kojitakenの日記

古寺多見(kojitaken)の日記・はてなブログ版

私が大谷選手周りで特に気になるのは、大谷選手に対してネガティブな発信があると、まるで自分ごとのように怒ったり、批判したりする人々が、相当数いることである。(井戸まさえ氏のXより)

 昨日、衆院東京15区補選に参政党からの立候補を表明した吉川里奈氏の事務所が開設されていたのを目撃した。弊ブログでは黙殺してきたが、参政党の吉川氏擁立はさる15日に発表されていた。以下朝日新聞デジタルより。

 

digital.asahi.com

 

参政党、衆院東京15区補選に新顔・吉川氏擁立へ

中村英一郎 2024年3月15日 16時47分

 

 公職選挙法違反の罪で有罪判決を受けた柿沢未途被告=自民党を離党=の辞職に伴う衆院東京15区(江東区)の補欠選挙で、参政党は15日、看護師で新顔の吉川里奈氏(36)を公認候補として擁立すると発表した。また、4月の衆院3補選で、島根1区と長崎3区では擁立を見送ることも明らかにした。

 15日に記者会見した吉川氏は3児の母だと説明し、「(子育て世代に)子の未来のために参政党という選択肢を知ってもらいたい」と話した。

 東京15区補選では、共産党の小堤東氏、日本維新の会の金沢結衣氏、政治団体・日本保守党の飯山陽氏の新顔3人が立候補の意向を明らかにしている。(中村英一郎)

 

朝日新聞デジタルより)

 

URL: https://digital.asahi.com/articles/ASS3H5G4NS3HOXIE002.html

 

 補選にはどうやら須藤元気が無所属で出てきそうな様相だ。元号新選組に動きがないのは、この須藤を応援しようと思っているからだろう。立民がどうするのかは知らない。須藤の公認はもちろん、推薦も支持もしないのではないかと推測する向きもあるが、それなら立民が自前で候補を立てるのかどうかがはっきりしない。昨年の参院選終了後ずっと東京15区の総支部長を空位にしてきた立民の不作為が完全に裏目に出ている。立民の東京都連のみならず、泉執行部の責任は重い。

 その東京15区から前回の衆院選に立候補して敗れた井戸まさえ氏は、何度か大谷翔平の元通訳の違法賭博問題についてXをポストしている。そのうち最初のポストは以前に弊ブログで紹介したが、そのあとに発信された下記Xにも共感した。但し冒頭部分は除く。

 

 

 上記Xに、70年代に生まれた女の子たちに、プロ野球読売軍の長嶋茂雄の妻からとった「亜希子」という名前が多かったというのだが本当だろうか。そもそも長嶋の結婚など井戸氏よりも年長の私でさえ記憶にない。ネットで調べてみたら1965年で、井戸氏はその年の生まれだ。また長嶋亜希子(故人。2007年没)の結婚と関係あるかどうかは知らないが、亜希子という名前の有名人というと、やはり1965年生まれの元フジテレビアナウンサー・八木亜希子が思い出される。しかしこの人の実家は阪神ファンだったはずだと思ってネット検索をかけたらその通りだった。しかし八木氏の結婚相手がオリックスファンとのことで、八木氏自身は現在はオリックスを応援しているらしい*1。私は1993年に横浜スタジアムで行われた横浜対阪神2回戦で八木氏が始球式を務めたことを覚えているが、その時には氏が(あるいは氏の親が)阪神ファンだとは知らなかった*2。その阪神ファンの親が娘に「亜希子」と名付けた時、長嶋の妻を意識していたかどうかは疑問だ。ましてや1970年代にもなればもう長嶋の結婚から5年以上も経っている。そんなに経ってもまだ長嶋の妻にあやかって命名したりするんだろうか。

 まあそんなことはどうでも良い。私が共感したくだりはXの後半だ。以下に引用する。

 

さて、私が大谷選手周りで特に気になるのは、大谷選手に対してネガティブな発信があると、まるで自分ごとのように怒ったり、批判したりする人々が、相当数いることである。

勝手に「全て完璧」な大谷像、大谷ストーリーを作り上げ、そこに過剰に自分投影する。一ファンを超え、それはまるで生まれた時から知っている親戚レベルに到達。

 

日本の凋落が目に見える中で、アメリカでの大谷の活躍は、自らの存在意義を確認するものなのだろうか。そこにはちょっとした闇を感じる。

 

公私に渡る動向は皇室並みの注目度の中で、作り上げられた「あるべき大谷像」の中には水原一平氏との関係も含まれていた。

 

