤り

下記はTBSニュースサイトの25日付報道

http://news.tbs.co.jp/20140225/newseye/tbs_newseye2135660.html

日米首脳部が激しい応酬、関係亀裂の真相

 TPP協議や安倍総理靖国神社参拝など、数々の問題をめぐって日米の首脳部が激しい言葉の応酬を繰り広げています。日米の亀裂はいかに生じ、何故ここまで広がってしまったのか、その真相を取材しました。

 シリアの市民が化学兵器に苦しむ衝撃の映像が明らかになって10日後の、去年8月31日。

 「慎重に検討した結果、アメリカアサド政権を標的にした軍事攻撃を行う決意をしました」(オバマ大統領〔去年8月31日〕)

 オバマ大統領は、シリアへの軍事行動を行うと発表。日本にも外交ルートを通じて「空爆したら即座に支持表明して欲しい」と強い要請が来ていました。しかし、安倍総理の姿勢は慎重でした。

 「この状態では支持できないね」

 安倍総理官房副長官時代、時の小泉総理イラク開戦にいち早く支持を表明したものの、その後大量破壊兵器が見つからなかったことから、「歴史的な誤り」と批判された経緯をつぶさに見ていました。化学兵器の一部が反アサド政権側に流れているとの情報もあり、軍事行動を支持するには、「アサド政権が使用した明確な証拠が必要だ」と考えていました。そして大統領の会見翌日、ごく限られた関係者に対し、こう伝えたのです。

 「この状態では、空爆は支持できないね」(安倍首相

 その1日半後の9月3日、オバマ大統領から安倍総理に電話がかかってきました。

 「アサド側が化学兵器を使った明確な証拠がある」(オバマ大統領

 「化学兵器を使用した主体については、いろいろな情報があると承知している」(安倍首相

 しかし、オバマ大統領はあきらめませんでした。2日後、アメリカ側の要請で開かれた安倍総理との直接会談で、改めて支持を求めます。会談は非常に緊迫したものになったといいます。

 「アサド側が化学兵器を使用した明確な証拠を持っている。空爆を支持してほしい」(オバマ大統領

 「明確な証拠があると大統領自ら言っているのだから、同盟国の日本は支持表明してくれるものと信じている」(ライス大統領補佐官)

 ここで、麻生副総理が割って入りました。

 「イラク戦争の例がある。明確な証拠開示が支持の条件だ」(麻生副総理

 その後、アメリカ側は日本に対する情報開示に踏み切りました。安倍総理はその情報をIOC総会出席のためアルゼンチンに向かう機内で聞き、「アメリカも頑張ったね」と述べました。そして「アサド政権側が化学兵器を使用した」と断定した共同声明への署名をようやく許可しました。

 「こちらが困っているのに、証拠を出さないと安倍は信じてくれなかった」

 ホワイトハウス官邸の関係が、「亀裂」へと悪化したのはこの時期だと関係者は見ています。

 去年11月21日、衛藤総理補佐官が訪米しました。安倍総理靖国神社参拝の方針を知っていた数少ない安倍側近の一人です。アメリカ側は「靖国参拝を思いとどまらせる絶好の機会」と判断、多くの政府関係者や専門家が会談に応じました。

 一連の会談で衛藤氏は、「安倍総理靖国参拝したらアメリカはどう反応するか」と尋ねました。アメリカ側は、これを聞いて「安倍総理には参拝しない選択肢がある」と判断したといいます。

 「私も(日本政府側に)靖国参拝は控えた方がいいと述べたことは隠すつもりはありません」(キャンベル前国務次官補

 アメリカ側は異口同音に「靖国参拝中国を利するだけだ」と衛藤氏を諭しました。参拝方針を伝えに行ったはずの衛藤氏の訪米が、アメリカ側には参拝自粛への手ごたえとなる――。失望コメントにつながる誤解の始まりでした。

 12月3日、日本を訪問したバイデン氏は、安倍総理と1時間半あまりに渡って会談。今度はTPP問題で激しい議論になりました。その様子は「首脳級会談としては前代未聞の激しさだった」と言われています。そしてその9日後。韓国訪問を終えたバイデン氏から安倍総理宛てに電話がかかってきました。

 「朴大統領に『安倍首相靖国に行かないと思う』と伝えた」(バイデン氏)

 これに驚いた安倍総理は・・・

 「靖国参拝選挙公約だ。いずれ行くつもりだ」(安倍首相

 「首相の行動は全て首相が判断するものだ」(バイデン氏)

 バイデン氏は、朴大統領を引き合いに出して、靖国に行かないよう遠回しに安倍総理に忠告したつもりでした。一方、安倍総理は、「行く」という事を初めてアメリカ側に伝えたつもりでした。

 外務省幹部は、安倍総理の「いずれ行く」という発言を、バイデン氏が「すぐには行かない」と受け止めた可能性があると見ています。そして、その2週間後、バイデン氏は安倍総理批判の急先鋒となりました。

 参拝直後、ホワイトハウスが用意したのは、「deeply disappointed(深く失望した)」というコメント。バイデン氏の強い意向が働いたといわれています。アメリカ政府内には「日本を批判すれば中国を利するだけ」との慎重論も根強くありますが、ホワイトハウス意向は固く、国務省は「deeply」の一文字を抜く事しかできませんでした。

 「何でもアメリカの言うなり」では、健全な同盟関係とは言えないと考える安倍総理。「失望コメント」を聞いて、「同盟国を大切にしないとは困ったものです」との感想を周辺に漏らしました。ホワイトハウス官邸の、誤解と失望連鎖が、いまや感情的対立にまで発展しています。

(News i 2014年2月25日 13:39)

