kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「無能な味方」飯田哲也、『美味しんぼ』で騒ぐの巻

美味しんぼ』の一件で、想像通りおなじみの面々が騒いでいたようだ。

http://b.hatena.ne.jp/entry/d.hatena.ne.jp/kojitaken/20140524/1400876844

id:vanacoral マンガ 原発 「「予定の休載」に、得意の陰謀論敵解釈を振りかざして大騒ぎする一部の「脱原発」派のていたらく」三宅洋平@MIYAKE_YOHEIはこんなバカ丸出しの逆切れ>https://twitter.com/MIYAKE_YOHEI/status/467592469559775232 2014/05/24

https://twitter.com/MIYAKE_YOHEI/status/467592469559775232

三宅洋平 / Yohei Miyake
@MIYAKE_YOHEI

「知らなければ黙ってればいい」…。そう云う教育を受けられたんですかね。この人は。RT @don_jardine: 三宅洋平言論弾圧が山ほどあるのを知ってる人ほど『またか』と思ったのさ。美味しんぼの連載スタイルなんざ、普通知らないよ」。知らなければ黙ってればいい。

2:08 - 2014年5月17日

誰だって最初は知らないのだから、「知らずに書く」ことは恥でも何でもないけれど、自分にとって都合の悪い事実を知ってそれに逆ギレするのは恥ずかしい態度だろう。

さて、三宅洋平twitterをきっかけにいろいろと見て回ったら、こんなのに行き当たった。

https://twitter.com/iidatetsunari/status/467445158154223616

飯田哲也(いいだてつなり)
@iidatetsunari

ヒステリックな言論弾圧政治家の圧力に負け「美味しんぼ」休載へ。 週刊マンガ雑誌に「言論の自由」の矜持を求めるのも酷だが、言論弾圧政治家の不名誉は歴史に残る。 【朝日5/17】美味しんぼ問題で編集部、「批判受け止める」見解 http://t.asahi.com/eqyv

16:23 - 2014年5月16日

橋下徹の元ブレーン・飯田哲也のこのtwitterは「恥」の一語だろうが、これにとどまらず、飯田はこのあと【「美味しんぼ」を休載に追い込んだヒステリックな言論弾圧政治家その1】に始まるtwitterを【その8】まで連投した。そこで槍玉に挙がっている人士は、私も批判してやまない人たちばかりではあるが、彼らが「『美味しんぼ』を休載に追い込んだ」事実はない。そして、漫画週刊誌の新しい号が発売されると、飯田は漫画週刊誌の編集部を絶賛した。

https://twitter.com/iidatetsunari/status/468218875633360896

飯田哲也(いいだてつなり)
@iidatetsunari

雁屋哲氏+スピリッツ編集部の姿勢を評価します】 今日発売の「美味しんぼ」(スピリッツ第25号5/19発売)をさっそく読みました。 http://spi-net.jp/this_week/ 雁屋哲氏がしっかりと問題提起して最後に多様な意見の場を設けたスピリッツ編集部の姿勢を高く評価する

19:37 - 2014年5月18日

だが、飯田よ、肝心なことをお忘れではないか。

雁屋哲よりひどい小学館編集部の「『表現の自由』の自主規制」 - kojitakenの日記(2014年5月19日)でも紹介したように、小学館ビッグコミック・スピリッツ』編集部とは、下記のようなことを平然とやらかす連中なのだ。

http://www.asahi.com/articles/ASG5K5GN0G5KUTIL014.html

美味しんぼ、発売11日前に環境省へゲラ送る 編集部

 週刊ビッグコミックスピリッツ編集部が「鼻血や疲労感はひばくしたから」という登場人物の発言がある12日発売号の「美味しんぼ」のゲラ(校正刷り)を、発売11日前に環境省にメールで送っていたことが同省への取材で分かった。

 環境省によると、1日に編集部から「被曝が原因で鼻血が出ることがあるか」といった内容の質問が電話とメールであった。その際、12日発売号の全ページが添付されたメールも担当者に送られてきた。

 同省は「こちらは求めていない。具体的な内容の訂正要求もしていない」としている。質問の回答期限は7日に設定されており、7日深夜にメールで回答したという。

朝日新聞デジタル 2014年5月18日07時07分)

飯田哲也とは、橋下にあっさり引っかかって大阪府市のブレーンになったかと思うと、小沢一郎にも騙されて、小沢と嘉田由紀子とをつなぐブリッジ役を演じて、自らも権力欲をむき出しにして衆議院選挙に立候補したが、自らが落選したばかりか「日本未来の党」をも惨敗に追い込んだ。そして先日の山口県知事選にも立候補に意欲を見せ、高邑勉を一時立候補辞退に追い込みながら、ブームを巻き起こしてくれると皮算用を弾いていた細川護煕小泉純一郎のコンビが全く人心を得ていない様子を見て取ると、一転して立候補を取り止めて高邑勉になじられた*1

このような、軽薄極まりない人間であれば、上記のようなtwitterで恥を晒し続けるのは道理とも言えるが、こんなのが「脱原発」文化人のリーダー面をしているのだから、「脱原発」運動が浸透しないのである。

飯田哲也とは、「無能な味方」の典型といえよう。

*1:この高邑勉というのは元民主党衆院議員で、「脱原発」を掲げてはいるが、2月の東京都知事選では田母神俊雄を応援したとのこと。飯田哲也は、こんなのと候補の「一本化」の話し合いをしていたのだった。

カープ女子?