今回の騒動は「あるべき」に実際に生きる人々が組み込まれていく中で起こったものとも思われる。大谷選手はもちろんだが、こうした「あるべき以外」の部分を共にし、「リアルな日常」を過ごす水原氏にとって、その差異を感じることすら大きなプレッシャーだったのではないか。

 

事件内容は今後明らかになるであろう。その際には応援する側や報道する側の「あるべき」を考える機会にしなければならないと思う。

 

(井戸まさえ氏のXより)

 

URL: https://twitter.com/idomasae/status/1771368033216582080

 

 私が特に強く違和感を持ったのは、昨年3月のWBCで大谷がプライベートジェットを使ったことを志葉玲氏が批判した時のことだ。

 

news.yahoo.co.jp

 

 上記記事にヤフコメやXなどで非難の雨嵐が起きた。その怒り狂いようは、ネトウヨかオザシンかヤマシンかと思わせたほどだ。

 ところが今回、元通訳の賭博問題が発覚し、アメリカで大谷にも厳しい目が向けられていると報じられるや、その尻馬に乗る人間が続出した。ひろゆきなどがその例だ。私は「飛び恥」の件では志葉氏を支持し、社会的発言を積極的に行うダルビッシュ有WBCでプライベートジェットを使ったのだからダルビッシュにも聞いてみれば良いと書いた。しかし今回は事実関係がはっきりしないのでブログ記事にはほとんど取り上げていない。

 大谷に限らず、支持政党を過剰防衛しようと必死の各政党の「信者」ないし支持者たちにも似たようなことを感じる。神聖不可侵で、どんな批判であっても許さないという人たちが非常に多い。

 おかしくないか。

*1:https://hochi.news/articles/20231105-OHT1T51336.html

*2:当時の私は横浜市民だったので、神宮球場と合わせて横浜スタジアムまで一年に一度ずつ見に行くことにしていたが、スワローズの試合は神宮に限定して、ハマスタではスワローズ以外の相手の試合を見に行っていた。観戦はやはりホームチームを応援する方が面白いからである。そして浜スタではたいていは阪神戦を選んでいた。当時のハマスタは人気の阪神戦でも当日券で入れた。

立民は関東、維新は関西 野田元首相、すみ分け提唱(共同)

 野田佳彦が立民と維新との「すみ分け」の持論を再び唱え、これを共同通信が配信して全国の地方紙に掲載された。

 

nordot.app

 

立民は関東、維新は関西 野田元首相、すみ分け提唱

2024/03/24

 

 立憲民主党野田佳彦元首相は24日放送のBSテレ東番組で、次期衆院選に向け日本維新の会との候補者調整を提唱した。「地域的に強い弱いがある。すみ分けは仕方がない」と指摘し、関西を維新、関東を立民で調整すれば「接戦区でも自民党に勝てるかもしれない」と述べた。

 

 自民派閥の裏金事件を受けた政治改革では、野党の方向性は一致していると指摘。「大同団結できるかどうかが問われている。ぎりぎりまで交渉を続け、10でも20でも議席を上積みできれば全然違う」と語った。

 

共同通信より)

 

URL: https://nordot.app/1144541058084126803

 

 以下、はてなブックマークのコメントより。

 

立民は関東、維新は関西 野田元首相、すみ分け提唱 | 共同通信

この人はなぜ政敵に塩を贈るようなことばかりするのか。維新とは政策で一致する所など殆どないだろうに。敵に絶好のパスを渡してばかりのアシスト王である。

2024/03/24 20:29

b.hatena.ne.jp

 

 いや、野田や立民代表の泉健太などは、立民の政策は維新とコンパチブルだと思ってるんじゃないですかね。泉なんか、一昨年末に「『維新八策』には大部分協調できる」って言ってましたよ。

 

立民は関東、維新は関西 野田元首相、すみ分け提唱 | 共同通信

立憲は自分たちの支持層がすみ分けするんでといえば維新にいれると思ってるのか?あまりにも有権者や個々の政治信条というものを舐めてる。西に住んでるけど維新みたいな差別政党には一票たりとも入れたくない。

2024/03/24 23:47

b.hatena.ne.jp

 

立民は関東、維新は関西 野田元首相、すみ分け提唱 | 共同通信

維新に媚びるなら支持しない。泉やら野田やら右に色目使う連中は本当に邪魔。国民民主にでも行ってろ。そも維新馬場は立民蹴落とす気満々だろうよ

2024/03/25 03:01

b.hatena.ne.jp

 

立民は関東、維新は関西 野田元首相、すみ分け提唱 | 共同通信

これ関西の維新不支持者が野田氏に対して怒ってて複雑な気持ちになった

2024/03/25 00:26

b.hatena.ne.jp

 

