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kojitakenの日記

2018-06-25 のっぴきならない段階に達した「崩壊の時代」

のっぴきならない段階に達した「崩壊の時代」

また先週火曜日から更新していなかったが、その間とんでもないニュースがいろいろあった。

たとえば、自民党衆院議員穴見陽一受動喫煙対策を訴える肺がん患者に対して「いい加減にしろ!」と野次を飛ばした件。

あるいは、防衛大が2014年に行ったアンケートで、4年生の過半数が「粗相ポイント制」と呼ばれる激しい下級生いびりをしたことがあると答えていた件。この結果は、当時公表されず隠蔽されていた。

そして、もはや定番と化した安倍内閣支持率の「V字回復」。特に上昇幅の大きかった日経の記事を以下に掲げる。

以下、日経記事から引用する。

内閣支持率、10ポイント増の52% 不支持率と逆転

 日本経済新聞社テレビ東京による22〜24日の世論調査で、安倍内閣支持率は52%となり、前回の5月下旬の42%から10ポイント上昇した。不支持率は5月の53%から42%に下がった。支持率が不支持率を上回るのは2月以来、4カ月ぶり。

 内閣支持率は2月に56%だったが、学校法人森友学園」「加計学園」の問題などを受け、3月以降は40%台前半に低迷していた。支持すると答えた人に理由を複数回答で聞くと「国際感覚がある」が37%で最も多く、「安定感がある」の36%、「指導力がある」の22%が続いた。安倍晋三首相外交手腕に期待が高まったとみられる。

 支持率を男女別に見ると、男性56%(前回48%)、女性45%(同33%)だった。

 首相加計学園加計孝太郎理事長が愛媛県文書に記載された約3年前の面会をともに否定している主張に「納得できない」は70%だった。「納得できる」は20%にとどまった。森友学園への国有地売却問題を巡り財務省が決裁文書改ざんの関係者を処分したことで同問題が「決着した」は18%で、「決着していない」の75%を下回った。

 安倍政権が今国会の重要課題に位置づけるカジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案への賛否を聞いたところ「反対」が53%で「賛成」の33%を上回った。内閣支持層では「賛成」が49%と「反対」の36%より多かった。

 調査は日経リサーチが22〜24日に全国の18歳以上の男女に携帯電話も含めて乱数番号(RDD方式)による電話で実施。990件の回答を得た。回答率は47.2%。

日本経済新聞 2018/6/24 18:04)

これは、南北首脳会談から米朝首脳会談へと進んだ流れに、安倍晋三が「蚊帳の外」に置かれているとの論評(これが正当な評価だろう)に対して、官邸NHK読売産経といった「御用メディア」を使って「外交の安倍」キャンペーンをやらせた結果、手もなく騙された日本国民が多かったことを示す。

一方、野党及び反政権系人士たちの頽廃は目を覆うばかりで、立憲民主党は早くもネオリベ化が目立つようになり、当初同党が支持を集めた「下からの(あるいは草の根)民主主義」の看板と実態との乖離が明らかになって、おそらくそれが原因となって、ここにきて政党支持率を大きく落としている。また、先のカジノ法案自由党国民民主党が反対したが、なぜ2013年にカジノ法案自民維新と一緒に国会に提出した生活の党*1の後身である自由党が今回は反対しているのか、同党はその理由を説明していないし、説明を求める声もいっこうに上がらない。党代表の玉木雄一郎がカジノ議連のメンバーに名を連ねる国民民主党も同罪だ。

また、先の新潟県知事選での完敗に対しても、敗因の分析や総括を封じる空気が醸成された。あるブログは「野党系の池田候補はよく頑張ったと思うし。このまま6党派で共闘して行ければと願っている」などと書くかたわら、「小泉父子、安倍・加計のウソを批判」などと題した記事を書いて小泉純一郎・進次郎という過激新自由主義者たちをあてにする情けない姿をさらしていたが、こんな姿勢は何も市井のブロガーにとどまらないことを示す記事が産経に載った。

共産志位和夫委員長小泉純一郎首相脱原発で連携意向

 共産党志位和夫委員長は24日、脱原発に向けて小泉純一郎首相と連携する考えを示した。前橋市での演説会で発言した。

 志位委員長は、原発推進から転換し、「原発ゼロ」を掲げる小泉元首相を「筋が通っている」と評価し、「協力してやっていきたい」と述べた。4野党が3月に国会に提出した「原発ゼロ基本法案」にも触れ、「原発問題でも野党共闘の旗がしっかり立った」と述べた。

