kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

朝日終盤予想、自民56、民進30、公明14、共産7、お維8、社民1、生活0

朝日(7/7)に参院選終盤戦の情勢記事が出た。

それによると。自民52〜56〜60、民進25〜30〜35、公明12〜14〜15、共産5〜7〜10、お維新4〜8〜10、社民0〜1〜2、生活0〜0〜1、こころ0〜0〜1、改革0〜0〜0、諸派0〜0〜1、無所属3〜5〜6となっている。

序盤の情勢調査とほとんど変わっていないが、比例代表で共産からお維へ、選挙区で自民から無所属へ、それぞれ1議席が移動する予想だ。

1人区は、野党リードが青森、山形、三重、沖縄、ややリードが岩手、宮城、福島、激戦が新潟、山梨、長野、愛媛、大分となっている。情勢が好転したのは青森、新潟、三重で、逆に悪化したのが福島、新潟、長野となっている。但し、好転だの悪化だのが本当かどうかはわからない。単なる誤差範囲に過ぎない可能性が強い。ただ、「激戦」から「リード」へと2段階良くなった青森と、「リード」から「激戦」へと2段階悪くなった新潟については、情勢を反映している可能性がある。

今や日本最悪の極右エリアとなった大阪と兵庫では、お維が計3議席確保とみるなど「改憲政党」が全議席を獲得するという最悪の予想になっている一方、東京ではお維の田中康夫が7番手に後退している。ただ、このまま田中を「お維落とす」ことができるかどうかは微妙であって、私はやっぱり(相当の抵抗はあるが鼻をつまんで)あいつに投票せざるを得ないかと観念した。彼を熱烈に応援しているらしい例の「アブナイ」ブロガー氏あたりは、もっと早い段階で田中康夫を手厳しく批判しておくべきだったのではないか。

http://www.asahi.com/articles/ASJ7673DFJ76UZPS00F.html

改憲4党、3分の2に迫る 朝日新聞参院選情勢調査
2016年7月7日05時03分

 10日投開票の参院選の終盤情勢について、朝日新聞社は5、6の両日、全国の有権者を対象に電話による情勢調査を実施した。取材で得た情報を合わせて分析すると、憲法改正に前向きな自民、公明、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党を合わせた「改憲4党」は、非改選議席を含め、憲法改正の国会発議に必要な3分の2に迫る勢い。自民、公明は序盤の勢いを維持。自民は1989年に失った単独過半数をうかがう情勢となっている。

 投票行動を明らかにしていない人が選挙区で5割、比例区で4割おり、情勢が変わる可能性がある。

 改憲4党の獲得議席は70議席台後半になりそうで、公示直後の序盤調査(6月22、23日)の勢いを維持している。参院での改憲発議は定数(242)の3分の2にあたる162議席が必要。4党の非改選は84議席で、3分の2には今回、78議席が必要になる。

 自民、公明は安倍晋三首相が目標ラインに掲げた改選議席(121)の過半数(61)を上回る勢い。

 自民の単独過半数(122)には、非改選(65)を含め、今回、57議席が必要。1人区では、序盤と同じ20選挙区でリードしており、複数区でも各1議席を確保しそうだ。比例区では18議席を獲得した前回参院選並みの20議席近くになる勢いで、選挙区と合わせた議席は50議席台半ばになる見込み。公明は、比例区では前回の7議席をうかがい、選挙区でも前回の4議席を上回る勢い。

 民進は前身の民主の前回17議席は上回りそうだが、改選議席(43)を確保するのは厳しい情勢。選挙区で19議席程度、比例区で11議席程度の計30議席程度の見込み。共産は改選議席(3)を上回る7議席程度となる勢いで、選挙区では1議席を確保しそうだ。おおさか維新の会は大阪で2議席をうかがう情勢で、選挙区、比例区で計8議席程度となる見込みだ。社民は改選議席(2)の維持が厳しい情勢となっている。

 1人区の野党統一候補は、序盤と同じ12選挙区でリードまたは接戦となっている。東北を中心に野党共闘に一定の効果は見られるものの、序盤と比べ広がりが見られない。

 個別の選挙区をみると、福島、沖縄では、現職閣僚らが野党統一候補を追う展開。民進岡田克也代表の地元・三重では民進候補がリードしている。

 同時に実施した世論調査では、投票先を決めるとき一番重視する政策は「社会保障」が最も多く、29%だった。

     ◇

 〈調査方法〉 5、6の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に調査員が電話をかける「朝日RDD」方式で、全国47都道府県を対象に調査した。作成した番号のうち、世帯用と判明した番号は全国で計7万8629件、有効回答は4万3319人。回答率は55%。

朝日新聞デジタルより)


それにしても、普通なら序盤と終盤の情勢調査結果はもっと変わるものだが、今回は恐ろしいまでの無風だ。安倍晋三の「争点隠し」というより「参院選隠し」とでもいうべき、投票率の低下を露骨に狙ったかのような奸計がもろに功を奏している。アベさまににらまれまいと萎縮したメディアのふがいなさには切歯扼腕するしかない。

メディアが騒いでいるのは、例の小池百合子の動きが突出している都知事選だが、これとて参院選から人々の目をそらさせようとする安倍晋三の狙いに、その意図があってかどうかはわからないが、少なくとも結果的には小池が協力している形だ。私は小池出馬について小泉純一郎細川護煕がしゃしゃり出てきた時には血が逆流する思いがした。それとともに、一昨年の都知事選で細川護煕を応援した「リベラル」たちのていたらくに、改めてため息が出たのであった。