 そりゃ怒って当然だろ。私は東京だけど立民にあからさまに冷遇されている東京15区(江東区)民にして関西出身者なので、立民の泉執行部だの野田佳彦(野ダメ)などには本当に怒り心頭だ。

 

立民は関東、維新は関西 野田元首相、すみ分け提唱 | 共同通信

「自公連立入りも選択肢」という発言を馬場代表が行っているが、野田氏は残念ながら極端に政局を見る目がない。不要という意見もあるが、例えばパーペンや近衞のそうした欠如が招いた惨事を知る我々としてはどうか。

2024/03/24 23:53

b.hatena.ne.jp

 

 パーペンとは。Wikipediaから引用する。

 

フランツ・ヨーゼフ・ヘルマン・ミヒャエル・マリア・フォン・パーペンドイツ語Franz Joseph Hermann Michael Maria von Papen Franz Joseph Hermann Michael Maria von Papen.ogg 音声[ヘルプ/ファイル], Erbsälzer zu Werl und Neuwerk1879年10月29日 - 1969年5月2日)は、ドイツ貴族陸軍軍人政治家外交官爵位男爵。軍人としての階級は陸軍中佐。第13代ドイツ国首相、第12代副首相を務めた。

概要[編集]

ヴァイマル共和政末期の1932年にクルト・フォン・シュライヒャーに擁立されてパウル・フォン・ヒンデンブルク大統領の大統領内閣の首相を務めたが、パーペン内閣ドイツ語版は半年ほどでシュライヒャーに見限られて瓦解した後、シュライヒャーとの政争で国家社会主義ドイツ労働者党(ナチ党)党首アドルフ・ヒトラーと接近し、彼が首相になれるよう尽力するなどナチ党の権力掌握に大きな役割を果たした。1933年のヒトラー内閣成立でヒトラーに次ぐ副首相兼プロイセン州首相の座に就いた。しかし、「長いナイフの夜」事件で失脚し、その後はオーストリアトルコでドイツ大使を務めた。第二次世界大戦後、ニュルンベルク裁判で主要戦争犯罪人として起訴されたが、無罪とされた。

 

URL: フランツ・フォン・パーペン - Wikipedia

 

 ナチスの政権獲得への道を開いた政治家だった。

 泉支持者のnaoko氏のTwilogより拾う。いずれもXのリポスト。

 

 

 リンクされているのは津田大介氏の下記X。

 

 

 この津田氏のX自体、あまりにも微温的に過ぎるとしか思えずに腹が立つが、nks氏はその程度の意見さえなだめにかかっているようだ。

 しかし氏の野田弁護には限度があり、歯切れは悪い。

 

 

 そもそも「昭和の」などという言い方自体を私は否定する。「1980年代までの」と言わなければならない。しかしnks氏でさえ「野田発言を支持するものではない」との留保をつけている。以下津田氏とnks氏との応答。

 

 

 

 そもそも水面下だろうが維新と接触すること自体が論外なんだよ。

 

 

 本当にそう思ってるんだったら野田を弁護する必要なんかないじゃない。

 そういえばこたつぬこ(木下ちがや)氏の下記Xもいただけなかった。

 

 

読売の政治記事によると、衆院東京15区補選について「共産は取下げの選択肢も排除していないが、立民内で浮上する国会議員について水面下で難色を示している」らしい(カタコト明朝氏のXより)

 衆院東京15区補選については、どうやら自公・都ファと立民系が神経戦を展開しているらしく、なかなか情報が得られないのだが、読売の政治記事に関する情報を泉健太支持者のnaoko氏のTwilog経由で知った。

 

 

 上記Xに、naoko氏が下記の反応をしていた。

 

 

 立民が推薦する候補者にS氏こと須藤元気が挙がっていてかなり有力であるらしいことは、私が好まない保守・新自由主義系と思しき大濱崎卓馬氏が書いた下記観測記事から知ることができる。

 

衆議院東京15区の情勢

 

 ここまで述べてきたとおり、東京15区は現時点で構図が定まっておらず、情勢がみえません。仮に全国知名度のある参院選立候補経験者が与党系相乗り推薦で立候補するとなった場合は人気の中心となる可能性が高く、自民党都民ファの共闘体制が組めれば、先の江東区長選挙における大久保区長誕生と同じ流れで選挙戦をリードする可能性が高いでしょう。

 