産経ニュース 2018.6.24 17:37更新)

志位和夫はいったい何をやっているのか。小泉純一郎と連携したところで票を減らすだけだ。小泉が足を引っ張るだけの存在であることは、既に2014年東京都知事選において細川護煕舛添要一はおろか宇都宮健児にも得票が及ばなかったことで既に証明されている。

しかし、「民主集中制」の原則によって党執行部に逆らうことができない共産党員は、執行部の急激な右傾化に追随して、本心からかどうかはわからないが急激に右傾化している。先にネオリベ化したと指摘した立憲民主党ももともと少なくない右翼政治家を掲げているから、「野党共闘」自体が大きく右傾化しているのが実態だ。

なお、脱原発については、東電原発事故以降、日本にある原発のおよそ3分の1の廃炉が既に決まっていることからも明らかな通り、既に「脱原発」が惰性力となっているのだから、それに抗っている安倍政権はともかく、新潟県知事選自公候補が「脱原発」を争点にしないのは当たり前であって*2、そんな時代になっているのに、過激新自由主義政策によって多くの人々の恨みを買っている小泉純一郎応援する候補者に投票する気が起きなくなるのも当然だし、そんな人間と連携する「野党共闘」の支持が広がらないのもまた当然だ。小泉が「脱原発」を訴えるのは勝手だが、そんな人間とは「別個に進んで共に撃つ」ので十分なのであって、わざわざあんな新自由主義者に接近することによって受けるダメージの大きさは計り知れない。しかし、「野党共闘」においては異論が封じられているから、小泉や小沢と共闘する共産党に対する批判も、私のようなごく一部のへそ曲がりによってなされるに過ぎない。

「崩壊の時代」の崩壊は、いよいよのっぴきならない段階に達した。

*1一説によると、橋下徹に接近したがっていた小沢一郎や民進党(当時)が橋下にすり寄ったことの表れだともいわれている。

*2前回の新潟知事米山隆一に負けた森民夫は、そんな「空気」を読めずに原発を争点にしてしまったことが敗因だったといえるかもしれない。

2018-06-11 新潟県知事選で「野党共闘」候補が敗北

新潟県知事選で「野党共闘」候補が敗北

やはり恐れていた結果になってしまった。

http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20180610398947.html

新潟県知事選、花角氏が競り勝つ

池田と3万7千票差

 米山隆一知事の辞職に伴う第21回知事選は10日、投開票され、無所属新人で自民公明両党が支持する元副知事で前海上保安庁次長の花角英世氏(60)が、無所属新人で立憲民主、国民民主共産など野党5党が推薦する前県議の池田千賀子氏(57)に、約3万7千票差で競り勝ち、初当選した。

 与野党対決となった今知事選。花角氏は自民公明両党のほか、大半の市町村長や各種業界団体などから幅広い支持を受け、分厚い組織戦を展開。保守層を徹底して固めた上で、無党派層東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に批判的な層にも一定程度浸透した。

 花角氏は原発について「県民の納得が得られない限り、再稼働はしない」と主張。経済活性化や交通網の強化、観光振興などをアピールした。

 野党知事の辞職で県政が揺らぐ中、官僚として培った行政手腕や国とのパイプに期待が集まった格好。花角氏は10日夜、新潟市中央区のホテルで支持者らと万歳し、「ふるさと新潟を元気な、暮らしやすい新潟にすることを、あらためてみなさんにお約束したい」と決意を述べた。

 池田は立民、国民、共産自由社民野党5党と連合新潟が推薦し、知事選では初となる「オール野党共闘態勢」を敷いた。原発再稼働への否定的な姿勢を強調、安倍政権批判して無党派層の取り込みを図ったが、及ばなかった。

 無所属新人で前五泉市議の安中聡氏(40)は浸透しなかった。

 投票率は58・25%で、前回2016年よりも5・20ポイント上昇した。


 ◇県知事選開票結果(選管最終)

当546、670 花角 英世60 前海上保安庁次長 無新(1)

 509、568 池田千賀子57 前県議 無新

 (立民、国民、共産自由社民推薦)

