kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

「安倍信者」たちに「忖度」する安倍晋三

先週近畿地方を直撃した猛烈な風台風と北海道の胆振を襲った大地震にお見舞いの電報を打った韓国の文在寅大統領に、安倍晋三がお礼の返信をしていないのではないかとの疑惑がネットで取り沙汰されている。下記はそのことを取り上げたブログ記事の一例。


しかし、この件については下記ツイートの推測がかなり当たっているのではないか。

https://twitter.com/bakenekodotcom/status/1038055866589560832

多分安倍は、文在寅のお見舞いに外交チャンネルからは謝意を示してるんでしょうね。それをやらないということはさすがにないでしょう。では、なぜツイッターでやらないのかというと、当たり前ですが、支持者のネトウヨたちに批判されるからでしょうな。

6:26 - 2018年9月7日


かつて存在した「小泉(純一郎)信者」や絶滅危惧種となって久しい「小沢信者」は、教祖のやることなすことがどんなに意に沿わなくとも、なんとか屁理屈をひねり出して必死に擁護していた。「安倍信者」にもそれは当てはまるだろうから、「支持者のネトウヨたちに批判される」ことはあり得ない。そこは上記ツイートの推測で同意できない部分だ。

しかし、安倍晋三は誰よりも自らの支持基盤の意向を気にし、彼らのご機嫌を取り結ぼうとする人間だ。

つまり、安倍晋三は「安倍信者」に忖度して、「『ツイッターでは』文大統領に謝意を表さなかった」。それが真相なのではないか。

この一件から思い出したのは小沢一郎だ。小沢はその人気凋落期に、必死に「小沢信者」たちのご機嫌を取り結ぼうとして「信者」以外の人々から見放され、最後には「信者」の一部からも離反する者が続出して今に至っている。「捨てる神あれば拾う神あり」でそんな小沢を拾ったのが「市民連合」と日本共産党だ。

小沢の人気凋落期に、「『小沢信者』たちが『大人の保守政治家』だった小沢一郎をスポイルしてしまった。こんなにひどい『ひいきの引き倒し』は見たことがない」と論評したブロガーがいたことを覚えている。言い得て妙だと思った。

今、それが安倍晋三と「安倍信者」についても当てはまっている。

ただ、安倍の場合は最初から評価できる点が皆無の政治家だったから小沢の場合よりもさらに悪質だし、NHK(特に岩田明子)や読売新聞などによる嘘の宣伝が功を奏して「信者」の数もかつての「小沢信者」とは比較にならないくらい多いから、現在の「安倍バブル」が弾けた時には、まさしく「崩壊の時代」の終焉にふさわしい、とんでもないカオス(混沌)が待ち構えているに違いない。

現在の日本に生きる人間は、それを覚悟しておかなければならない。