 一方、候補者調整ではもう少し先に進んでいるとされる野党側が、須藤元気氏を擁立するかどうかが焦点です。現時点での情勢調査では須藤元気氏がリードとされていますが、これは事実上の知名度調査であり、与党系が全国知名度のある候補者を擁立した場合には、リードは一気に失われると考えられます。江東区長選挙での采配ミスを踏まえれば、選挙戦略を変えなければ厳しいと考えられる一方、自民党は不戦敗の可能性も否定できず、その場合には須藤氏や地元区議の擁立でも勝算があるとみられます。

 

 与野党の候補者擁立が(内部の調整も相当難しい調整となっているものの、外から見たら)睨み合いとなっていることを踏まえれば、漁夫の利的に維新の会が躍進する可能性も否定できません。日本維新の会はここ数ヶ月支持率が下落基調にありますが、選挙期間直前から期間中における浮動票を獲得する戦術には長けており、3つ巴の選挙戦にもっていけるかどうかが注目です。

 

 共産党野党共闘を選ぶのか独自候補擁立にこだわるのかが、日本保守党は初陣における選挙戦の展開と保守層の切り崩しの手法が見どころになります。

 

URL: https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/e61a600ed4963e9421424e0e46c3baf4433084dc

 

 右派新自由主義者の大濱崎は自民党不戦敗なら須藤元気や(元職の酒井菜摘ではなく)立民の現区議でも立民系候補が勝てそうな印象を与える能天気な文章を書いているが、事態はそこまで甘くない。

 現に泉健太を支持する立民支持系主流派とみられるnaoko氏も前記Xにみられる通り須藤には強い拒絶反応を示している。また「反泉」の旗色を鮮明にしている宮武嶺氏も下記の通り須藤を批判している。

 

blog.goo.ne.jp

 

私も古寺さんと同様、今やネトウヨよりも陰謀論者の方が世の中に垂れ流す害悪は大きいと思っているので、反ワクチン・反LGBT陰謀論須藤元気氏を立民が立候補させるなんて悪夢以外の何物でもないと思っています。

 

URL: https://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/4adb65d76488ab5e663f946d59378cb9

 

 このように、泉健太に対する「プロとコントラ」(『カラマーゾフの兄弟』から借用して格好をつけてみた)のお二方が拒絶反応を示す須藤をいったい誰が本気で応援するかというと、それは山本太郎や彼とつるむ立民・野田佳彦系の手塚仁雄のような人を支持ないし信奉する人たちだろう。もちろん須藤に投票する大部分は須藤の名前だけ知っていてマッチョ系陰謀論者の正体を知らない人たちだろうけれど。

 また、大濱崎がいう現職区議とはやはり野田佳彦系の高野勇斗だろうが、この人は2021年の都議選に惨敗した上、下記朝日新聞デジタルのリンクを見れば一目瞭然、昨年の区議選でも酒井菜摘の半分にも満たない得票しかできていない。

 

www.asahi.com

 

 そんな須藤だの高野だので勝てるほど国政選挙は甘くないと私は思う。

 仮に都ファ系候補が出ないのであれば、前回衆院選と同じように共産党が小堤東氏の立候補予定を取り下げるとの条件つきで、酒井氏か前回衆院選で立候補した井戸まさえ氏を擁立すれば維新の金沢結衣を上回って勝てる可能性が高いと私は思う。しかし陰謀論系の須藤や保守系の高野ではダメだ。第一そんな候補で共産党が小堤氏を下ろすはずもない。

 与党系が一番嫌なのは、下手に早々と不戦敗を決めてしまうと上記の構図、つまり共産の事実上の協力を得ての立民系候補(酒井氏または井戸氏)擁立が決まることだ。だから、都ファ系候補が出れば乗っかるぞと脅して神経戦を続けるのである。しかし、遠くない将来に衆院選の本選が間違いなく行われる以上、都ファが区長選と同じように自公に助け舟を出すかは全くわからない。仮に私が都ファの関係者であれば、今回は協力を見送って自公をさらに弱らせる選択肢を選ぶ。そうした方が、衆院選後に都ファ小池百合子)が国政に関与する時に都合が良いからである。

 しかしここで実に嫌らしいのは、泉健太だの野田佳彦だの岡田克也だのも、共産党よりも民民や維新との協力を志向する傾向を明らかに持っていることだ。だから彼らは江東区在住のリベラル系有権者の神経を逆撫でするのである。

 やはり2021年の立民代表交代なんかをやってはいけなかった。立民も共産もあの年の衆院選の総括を間違えた。悔やまれてならない。

 なお、井戸まさえ氏のXを見に行くと下記のポストが目立っていた。

 

 