  45、628 安中  聡40 前五泉市議 無新

当日有権者数 190万9379▽投票者数 111万2142▽投票率 58・25%▽無効 1万246▽持ち帰り 23▽不在者投票不受理 7

(『新潟日報モア』 2018/06/11 00:26)

昨夜はNHK開票速報とはる氏のツイートを追っていたのだが、郡部であまり差がつかなかった。だから、これはもしかしたら池田千賀子候補の勝ちもあるかも、と思ってみていたら、開票が50%近く進んだ段階でNHKが花角英世の当選確実を出した。なぜ?と思ったが、なんと新潟市内、特に同市中央区などで花角が圧勝したのだった。

最終的な両候補の得票差は3万7千票あまりで、これは「惜敗」というには差が大きすぎ、「惨敗」というには小さすぎる。だが、「完敗」だったとくらいにはいえるだろう。

なお、選挙戦中あるいは開票速報の最中、一部で「自公の票田」とされた長岡市の票の出方に注目する向きが多かったが、長岡市では僅差ながら池田候補が勝った。長岡市は前回の知事選では自公候補・森民夫の票田となったが、森民夫は長岡市出身で長年長岡市長を務めた人だった。つまり氏の「地盤」だったから長岡で圧勝しただけだった。今回は長岡市期日前投票が前回より際立って増えたので、これは期日前を締め付ける自公の戦術なのではないかと言われた。それはもしかしたらその通りだったのかもしれないが、長岡市自体は自公が特に強い自治体ではないようだ。選挙戦中には何も書かなかったが、実は私は長岡自公の票田」説をずっと疑っていたので、やはりそうだったかと納得した。

それより何より、新潟市で花角英世の圧勝を許したことを「野党共闘」側は重く受け止める必要があるだろう。

たとえばこんなツイートがある。

https://twitter.com/kyoneshige/status/1005812058917560321

米重 克洋

@kyoneshige

争点別で補足すると、原発再稼働争点重視の層で池田米山氏よりも食い込まれていることは当初指摘の通り。ただ、それだけではなく最終の態度決定者の重視する争点が「景気・雇用」にウェートが移った。池田の最後の敗因は多分、無党派で逃げ切れなかったことだと思う。

7:00 - 2018年6月10日

このツイートなどを見ていると、選挙戦中に小泉純一郎池田候補の応援新潟入りし、それを志位和夫辻元清美らが熱烈に歓迎したことが改めて苦々しく思い出されるのだ。小泉といえば、派遣労働の対象を製造業に拡大した2003年の派遣改悪を初めとして数々の「規制緩和」によって日本社会の格差を拡大させ、貧困と「過労デフレ」を生み出した戦犯新自由主義者だ。自公候補を支持せず野党候補に親和性の高い人たちの中にも、小泉の応援やそれを大歓迎する「野党共闘」における二大政党の党首や幹部の姿を知って「疎外された」と感じた人は少なくなかったのではなかろうか。

今回の選挙戦中には、上記の小泉・志位・辻元らの問題の他にも、「野党共闘」をめぐって、新潟県知事選とは直接の関係はないものの不可解な出来事があった。

それは、「野党共闘」の軍師であり、そのツイートが多くの野党政治家に参照されリツイートされていた木下ちがやTwitterでは「こたつぬこ」)氏が突如ツイートを事実上停止したのだ。

これには、いわゆる「しばき隊」界隈をめぐって木下氏がオフレコの場で行った性差別的発言が公にされた一件が端を発しているらしい。

しかし、それらは当事者に近い人たちその他を除いて触れられないし、その件に関する個々人の立場が表明されないことが多い(もちろん立場を表明する人たちも少なからずいるが)。これまで「しばき隊」界隈にはほとんどかかわりがなかった私から見ると、不透明極まりないように思われる。

一部の人たちは木下氏が「失脚」したという表現を使っていた。私は当初、まさかオフレコ発言で「失脚」なんて、と思っていたが、本当にそうなりそうだ。

こういう不透明さが「野党共闘」界隈にはある。

加えて、「野党共闘」では小選挙区制批判が事実上封じられている(時折話を出す人がいるけれども決して大きな議論にはならない)等の問題点がある。これについて、野党共闘を支える「市民連合」が事実上小沢一郎を理論的支柱としているからだとの指摘があり、その指摘がどうやら当たっているのではないかと思っているとは、少し前に書いたばかりだ。「野党共闘」はその小沢一郎共産党(党内において「民主集中制」を原則としている)のコラボであり、両者の結節点にいたのが前記木下氏ではないかと私はにらんでいる。

