kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

ヤクルト、読売を3タテ! 開幕3連戦のお返しに成功!! 読売は2位転落!!!

今季最初の神宮球場での対読売3連戦では、それまで神宮で勝ったことのなかった読売の菅野に完封されたために読売を3タテできなかったが、4月の防御率0.00の菅野が出てこなかった今回の3連戦で読売をみごと3タテした。東京ドームの開幕戦で3タテされたお返しをするとともに、読売との対戦成績も5勝4敗とリードした。しかも6回戦から4連勝。昨夜(5/1)はルーキー原樹理のプロ入り初勝利あり、山田哲人のホームラン王争いトップに並ぶ10号2ランを含む2発あり、2桁得点の猛攻ありと、今季初めて気分がスカッとする圧勝だった。これまでは広島打線に逆の目に遭わされるなどしてふて腐れていたのだった。

広島といえば、昨日の試合で読売を抜いて首位に立った。昨年苦手にした中日を相手に連日の2桁得点で勝った。そして、デーゲームで広島が勝ったあと、負ければ2位転落の読売はヤクルトに惨敗して2位に落ちたのだった。

つまり昨夜はにっくき読売を2位に突き落とす勝利でもあった。言うことなしだが、ヤクルト自体はいまだ5位のままである(首位広島とは3ゲーム差)。

やはり決定的に間違っていた「日刊ゲンダイ」の衆院選北海道5区の補選記事

前から何度も書いているように、私は日刊ゲンダイ産経新聞よりももっと嫌いだ。初めて日刊ゲンダイに不信感を持ったのは、政治ではなくプロ野球の記事だった。この夕刊紙は政治は反自民プロ野球はアンチ読売を創刊当時からウリにしている。それはおそらく保守色の強い夕刊フジに対抗し、自民寄りでフジサンケイグループながら読売軍にもいい顔をする夕刊フジの記事に飽き足らない読者をつかむべく、反自民・アンチ読売の紙面を作っていたのだろう。私は大学入学の時に上京して初めてこの夕刊紙を知った。今では関西でも日刊ゲンダイが読めるが、当時は日刊ゲンダイのエリアは首都圏だけだった。

私は当初、この夕刊紙の反自民・アンチ読売の紙面に満足していたが、ある時ゲンダイは突然裏切った。以下は以前にも書いたことがあるような気がするが、再度書く。それは今からはもう35年も前、1981年のプロ野球日本シリーズでのことだ。この年のシリーズは日本ハム対読売で、当時は両球団とも後楽園球場を本拠地にしていたので、「後楽園シリーズ」と呼ばれた。

このシリーズで日本ハムは、第1戦で読売の先発・江川卓をKO。リリーフエースの江夏が乱調で終盤に追いつかれたが、読売のリリーフエース・角三男を打ってサヨナラ勝ちした。第2戦は江川と並ぶ読売の二枚看板だった西本聖に1点に抑え込まれ、日本ハム先発の間柴茂有が好投したものの8回にロイ・ホワイトに逆転2ランを打たれて負けた。しかし第3戦には読売先発の定岡正二を攻略して勝ち、対戦成績を2勝1敗とした。

問題はそのあとの第4戦だ。当時、夕刊フジの評論家だったと記憶する広岡達朗らが江川を過大評価し、江川の先発が予想する日本ハムは第4戦を捨て試合にすべきだと主張していた。日本ハム監督の大沢親分がそれを真に受けたかどうか、日本ハムは第4戦を二線級の投手リレーでしのごうとしたものの失敗し、読売に完敗した。私はこの日本ハムの投手起用に不満だったが、大沢監督は広岡らのすすめに従った投手起用をしたに過ぎなかった。ところが日刊ゲンダイは最終面で「日本ハム八百長の 疑い強まる」という見出しをつけたのだ。プロ野球ファンの神経を逆撫でするこの見出しに私は激怒した。

さらに日刊ゲンダイに決定的な不信感を持ったのは1984年だった。この年、読売の監督に王貞治が就任したが、王は開幕から采配ミスを連発し、読売は下位に低迷した。もちろん私はこれを歓迎したが、日刊ゲンダイはこれをさも憂うべき重大事であるかのように報じ、読売の不振を心配し続けた。私は、なんだ、この夕刊紙は本気で読売を批判しているのではなく、自らの新聞の売り上げを伸ばすためだけにアンチ読売に迎合した記事を書いているだけなんだな、だからあの時(日本シリーズ第4戦の「八百長疑惑」)のような、プロ野球ファンの神経を逆撫でするような記事を平気で掲載できるんだな、と思った。

そして、日刊ゲンダイの政治報道もプロ野球報道と同じようなものに違いないと思った。そしてそれは正しかった。というより、商業紙が売り上げ第一であることなど、日刊ゲンダイに限らず当たり前のことではある。

近年ではこの夕刊紙は「小沢信者」御用達の記事を載せていた。2012年には「日本未来の党」を応援した。もっともあの時には日刊ゲンダイのようなイエローペーパーにとどまらず、一般紙である東京新聞日本未来の党の機関紙と化していた。あの時の悪印象があるから、私はどんなに良い記事を載せても東京新聞には良い心証を持つことができない。