 この件についても思うところはあるが、それは時間があれば書きたい。

配膳で味噌汁を置く位置も東京と大阪で違いがあるとは知らなかった

 暇ネタ。

 こんなのにまで東西で差があるとは全く知らなかった。

 

togetter.com

 

 

 こんなのは意識したこともないけど、味噌汁は奥、つまり大阪式しか思いつかない。東京に住むようになってもう長いけど、東京では味噌汁を手前に置くのが基本だとは全く知らなかった。ブコメを見ると、東京式は武家のしきたりらしい。

 

今日テレビでビックリしたんだけど関東の人、右ってホントなん?僕の中では左一択なんよね…ちょっと衝撃だったわ…

江戸には武士が多く、武士の礼法として広まっていた小笠原流(最初に汁とご飯に口をつける)の影響で東京では味噌汁右置きが多くなった、っていう理由があるかもしれない。

2024/03/22 16:33

b.hatena.ne.jp

 

今日テレビでビックリしたんだけど関東の人、右ってホントなん?僕の中では左一択なんよね…ちょっと衝撃だったわ…

農水省 ご存じですか?“和の配膳”<a href="https://www.maff.go.jp/chushi/syokuiku/katudou/attach/pdf/26_jireishuu-23.pdf" target="_blank" rel="noopener nofollow">https://www.maff.go.jp/chushi/syokuiku/katudou/attach/pdf/26_jireishuu-23.pdf

2024/03/22 16:36

b.hatena.ne.jp

 

 なら江戸でも武家と町人の家とでは違ったりしないんだろうか。武家のしきたりというと、東京のプロ野球球団のなんとか軍を連想して抵抗を感じてしまう。役所(農水省)にまで押し付けられるならますます嫌だ。

 なおTogetterは「味噌汁は手前に置くか奥に置くか」でまとめられているのに、リンクされているXは右か左かで議論されているようにも見える。でもXの画像を見ると、ご飯だけは東京式(武家式?)だろうが大阪式(町人式?)だろうが手前左で変わらないんだよね。武家のマナーでは味噌汁を手前右側に置くのがルールということらしい。私は味噌汁は奥がマストで、奥の左側か右側かはさほど気にならない(左側の方が自然だとは思うけど)。でも手前に置くのは嫌だと思う。手前の左側に味噌汁を置くのは絶対にあり得ないが、そのような習慣の地域はさすがになさそうだ。

中曽根康弘のブレーンだった高坂正堯は、中曽根がもくろんだ「防衛費対GDP比1%枠」の撤廃に反対した。それが今では野党の政治家までもが‥‥

 世の「リベラル」人士の中には、私が見る範囲では『日本がアブナイ!』の運営者などが典型的な例なのだが、故安倍晋三の流れを汲む「アブナイ」政治家や政治勢力の歯止めとして岸田文雄に期待を託している人たちがいる。内閣支持率が2割あるかないかになった今となってはごく少数派だとは思うが。

 しかし、私はその人たちには全く同意しない。

 岸田内閣支持率が大暴落する遠因となったのが軍事費(防衛費)の倍増政策だった。私はここで「と思う」などと書かずに断定形で書いた。当然ながら軍事費の倍増には財源が必要であり、増税しなければ福祉や社会保障、インフラ整備などに大きな皺寄せが行くことは自明だったからである。岸田がこの政策を打ち出すや否や、弊ブログはこのを強く非難する記事を公開した。2022年5月31日のことだ。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 タイトルから明らかな通り、私は憲法9条的な観点からではなく25条的な観点から軍事費増大政策を批判した。実は私は9条的観点からも軍事費倍増政策には反対なのだが、弊ブログの運営方針として、常に9条的観点よりも25条的観点を優先させることにしている。この国に住む人々にとってより切実な問題は後者だと信じるからだ。

 以下に上記記事の一部を引用する。

 

 この問題は「世界の警察官」であり続けるのに必要な国力を失いつつあるアメリカが、軍事費の一部を「同盟国」に肩代わりさせようとしていることから発していることは自明だが、多くの日本国民が直視していないのは、日本の国力はアメリカどころではなく急落しているという事実である。

 そんな時に軍事費(防衛費)の大増強をやった場合、間違いなく降りかかってくるのは社会保障や福祉の削減だ。

 以下は日経の記事についた「はてなブックマーク」より。

 

防衛費増額「GDP比2%以上」 賛成55%、反対33% - 日本経済新聞

GDP1%分(=6兆円)増額って、消費税3ポイント分なんだけど、55%の人は、どこから持ってくる気なんだろう?