「信者体質」の強い小沢一郎一派と「民主集中制」を組織の原則とする共産党とが組むと、今の「野党共闘」のような、「下からの議論」を許さず、自らにまつろわぬ者には容赦ない罵詈雑言を浴びせかける体質が生まれてしまうのかと思うようになっている。昨年の衆院選で「下からの民主主義」を唱えて躍進した立憲民主党もしっかり上記野党共闘」の体質に組み込まれている。もともと同党は衆院の比例定数80減を唱えていた民主党から分かれた政党であって、党内には右翼新自由主義者も多く(後者については「みんなの党」出身議員を多く抱えている)、小沢一派と共産党とのコラボに容易に組み込まれる体質を持っているように私には思われる。

そんな「野党共闘」の一方の主役である小沢一郎は、昨年の衆院選でも小池百合子と野合しようと画策したことからも明らかなように、新自由主義者右翼と組むのは平気の平左だ(そもそも小沢自身が新自由主義的な傾向や右翼的傾向を持っている)。そんな指導者たちが有権者(特に労働者)を疎外しているのが昨今の「野党共闘」なのではなかろうか。今回の新潟県知事選は、悪天のせいもあったが投票率が上がらなかった。自公の候補にも、小泉純一郎応援される野党候補にも投票する気にならなかったと思った人は少なくなかったに違いない。

やはり「野党共闘」への支持は人々に全然浸透していない。現状の延長線上では、今後も同じような負け方を繰り返していくだけだとしか私には思えないが、各党や会派の責任者たちが発したコメントを見る限り、その反省は全く感じられない。

覚悟はしていたが、前途に光明が見出せない新潟県知事選だった。

2018-06-04 「新潟県知事選、花角氏がやや先行」(朝日)

「新潟県知事選、花角氏がやや先行」(朝日)

恐れていたが、やはりそういう情勢らしい。

https://twitter.com/miraisyakai/status/1003274422336098304

はる/みらい選挙プロジェクト

@miraisyakai

新潟県知事選、花角氏がやや先行 朝日新聞情勢調査

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180603-00000039-asahi-pol

自民公明が支持する前海上保安庁次長の花角英世氏がやや先行し、野党5党が推薦する前県議の池田千賀子氏が激しく追い上げている。元同県五泉市議の安中聡氏は厳しい」

6:57 - 2018年6月3日

志位和夫辻元清美が、小泉純一郎が「野党共闘」候補を応援してくれた! などと言って浮かれているから票が逃げてるんじゃないか。そう文句の一つも言いたくなる。もっとも、前回の知事選では朝日の情勢調査と異なる結果が出たのだが。

https://twitter.com/miraisyakai/status/1003281347299823617

はる/みらい選挙プロジェクト

@miraisyakai

2016年の前回新潟県知事選でも、朝日の情勢は「森氏やや先行、米山氏猛追」だった。このときは、逆転している。

7:24 - 2018年6月3日

https://twitter.com/Kohta_Asagiri/status/1003310258855411712

光太

@Kohta_Asagiri

いろいろと疑問が...。

1.前回は、なぜその調査結果に反して米山候補が当選したのだろう?サンプリング誤差?情勢の変化?

2.前回は、社民共産自由推薦だけで、どうして米山候補が勝てたのだろう?

3.今回は立憲・連合もついて、内閣支持率も低いのに、どうして優勢じゃないんだろう?

9:19 - 2018年6月3日

この中で「2」と「3」についてはいろいろ要因があろう。

たとえば、国勢の対立構図を過剰に地方選に巻き込もうとして、それに付き従わない人間や勢力には全力で罵声を浴びせるという度し難い体質がある。この件に絡めて、下記のツイートを挙げておく。

https://twitter.com/edonowest/status/1003259991753519104

\江戸西/

@edonowest

野党陣営が国政直結とイキればイキるほど、負けた場合には与党陣営に政権信任のお墨付きを与えた事になると思うけど

5:59 - 2018年6月3日

あと、「野党共闘」自体が支持を失いつつあることが挙げられる。私自身も、昨年秋の衆院選までは「野党共闘」に一定の期待をかけていたが、選挙直前から選挙中にかけて起きた例の「希望の党」設立劇をめぐる「野党共闘」側の対応や、その後の同勢力の動きを見ていて、すっかり元の「野党共闘」懐疑派*1に戻りつつある。