プロ野球は例年通りリーグ戦が中断され、交流戦に入った。

ここ数年、交流戦には悪い思い出しかなく、案の定今年もヤクルトは、交流戦直前のリーグ戦で17年ぶりの対読売敵地同一カード3連勝を含む敵地6連勝で勢いに乗っていたはずなのに、交流戦に入ると1勝4敗のていたらくである。

同様に不振なのが、交流戦前に首位を独走していた広島だが、こちらはパシフィック・リーグで首位を争うオリックスソフトバンク相手の敵地での試合で4連敗した。広島はリーグ戦では3連敗が一度もなかったのだった。同じ相手にリーグ2位の阪神は2勝2敗、3位読売はパ・リーグ下位球団が相手とはいえやはり2勝2敗だったから、広島と阪神・読売との差はそれぞれ2ゲームずつ縮まった。

セントラル・リーグ(読売リーグ)主催のカードとなった今日(25日)は、ヤクルトが楽天に負けたので気分は悪いが、広島が西武に勝ち、阪神はロッテに負けたので、セ・リーグの首位争いでは首位広島が2位阪神との差を2ゲームに広げた。しかし3位読売は日本ハムに勝ち、広島と読売との2.5ゲーム差はそのままである。

広島、阪神、読売の3球団がセ・リーグのAクラスを占めるペナントレースは、1985年と1986年以来だろう。1987年以降阪神は「暗黒時代」に入り、阪神に代わって中日がセの「3強」の一角を占めるようになったのだが、中日が強くなった原因は星野仙一の「金権野球」であった。

1985年も1986年もヤクルトは最下位だったが、この2年を比較して良い思い出があるのは、なんといっても1986年の方である。

阪神が優勝争いから脱落し、広島と読売の一騎打ちになったペナントレースの最終盤、ヤクルト対読売の最終戦で、ヤクルトのブロハードが読売先発の槙原から逆転2ランを放って逆転勝ちし、それが読売にとって致命的な「1敗」になったからである。こんなことをしたおかげで、ヤクルトは広島・阿南監督の胴上げを目の前で拝まされる羽目になったが、それに屈辱を感じたヤクルトファンはどれほどいただろうか。ほとんどいなかったと思う。というのは、最後のヤクルト対広島の2連戦で、仮にヤクルトが連勝などしようものなら、読売が優勝していたからである。せっかくブロハードの2ランで葬った読売を墓場から甦らせたいと思ったヤクルトファンなどほとんどいなかったのではないか。

以上、長々と書いたが、実は上記は前振りである。

NHkのスポーツニュースを見ていて、初めて「カープ女子」なる人たちの存在を知った。

読売リーグの首都圏の球場(横浜スタジアム神宮球場、東京ドーム)の広島戦で、レフト・三塁側の入りが多いことは、一昨年に新聞で報じられたことから知っていた。昨年、甲子園球場で行われた阪神対広島のクライマックスシリーズでも、レフトスタンドの赤色が目立ち、試合でも広島が阪神を圧倒した。

しかし、女性のカープファンが多いとは知らなかった。

私は、中国・四国在住時代にはヤクルト以上にカープを応援していた。特にヤクルトの監督に元読売の高田繁が就任してからはヤクルトから一時気持ちが離れ、カープを応援していた。監督云々の問題のほかに、「郷に入っては郷に従え」の気持ちからも、在住地にもっとも近いカープを応援していたのである。しかし、岡山や香川の住人には、広島より遠方の阪神を応援する者の方が多かった。これに腹を立てた私は、読売に次いで阪神を嫌うようになった。実際、倉敷マスカット球場や松山の坊っちゃんスタジアムのスタンドで観戦した試合(いずれも阪神戦)では、カープ側の応援は阪神側に比べて明らかに劣勢だったし、特に女性の姿などほとんど見られなかったものである。

それが今では「カープ女子」とは。

私は近年、マスコミの言うことは話半分に受け止めるクセがついていた。

たとえば、「山ガール」などといって、山歩き・山登りをする女性が増えていると言われていたが、真に受けていなかった。それは、私がよく山に入っていた数年前までは、山で若い女性の姿を見かけることなどほとんどなかったからである。そして、私自身も、仕事や都合や体調を理由にして、山からすっかり足が遠ざかっていた。

それが、今年の春から再び山に足を運ぶようになると、本当に山歩き・山登りをする女性が増えていたのだった。マスコミが言っていたことは本当だったのだなとやっと悟った。10年前からは信じられないほど、山には若い人が増え、特に女性の比率が激増していた。

そして、「カープ女子」である。

金権球団である読売・阪神や、読売流を見習って中日や阪神楽天を優勝させた星野仙一の野球にではなく、カープの野球に惹かれるとはまことに天晴れではないか。

大げさにいえば、日本の女性も捨てたものでもないかとさえ思わせる。

NHKのスポーツニュースによると、広島とは対照的に、阪神若い女性の人気を失っており、あわてた阪神球団は、今年になって女性ファン獲得の「経営努力」を始めたらしい。

そんな話を聞くと、ますます「カープ頑張れ、阪神・読売(・ついでに楽天も)くたばれ」と思ってしまうのである。

今年は、どう逆立ちしてもヤクルトが優勝できる可能性は皆無なので、セ・リーグは広島に優勝してもらいたいと思っている。

今年のヤクルトの対戦成績は、今までのところ対広島2勝6敗、対阪神4勝5敗、対読売5勝4敗(!)である。

仮に今年ヤクルトが最下位に終わっても、28年前のあの「ブロハードの逆転2ラン」のような試合があれば十分満足できるであろう。

頑張れカープ。「カープ女子」たちの応援に応えよ。