2022/04/27 07:19

b.hatena.ne.jp

 

防衛費増額「GDP比2%以上」 賛成55%、反対33% - 日本経済新聞

いつも福祉については財源について同時に議論が行われるが、この件については財源の話が出てこないのは何なのだろうな。どこから金をひねり出すつもりなのか。

2022/04/27 11:44

b.hatena.ne.jp

 

 これらの懸念に対し、安倍晋三は「国債で賄えば良い」と言っているとのこと。

 誰かを思い出さないか?

 そう、山本太郎である。

 山本も防衛費増額には肯定的な発言をした。山本も「国債で賄えば良い」とか「どんどんお金を刷りなさい」とかいうスタンスだろう。

 私は財政均衡論には与しないが、野放図な国債発行にも与しない。国債の利払いは紛れもない逆再分配になるからだ。

 昨今は第2〜4次安倍内閣時代にネトウヨが絶叫していた「日本スゴイ」論をあまり聞かなくなったような気がするが、多くの人が日本の国力低下を実感するようになったからではないだろうか。

 そんな時に防衛費の激増など、40年前に流行した言葉で言えば「逆噴射」政策にほかならない。私には、およそナンセンスもいいところの政策であるとしか思えない。

 そんな政策を「保守本流」を標榜しておいでらしい岸田文雄が唱え、泉健太山本太郎が追随する。「リベラル・左派」も岸田にはやたらと甘い。岸田がやろうとしている防衛費のドラスティックな増額がこの記事で指摘したようなトンデモ逆噴射政策であるなどとは、夢にも思っていないのではなかろうか。

 こんな現状に対して強い危機感を抱かないわけにはいかない。

 

URL: https://kojitaken.hatenablog.com/entry/2022/05/31/075642

 

 ブコメに示されている通り、岸田が軍事費倍増政策を打ち出した当初には、日経の世論調査でこの政策への支持は55%を占めた。しかしこの時は岸田が語らなかった財源について、増税所得税法人税などの直接税)で賄うとの方針を打ち出したら、しばらくして岸田に「増税メガネ」とのあだ名がつき、支持率の低落が始まった。慌てた岸田が減税を言い出すと、言を左右にするとして批判された。さすがにここまで露骨だと、いかに権力に弱い人間が多い日本国民といえども、もう騙すことはできなくなっていた。だから、岸田内閣支持率が大暴落したのは完全に自業自得なのである。

 財源が増税だろうが当時はまだ生きていた安倍晋三が言ったような国債だろうが私は反対なのだが、記事中で泉健太山本太郎も、少なくとも初動の段階では岸田を批判できなかったことは本当に由々しき問題だと今でも思う。野党でさえこの始末だから、自民党内はもちろん、保守派の知識人からも岸田が打ち出した軍事費倍増政策に反対する声など全く出なかった。

 しかし最近、『海神日和』という、トマ・ピケティの本に関する記事を載せたりしているブログに下記の記事が載っていることを教えてもらって、昔の中曽根康弘のブレーンだった保守派の学者・高坂正堯が中曽根が目論んでいた防衛費増額に反対していたことを知った。高坂といえば、京都弁の憎たらしい保守派の学者として昔の私が大嫌いだった保守派の人士だ。

 ブログ記事には、服部龍二が書いた高坂正堯の評伝(中公新書, 2018)が紹介されている。

 

www.chuko.co.jp

 

 以下、下記リンクのブログ記事から引用する。

 

kimugoq.blog.ss-blog.jp

 

(前略)高坂は1983年8月から中曽根首相の私的諮問機関「平和問題研究会」の座長を務めていた。「総合的な安全保障政策」を提案するのが、この研究会の目的だった。

 

 しかし、もっと生々しくいうと、「防衛計画の大綱」と防衛費GNP1%枠の見直しが課題だったといってよい。

 

 これにたいし、高坂は翌年3月の中間報告で、「防衛計画の大綱」の見直しは不要、防衛費1%枠にさほど根拠はないが、何らかの新しい歯止めは必要であり、それができなければ当面1%枠を保持するという意見書を提出している。ちなみに、「防衛計画の大綱」は、専守防衛非核三原則周辺諸国に脅威を与えないことなどを基本としていた。

 

 だが、中曽根本人はこの意見書に満足しない。大見得を切って、アメリカのレーガン大統領に約束した手前もある。

 

 平和問題研究会の答申素案はその後3回にわたり出されたが、中曽根はそれに干渉し、「防衛計画の大綱」は見直すべきこと、防衛力の整備は「定性的」に(つまり状況に応じて)考えることを指示した。とうぜん1%枠の撤廃が示唆されている。

 

 こうして、中曽根の意見が取りこまれ、1984年12月に最終報告書が提出された。高坂にとっては不本意なものだったという。

 