野党共闘」に失望した大きな理由として、明らかに「希望の党」設立に関与した小沢一郎の責任を不問に付したばかりか、共産党が岩手3区で小沢を応援したことや、選挙直後には少しだけ起きた小選挙区制批判と選挙制度再改変への議論が全く起きなかったことを挙げておく。

市民連合」内では、かつて学者として小選挙区制推進の旗を振った山口二郎が小選挙区制の誤りを認める発言をしたことがあるが、それでも選挙制度の議論は前に進まず、山口二郎もそれ以上踏み込んだ発言はしていない。その最大の理由として、小沢一郎が激しく小選挙区制に固執していることが挙げられる。それは、衆院選選挙戦中で森裕子が「小選挙区制オセロ論」を唱えて小選挙区制を擁護していたことからも窺われる。小沢は「小選挙区制原理主義者」以外の何者でもなく、私見ではそれは菅直人にも当てはまる。枝野幸男には小沢や菅ほどの小選挙区制への固執は認められないが、それでも民主党の幹部議員として「衆院の比例区定数80減」を掲げていた一人であり、立憲民主党野党第一党になったこともあって、特に支持層からの突き上げがなければ選挙制度の改変に動こうとしないことは明らかだ。要するに、ボスの小沢一郎の気に染まず、立民も間違っても積極的ではない選挙制度再見直しの議論を「野党共闘」がタブーにしてしまっているようにしか私には見えない。

市民連合」の理論的支柱は小沢一郎だ、との指摘が一部からされているのだが、私はその指摘はどうやら正しいのではないかとの判断に傾かざるを得なくなっている。そんなものは支持できない。もちろん選挙になれば自公の候補を当選させないために消去法で「野党共闘」候補に投票することになるだろうが、それは何も今の「野党共闘」を支持するからではない。

「信者」体質の強い「小沢一派」と「民主集中制」に固執する共産党との「共闘」だと、こんな形にならざるを得ないのかと絶望を感じる次第だ。

絶望といえば、これまで信頼してきた共産党支持系のさる弁護士が、あの孫崎享のトンデモ本『戦後史の正体』に肯定的に言及したツイート*2を発信したことを知って驚き呆れた。あの『戦後史の正体』は、日本国憲法をわずか7頁の「押しつけ憲法論」で軽く退けた国粋主義右翼臭ふんぷんの本だ *3小沢一郎を岸信介や佐藤栄作とともに「自主独立派」の政治家に位置づけたあの本を「小沢信者」がありがたがるのはわかるが、護憲派のはずの共産党支持系の法律専門家があれを肯定的に引用するとは……

共産党支持者の「『小沢信者』化」はここまできていたのか。愕然とした。「野党共闘」が「小沢一派」的性格を強めていくわけだ。

国政の対立構造を地方選に持ち込むな、という以前に、その「国政の対立構造」自体がまやかしになっているのではないかとの疑念が強まる。同様の、あるいは私とは違った観点からのさまざまな懐疑が「野党共闘」に対して持たれているから、「野党共闘」は支持が伸び悩んでいるのではないか。

本当は「野党共闘」派内での活発な議論を望みたいところだが、「信者体質」の小沢一派と「民主集中制」の共産党とのコラボでは、それも望み薄ではないかと思う今日この頃だ。

そうそう、「小沢一派」はボスの小沢一郎自身も含め、労働問題への関心もいたって低いようだ。共産党は末端はしっかり活動しているが、執行部(志位和夫)が新潟県知事選に小泉が応援にきたなどとツイートして、下部の活動をぶち壊しにしている。だから、500件以上の「はてなブックマーク」を集めた上西充子氏の下記記事も、「野党共闘」にしか関心のない人(多くは「小沢信者」の流れを汲むか、あるいはその同傾向の人たち)にはたいして顧慮されない。記事の主旨からは離れるので、ここではリンクのみ示しておくが、多くの方に読んでいただきたい良記事だ。