前振りが長くなった。この記事は、3日前(4/29)に書いた下記記事の関連記事である。


上記記事で批判した2つのブログのうち1つに、今日(5/2)新たな記事が公開された。

 ところで、B4さんから、日刊ゲンダイが、新党大地基礎票を2万5千票としている根拠がわからないという主旨のコメントをいただいた。(**)

<kojitakenさんからも同様の主旨の記事のTBをいただいた。尚、先日TBをいただいた時もそうだったのだが、こちらからTBを返そうとしても、残念ながらそちらには反映されないようです。あしからず。m(__)m>

いえいえ、前回はTBは反映されませんでしたが、今回は反映されました。はてなダイアリーではTBが反映されなかったり、反映されても表示が遅れたりすることは日常茶飯事ですので(私自身のブログであるFC2の「きまぐれな日々」からのTBが通らないことがよくあるのでわかります)、気になさらないで下さい>mew様

ってなわけで、B4さんのコメントを下記に転載する。

http://mewrun7.exblog.jp/23651467/ より

Commented by B4 at 2016-04-29 23:28 x

日刊ゲンダイについては2007年頃まではたまに買っていました。その頃私は日経を主要新聞として契約していて、タブロイド紙は異なる視点(物事の裏側やひねくれた視点)から考えるため、および暇つぶし、競馬の情報集めのためという目的が強かったかもしれません。2005年頃は郵政解散の時期でもあり、毎日買って読んでいました。小泉元首相の手法や自民党への不満を持っていた人たちにとって、日刊ゲンダイの一面〜三面に書かれている記事は、非常に共感でき胸のすくような高揚感を与えてくれるものだった気がします。しかし、毎日読んでいると、内容がほとんど変わらないこと、そして反自民にあまりにも固執して、恣意的に選択された意見や記事の偏向が感じられたため、2008年以降はまったく購入していません。異なる視点や競馬情報という目的が、ネットの情報で間に合うようになっていたことが大きいです。さて今回の北海道5区補選への新党大地の影響ですが、各所で分析されているようにほとんど影響がなかったというのが正しいと思います。なお、新党大地基礎票(2万5千票)の算出根拠を考えてみましたが、よくわかりません。

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2013年7月21日の北海道の参議院(選挙区)の当日有権者数:4,598,961人
2014年12月14日の第47回衆院選の北海道5区の最終投票率:58.43%
2015年2月15日の北海道知事選挙調査での北海道内の政党支持率新党大地 2.1%

北海道全体での新党大地基礎票:460万票×2.1%=96,600票
投票率:58.43%をかけると、96,600票×58.43%=56,443票
このうち、他党の候補者に絶対に入れたくないという人が56%(入れてもいいが44%)
と仮定すると、56,443票×44%=24,835票

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ちなみに北海道5区だけだとこんな感じ・・・

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2016年4月24日の北海道第5区当日有権者数:455,262人 最終投票率:57.63%
北海道第5区での新党大地基礎票:455,262票×2.1%=9,561票
新党大地政党支持率:2.1%で変わらないと仮定)
北海道第5区での新党大地の投票数:455,262票×57.63%×0.2%=525票
北海道新聞社調査の今回投票した人の新党大地政党支持率:0.2%)

これに対して、ブログ主氏は下記のように答えている。

 さて、日刊ゲンダイは、14年衆院選の時点で、新党大地基礎票が2万5千票あったと見ているのだが・・・。<ゲンダイ以外にも、大地が2〜3万票持っていると記しているメディアがあったように思う。>

 新党大地は、12年末の衆院選比例代表(北海道ブロック)で346,848票。13年7月の参院選比例代表では、全国で523,146票、北海道では284,878.671票をとっている。<ちなみに、mewはこれらの数字から概算して、2〜3万票かなと思ってたです。>

 で、北海道選挙管理委員会に載っているデータをもとに、新党大地が、北海道5区に該当する地域(札幌市厚別区千歳市江別市恵庭市北広島市石狩市当別町新篠津村)で得た票数を計算してみると・・・。

 12年の衆院選は、http://www.pref.hokkaido.lg.jp/hs/h21shugi/45shugitokuhyoushikuhirei.htm
 13年の参院選は、http://www.pref.hokkaido.lg.jp/hs/H25sangi/_sokuho/h_kaihyo.htm
 
 12年の衆院選は、計31897票、13年の参院選は25233票とっていたことになる。<参院選の票数は小数点以下を四捨五入>

 大地は、14年末の衆院選は、鈴木宗男代表の娘・貴子氏を民主党公認で出馬させたため、比例代表(北海道ブロック)にも参戦していない。

 そこで14年の衆院選当時の大地の基礎票を、12、13年の国政選挙の結果から、約2〜3万票、約2万5千票だと推測したのではないかと察する。(・・)

 ただし、12,13年と大地の票数が減って来ていることを思えば、14年の衆院選で大地の基礎票がさらに減って2万票を割っていた可能性も十分あると思う。^^;