 けっきょく中曽根にしたがうことになったものの、高坂はけっして「御用学者」ではなく、政府に批判的な見解ももっていた、と服部はあくまでも高坂を擁護している。(後略)

 

URL: https://kimugoq.blog.ss-blog.jp/2024-02-19

 

 防衛費(軍事費)は結局、対GDP比1%をわずかに超えたものの、その後はずっと「ほぼ1.0%」で推移してきた。それを一気に2%に引き上げることを表明したのが岸田文雄なのである。

 私にはこんな政治家は欠片ほども支持だの擁護だのをする気になれない。『日本がアブナイ!』を運営するmew氏はこの件についてどう思っておられるのだろうか。

 また現在の立憲民主党(立民)に軍事費増額そのものを批判する政治家はほとんどいない。国会議員ではないけれども衆院愛知10区の支部長で次期総選挙立候補が内定している「ワラ氏」こと藤原規眞氏を(私が知る限り)唯一の例外として。氏は昨年年初に泉健太乃木神社参拝を批判した、なかなか気骨のある人だ。ツイート(当時)もよく見ていたが、Xからアカウント未取得者が排除されて以来ほとんど見ることができなくなったのが残念だ。もちろん私はXに屈したりは決してしないから、今後ともXのアカウントを開設するつもりなど全くない。

 ワラ氏は例外として、こういうところが立民の残念な特徴の一つだ。

 それはともかく、1980年代には保守派の学者は内閣のブレーンに登用されても平気で時の首相に楯突いたことは読者の皆様にもよく認識していただきたい。

 かつて弊ブログに「誰に帰依するかをはっきりさせろ」と迫ったトンデモコメントが寄せられたことがあった。だが1980年代まではそのような権威主義的な考え方は、少なくとも政治を議論しようとする人たちの間では決して主流ではなかった。

 それがいつの間にか権威主義が蔓延するようになって今に至る。自民や共産はもちろんのこと、立民の支持層でも権威主義者が多数を占めるように私には思われる。「草の根」を標榜した枝野幸男をも「えだのん」と呼んで崇拝する人たちが跡を絶たなかったことが苦々しく思い出される。

 そこで弊ブログのモットーを一つ考えてみた。

 「専門知には敬意を払え、権力からは自由であれ。」

 たいていの陰謀論者はこれとは逆で、専門知から自由であろうとするから陰謀論にはまる一方、権威や権力(者)に盲従したがる。

 今後ブログ記事に上記のモットーをしばしば掲げたい。

野田ら党内右派は結局、党内だけで自陣が優位になれば党がどうなってもいい。政権喪失時の判断といい、野田の主張に従っても立憲全体にはデメリットしかないだろう。彼等の自称リアリズムは只の身勝手だ。(Gl17氏)

 引き続き、明らかに不人気記事のカテゴリに属する衆院東京15区補選の話。

 まず、前回の記事にいただいたコメントより。

 

kojitaken.hatenablog.com

 

 suterakuso

この件は、大手では、19日の朝に毎日が「スクープ」と銘打った記事を出しているのに気づいて、次のブコメを付けました。

>やってくれるね。自民復帰を望むことを公言も含めて。トランプを見るに「必要悪」肯定が時代のトレンドの一つであることは否定できない訳で、今後の政局の試金石ではあるだろう。この野蛮を、全力で叩き潰すべき。

またお知らせコメントをしようかなとも思いましたが、知らないこともないだろうから、気にさわることにしかならないだろうなと思い、自重したのでした。その記事のブコメを見るに、関心は薄そうです。憲法の基準の多重性という、本来中学生までに理解されなければならないことを理解していない、誰かさんみたいなブコメが人気ブコメになっている始末ですし。でも、ほんと、これ以上社会が野蛮にならないよう、他力本願で申し訳ありませんが、地元のみなさんには、これを完膚なきままに叩き潰してほしいです。

 

 下記の記事ですね。記事の引用は省略します。

 

mainichi.jp

 

 お察しの通り、この記事には見覚えがあるので、この毎日の報道でこの件を知ったのだろうと思います。秋元の事務所が細々とながら稼働しているらしいことを、その前をしょっちゅう通りがかるので知っていたので(但し扉はいつも閉め切られているので中の様子は全くわかりませんけど)、意外感は全くありませんでしたけど。