*12016年の参院選で「野党共闘」が一定の結果を出す以前には、私は「野党共闘」を馬鹿にする記事をさかんに書いていた。

*2https://twitter.com/nabeteru1Q78/status/1002398581196668928

*3著者の孫崎享は、1993年に「山本七平賞」を受賞した筋金入りの保守派、というより国粋主義系の右翼人士である。だから岸信介や佐藤栄作に肯定的評価を与えた。

2017-04-07 「共謀罪」法案審議入りと、ますます黒い正体が明らかになる安倍昭恵

「共謀罪」法案審議入りと、ますますどす黒い正体が明らかになる安倍昭恵

「共謀罪」法案国会で審議入りした。木下ちがやこたつぬこ)氏のTwitterを見ていると、私は昨夜は見なかったのだが、あの安倍晋三の「寿司友」のはずの後藤謙次がいつになく厳しく法案批判していたのだそうだ。「共謀罪」法案の危険性に加えて、このところ森友学園事件に絡んで常軌を逸した「閣議決定」を繰り返す(それは、さとうしゅういち氏の四月馬鹿の冗談記事*1を日刊スポーツのコラム*2がとりあげたほど滅茶苦茶だ)姿を見て、早くも危険を察知してやや安倍(政権)と距離を取り始めたものかもしれない。

しかし、問題は日本国民安倍政権支持がすっかり「岩盤」化していることだ。「共謀罪」法案審議と並行して、森友学園事件や安倍昭恵という「異形の極右人士」のトンデモぶりがますます明るみに出てくることが予想されるが、普通ならもう政権は持たないというレベルの醜態を晒していて後藤謙次のような保守系ジャーナリストまでもがいつでも逃げ出そうと身構えているにもかかわらず、日本国民が政権に高い支持率を与え続けているのが実相であるように思われる。2006〜07年には1年で異物を体外に排出できた日本国民だが、再度の安倍政権成立と、第1次内閣時代には見られなかった安倍昭恵の暗躍によって、すっかり安倍夫妻の毒が全身に回ってしまっているようだ。

昨日発売された『週刊新潮』、私は買うつもりなどもちろんないが立ち読みくらいはしたいと思っている。以下菅野完氏のTwitterを3件つなげて引用する。

https://twitter.com/noiehoie/status/849794812656050176

https://twitter.com/noiehoie/status/849796064517292032

https://twitter.com/noiehoie/status/849797075327832064

新潮もすげぇな

「安倍昭恵と大麻」wwwww


この新潮の記事、「昭恵たん、ハイになってんじゃーん」って話じゃないよ。それとは異質に恐ろしいことが書いてある。昭恵に「麻と言う植物の『重要性』」を教えたのが、「水からの伝言」の江本勝だと言う指摘。で、伊勢麻振興会の名誉会長に推戴したのが、新田均。いやぁ この内閣の本質よね。


「安倍昭恵に麻の重要性を教えたのは、『水からの伝言』の江本勝で、伊勢麻振興会の名誉会長に推戴したのは、皇學館の新田均」って言う新潮の指摘はものすごくデカい。 安倍昭恵が「安倍内閣の例外」どころか「ニセ科学と日本青年協議会の化合物」と言う、この内閣の本質であると明らかになる

ちなみに菅野氏とフォロワー氏の「ニセ科学クラスタ」と菊池誠(笑)に対するやりとりも記録しておく。これは笑える。

https://twitter.com/noiehoie/status/849797209474220032(菅野完)

ニセ科学批判クラスタで安倍内閣支持の人があんまりおらんのは、こういう雰囲気を嗅ぎ取ってるからだろうな。

https://twitter.com/rokkobito/status/849798582794305536(六甲の®道楽人)

きくまこセンセ(https://twitter.com/kikumaco )も ニセ科学批判クラスタのはずなんだけどなぁ・・・(>_<;

https://twitter.com/noiehoie/status/849798882015956992(菅野完)

あの人は、ずーっと、「信仰の告白」しかしてないから。

そういや菊池誠は「安倍政権支持で岩盤化した日本国民」の空気を意識的にか無意識的にか読んで有害なツイートを垂れ流す「トンデモ人士」と明確に認定して良いだろう。この日記には、菊池氏の物理学者としての業績にも疑問を呈するコメントをいただいたことがある。私は学者ではないので判断できないが。

なお、安倍昭恵が大阪府私学審議会会長と「名誉校長就任挨拶の前日」に会っていたことが判明した。この女、どこまでどす黒いのかと絶句する思いだ。

下記記事は長いので引用は途中までにとどめる。詳細はリンク先をご確認いただきたい。

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安倍昭恵さんが大阪府私学審議会会長と「名誉校長就任挨拶の前日」に会っていたことが判明

2017年4月6日17:31 by 深海 | カテゴリー 社会 | タグ 政治, 教育, 森友学園


あの運命の3日間に安倍昭恵さんが安倍晋三記念小学校の認可を決める大阪府私学審議会の会長と会っていたことが判明しました。詳細は以下から。

BUZZAP!でも以前お伝えした、2015年9月3日から9月5日までの森友学園を巡る重要な動きの数々。

森友学園と政府が直接交渉を持ったあの日、安倍首相は国会をサボり大阪に飛んでいました | BUZZAP!(バザップ!)