<ちなみに13年の参院選で、大地の票数が減ったのは、支持率が徐々に下がっていたこともあると思うけど。この時、鈴木宗男氏が自分の名を書いた票がカウントされるようにと、同姓同名の素人を名簿に登載。それまで大地に投票していた人の中に、これをふざけていると感じて投票を控えた人が少なからずいたという話が当時、出ていたです。^^;>

* * * * *

 ただ、そもそも新党大地は、ムネオ氏が逆境にめげずに「わが道を貫く」ところが大きな魅力だったのではないかと思うのだけど。ここに来て、ムネオ氏のシンパや大地ファンも、そのブレブレぶりに失望した感じがあって。支持率がどんどん落ちている様子。(~_~;)

 ムネオ氏は、自分が体調が優れない時があること(胃がん克服後、食道がんを見つかり手術をしている)や、娘・貴子氏が12年の衆院選で落選したことも影響したのか、やや弱気になって来たようで。14年には貴子氏を民主党から出馬させることにして、大地として衆院選に参戦せず。
 しかも、15年末〜16年にかけて、今度は娘ともども民主党から離れ、自民党を支援(自民党に接近)することに決めたからだ。(>_<)

 北海道5区の衆院補選の出口調査でも、大地の支持者の数は1%に満たなかったし。B4さんのコメントによれば、いまや支持率が0.2%しかないらしい。(・o・)

 安倍官邸&自民党も、今回の補選や参院選で大地の集票力に期待して、協力を求めたのではないかと思うのだけど。どれだけプラスになった&なり得るのかは、「???」だ。_(。。)_

<安倍首相は対ロ関係の改善&北方領土返還のために、ムネオ氏が持っているロシア、北方領土の情報やルートが欲しかったかも知れないのだけど。もはや、こちらもどこまでプラスに働くかは「???」だと思う。^^;>

青字ボールドに下部分を読んで、ああ、やっぱりそうだったかと思った。というのは、3日前の記事を書いたあとその可能性に思いついて、記事に下記の脚注をつけていたからだ。

http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20160429#20160429f1

もしかしたらゲンダイの言う「基礎票」とは、衆院選比例代表新党大地票を根拠にしているのかもしれないが、比例で新党大地に投票していた無党派層は、必ずしも鈴木宗男の「信者」ばかりでもあるまい、というか宗男の「信者」などむしろごく少数派であろうと思われるから、宗男の変節につき従って投票先を民主党(現民進党)から自民党に変えた人がそう多いとは思えない、というよりそんな人などほとんどいなかったのではないか。道新調査の新党大地支持率の「0.2%」くらいが宗男の転向に合わせて投票先を変えるほど熱心な「宗男信者」の比率の上限と考えて良いと私は解釈する。

ただ、私の想像と違っていたのは、2014年の衆院選ではなく、2013年の参院選における得票数を日刊ゲンダイは「基礎票」と称していたらしいということだ。それがあてにならないと推測した理由と根拠については、上記に書いた通りであり、その結論は揺るがない。

なお、ブログにおける衆院北海道5区の選挙結果の分析として、下記記事もマークしておく。


上記記事は宗男票の影響について、

大地の票が大きく自民候補のお役に立った形跡は無い。

と評しているが、その根拠は

NHKの出口調査北海道新聞世論調査 それに古谷経衡氏の分析記事

だと書いている。但し古谷経衡の分析記事を私は評価しない。検討すべきはNHK出口調査北海道新聞世論調査だ。その結果の一部を「反戦な家づくり」は票にして転載している。

これを見ると、宗男票が北海道5区の補選の結果にほとんど影響しなかったことは一目瞭然だ。NHK出口調査結果によると、投票者のうち自民・民進・公明・共産以外の政党の支持者は2%であり、うち20%が和田義明候補に、残り80%が池田真紀候補に投票している。つまり、投票者のうち「自民・民進・公明・共産以外の政党の支持者」であり、かつ「和田義明候補に投票した」人は0.4%に過ぎない。投票者は45万人台だったから、その0.4%といえば約900人だ。しかもその中には日本のこころがなんとかとかいう極右政党の支持者の寄与も含まれるであろうから、実際の宗男支持者の寄与分は、「日本がアブナイ!」の常連コメンテーターと思われるB4さんが挙げた「525人」という数字が確からしい見積もりだと思われる。

改めて思うことは、日刊ゲンダイの罪深さだ。

日刊ゲンダイは今回のような「飛ばし記事」を書くことによって、選挙結果に失望した反自民の読者の心を慰めるのかもしれないが、それは現実から乖離した大嘘の記事なので、記事を信じた読者は将来裏切られることになる。日刊ゲンダイとしては、読者の傷心を癒す記事を書くことによって売り上げを確保できるのだが、反自民陣営の戦いに貢献する度合いという観点から評価すると、記事は何の貢献もしないどころか、現実とかけ離れた無用な幻想を読者に与えることは、長い目で見ればマイナスの効果しかないし、短期的に見ても、実は全然成果の上がっていない「野党共闘」がさも効果が上がったかのように見せかけることで、反自民陣営の戦い方を誤らせる逆効果がある。

だから私は日刊ゲンダイが大嫌いなのである。