 でも、地元民として言わせてもらえば、いくらなんでも秋元の当選はないどころか、供託金没収は間違いないと思いますよ。この人はもともと選挙に強い人とはいえなくて(ルーツは江東区にあるらしいけれども足立区に生まれて鹿児島で育った人のようです)、初めて出馬した2012年と次の2014年の選挙では柿沢未途に連敗しての比例復活で、2017年の選挙で柿沢が「希望の党」への逆風をもろに受けて票を減らしたためにやっとこさ選挙区で当選したのでした。あの選挙は、東京15区に旧立民が候補者を出していたらきっとその人が当選したに違いないと思いますよ。しかしあの選挙で立民は「希望の党」には刺客を立てない方針で戦いました。選挙直前の結党だったために刺客を送る余裕もなかったこともあるでしょうし、希望の党の人たちをのちのちには取り込もうという意図もあったと思いますが。たとえば香川1区の小川淳也は2017年に希望の党から立候補しましたが、あの選挙の時から本当は立民に行きたいんだという素振りを隠そうともしていませんでした。当地に来る前の居住地が高松市だった私は、あの人が遅かれ早かれ立民に行くことなんかわかり切っているのに、何やってんだあの優柔不断な人はと呆れていました。そう、2017年に私が予測した通り小川氏は立民に移ったわけですが、常日頃から自らが住む選挙区の政治家を見ていればそのくらいのことはわかります。あの人(小川氏)は維新にすり寄る発言もよくしますが、根はリベラルなんですよ。そこが同じ「元希望の党」であっても泉健太とは全然違います。泉ももともとは北海道在住の社会党支持者だったようですが、長年にわたって京都の社会党民主党系の反共体質に強く染まりすぎたのだろうと思っています。だから私は2021年の立民代表選で小川と泉の間に線を引き、小川なら許容するけれども泉は絶対に認めないとブログ記事に書いたわけです。

 

 ラヴェンダー・ホリフィール

「底辺の女王」選びでもやってるかのような東京15区とは違い、島根1区は亀井亜紀子、長崎3区は山田勝彦でほぼ決まりなんでしょうね

でも、本来喜ぶべき野党系の白星に対して、どういうわけか説明のつかない「疚しさ」のようなものを感じます

実力だろうと運だろうと、勝ち星が積み上がっていけばこういうストレスはなくなるものと信じて頼りない野党を見守りたいと思います

 

 補選が2勝1敗だったら泉は安泰ですものね。かえすがえすも昨年4月の補選4戦全敗で辞めてくれなかったのが残念でなりません。

 次いで記事についたGl17さんのはてなブックマークコメントより。

 

IR汚職で実刑判決を受けて明後日の控訴審判決を待つ元自民党の秋元司被告人が、公職選挙法違反で辞職し離党した柿沢未途氏の辞職を受けた東京15区衆院補選に立候補表明。自民党はとことんふざけてる。腐ってる。(宮武嶺氏)/東京15区を大阪や関西の一部選挙区ともども維新に譲り渡しかねない野田佳彦(野ダメ)もひどいですよ。 - kojitakenの日記

野田ら党内右派は結局、党内だけで自陣が優位になれば党がどうなってもいい。政権喪失時の判断といい、野田の主張に従っても立憲全体にはデメリットしかないだろう。彼等の自称リアリズムは只の身勝手だ。

2024/03/22 03:00

b.hatena.ne.jp

 

 本当にその通りだと思いますが、最近の立民支持層の主流は年々組織防衛志向が強くなっているらしく、X界隈などで野田佳彦を批判しようものなら反批判が相次ぐか、さもなくば黙殺されて(後者の方がよりありそうです)大きな声にはなりません。立民の党勢も自民の自滅に助けられて、伸びはしないまでも衰勢は止まっていますから、野田や泉その他の党内右派は安泰というわけです。

 最近は党内で自由にものが言えないとして共産党への批判が強いわけですが、民主集中制(というか分派禁止条項)の縛りなどないはずの立民支持層の間でも過剰防衛志向を動機とする同調圧力が強すぎるように思います。これでは長期的に見れば全く党のためにならないばかりか再び衰退に向かうリスクが高いと思うので、一刻も早くこのような体質から脱して、00年代の民主党には見られた「百花斉放百家争鳴」の気風を取り戻してもらいたいと思います。こんな体質になってしまったのはなぜでしょうか。やはり小沢一郎民主党に合流して自派内の締め付けを強烈にやっていたことなどの悪影響を受けて、党の体質が自民党みたいになってしまったということなんでしょうかね。

 そうそう、野田佳彦グループの「花斉会」は明らかに「百花斉放」からとられてますよね。野田のグループには泉を名指しで批判する蓮舫とか新選組とつるみたがる手塚仁雄など、確かにいろんな人はいますが、残念ながら彼らに共鳴したことは一度もありません。