アメリカシリア空爆に対する支持に慎重な姿勢を見せたことに関しては、安倍晋三麻生太郎に理がある。彼らには小泉純一郎が犯した誤りが念頭にあったのである。

小泉純一郎が一も二もなくブッシュのドラ息子の蛮行であるところのイラク戦争支持を表明し、それどころか支援までしたことは、ブッシュブレアともども「戦争犯罪人」と断じるべき行為であるが、小泉純一郎は今に至るも自らがイラク戦争に関与したことに関する総括を一切していない。小泉には、獰猛な新自由主義者の側面に加えて、イラク戦争戦犯という側面も持つのである。それを不問に付して、小泉純一郎が支援した細川護煕都知事選に当選させなければ安倍晋三の暴走は止められないと主張した、一部の「リベラル」が頭の中は私にはさっぱり理解できない。もちろん安倍晋三麻生太郎イラク戦争に関与したと言えるし、安倍や麻生もまたその戦争責任を全く総括していないが、小泉の責任は安倍や麻生とは比較にならないほど重い。

だが、ニュースの後半部分に当たる靖国神社参拝については、安倍晋三やその手下・衛藤晟一に弁護の余地は全くない。「コアとなる支持者」である極右ネトウヨに阿る意味も込めて靖国に参拝した安倍晋三はもちろん論外だが、「安倍総理靖国参拝アメリカに伝えに行った」らしい衛藤晟一の無能に関しては、開いた口がふさがらないの一語に尽きる。衛藤は、アメリカに安倍の靖国参拝を伝えに行くのもおっかなびっくりで、あいまいな言い方をしたためにオバマ政権がそれを都合良く誤解してしまったとのことだが、先日、ネットに流れた動画がマスメディア報道された一件からも明らかなように、衛藤は身内が集まる場では一転して過激なオバマ政権批判を口にする。そして、いざそれが問題視されるとシュンとしてしまうのである。

衛藤晟一のような「チキン酷使様」が国を滅ぼすのであろう。

zenzaburozenzaburo 2014/02/27 21:45 全体として外務省クラブのかぶれた記者の記事だと思います。だいたい、シリアで証拠があったら武力行使してよいという判断がどこから出てくるのか。混乱を極めている情勢の中で空爆する意味がどこにあるのだ。TBSはそんな大事な情勢判断が他人まかせになっている。

murharnstktmurharnstkt 2014/02/27 22:23 私もこのTBSの記事に疑問を感じました。
>「こちらが困っているのに、証拠を出さないと安倍は信じてくれなかった」
これはいったい誰の発言でしょうか。私は、米国側の反応を日本の関係者が想像している内容にすぎないと思います。おそらくその関係者は、
>ホワイトハウスと官邸の関係が、「亀裂」へと悪化したのはこの時期だと関係者は見ています。
この関係者でしょう。この日本の関係者の意図は、日米関係悪化のきっかけは「靖国参拝」に代表される日本政府の右傾化にはないと思わせ、シリア空爆に慎重だった安倍の意外な「思慮深さ?」を印象づけることにあります。
問題は全体として安倍サイドに立っていることです。
>「同盟国を大切にしないとは困ったものです」
安倍にこんな大口をたたかせたままで記事を終えているとは、TBSにも「困ったものです」。

kojitakenkojitaken 2014/02/27 23:01 id:zenzaburo>
id:murharnstkt>
ご指摘の「TBSの偏り」はその通りというか、そんなことは言わずもがなですが、そのTBSの報道をあえて紹介した理由は、「安倍や麻生でさえこの程度の反応を示す『小泉純一郎のイラク戦争支持・支援』」及び、先の都知事選でその小泉(の戦争責任)を不問に付した「リベラル」たちに対する皮肉です。それがこの記事の「底意」であるわけです。
それだけにとどめてしまうと記事のバランスが悪くなるから、後半でお決まりの「安倍晋三とその手下たちに対する批判」を行っているわけです。
以上、野暮かも知れませんが、記事の主旨を解説する次第。

MakegumiKyojiMakegumiKyoji 2014/02/28 02:32 安倍晋三はシリアに関心がないのです。靖国や言論・教育統制など以外はどうでもいいというのが本心だと思います。関心がないものには関わりたくないのです。

badgebadgebadgebadge 2014/02/28 19:19 この件は面白いね。
安倍や件の「関係者」の意図がいかなるものであったとしても、安倍がオバマのシリア空爆に簡単に乗らなかったのは事実でしょう。

結局、「アメリカの戦争に日本が巻き込まれる」論は、安倍のような極右にとっての集団的自衛権問題が「日本の戦争にアメリカを巻き込む」いっそう危険でかつ、対米従属国日本としての限界をも併せ持つ、矛盾であるという点の把握が弱い、ということだと思います。
つまり、安倍の改憲論は、アメリカにとっての鬼っ子である点で、他の保守政治家と違った独特の危険性と、従属国としての身の程を知らない固有の限界をもつということ。
だから、安倍の暴走には、楽観も悲観も、軽視も過大視も出来ない。
ま、かつて左翼内にあった自立帝国主義論争の再販だね。

しかし、安倍のアナクロニズムは、左翼の帝国主義論的世界認識とも同じメダルの裏表でもある。
そう、今日の資本のグローバル化時代における「資本の敵対性」を、昔懐かしい「政治の延長としての軍事」という枠組みで考えるかどうか、ということ。
だいたい、「帝国主義」とかファシズムというようなものは、マルクス的な資本主義の認識からは、その構造性においても(例えば製造業と銀行と国家の癒着とか、資本輸出にとっての植民地の不可欠性の有無とか)歴史性においても、20世紀的特殊でしかない、「枝」でしかなかったのではないかということこそ、今日疑われて然るべきだと思うのですがね。

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