その中で安倍昭恵さんは9月5日に塚本幼稚園で安倍晋三記念小学校の名誉校長に就任する挨拶を行い、その場でふたりきりになって「安倍晋三からです」と100万円の寄付を受け取ったことを証言しています。

しかし、安倍昭恵さんの果たした役割はこれだけではありませんでした。その前日の9月4日、なんと森友学園安倍晋三記念小学校の認可を決める立場にある大阪府私学審議会の会長と会っていたことが判明しました。

9月4日は大阪市の近畿財務局9階会議室にて森友学園の小学校建設工事を請け負った設計会社所長、建設会社所長が近畿財務局の池田統括管理官、大阪航空局調査係と会合を行い、安倍首相が安保法制の議論で大揺れの国会をサボって大阪のテレビ番組に出演して物議を醸した日です。

そしてこの日は同時に国土交通省「平成27年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)の採択プロジェクトの決定について」にて、森友学園安倍晋三記念小学校の校舎及び体育館が選出され6200万円の補助金交付が決定した、いわばXデーとも言える日。

安倍昭恵さんはこの9月4日に奈良学園大学信の貴山グランドで行われた重心道陸上クラブの親子重心道教室に参加しています。なお、昭恵さんはまたしてもという感じですが、この「重心道」の顧問を務めています。

(中略)問題はこの日の教室に同様に参加している奈良学園大学の梶田叡一学長は大阪府私学審議会会長を兼務している人物であるということです。

学長・教授 梶田 叡一 __ 教員紹介 __ 奈良学園大学

つまり、森友学園安倍晋三記念小学校の認可を審議し、決定に極めて大きな力を持つ人物と、当の安倍晋三記念小学校の名誉校長が同じ教室に参加しているのです。私人と閣議決定された昭恵さんですが、国家公務員の秘書を従え、自らが名誉校長である学校の認可を司る大阪府私学審議会会長と就任挨拶の前日に同席するとはどういう了見なのでしょうか?

安倍首相は「私や妻が関係していたということになれば、これはもうまさに総理大臣も国会議員も辞めるということははっきり申し上げておきたい」と発言しましたが、既に言い逃れできる次元を超えています。

なお、梶田叡一大阪府私学審議会会長は渡部昇一・岡田幹彦・八木秀次らの保守論客と共に「日本再生と道徳教育」なる書籍を共著している人物。この書籍を出版しているモラロジー研究所は道徳教育による「日本人の心の再生」を主張する修養・道徳団体であり、廣池幹堂理事長は日本会議の代表委員も努めています。

(後略)

(『Buzzap!』より)

キリが悪いが今朝はこれにて打ち止め。あとは帰宅後時間があれば追加の記事を書く。

2017-04-02 やっぱり四月馬鹿じゃなかった!「『赤旗』28年ぶりに元号掲載」

「辻元デマ拡散者リスト」と「りふれは」

いわゆる「辻元デマ」の件は、相手にするのもあほらしいから取り上げなかったが、2ちゃんねるで「辻元デマ拡散者リスト」が出回っている。

https://hitomi.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1490866195/8

8 : 番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です (ワッチョイ ff51-P841) 2017/03/30(木) 18:32:40.93 ID:8iSSjeki0

辻元デマ拡散者リスト(追加メンバー募集中)


安倍晋三、和田政宗、三原じゅん子、中山成彬、辻義隆、渡部篤、小坪慎也、小野寺まさる

松井一郎、足立康史、浅田均、丸山穂高、美延映夫、岡沢龍一、西林克敏、柳ヶ瀬裕文、山之内毅、沢田良

産経新聞、フジテレビ、ZAKZAK、東京スポーツ、日刊スポーツ、青林堂、J-CAST、ダイヤモンドオンライン

山口敬之、水内茂幸、窪田順生、辛坊治郎、西村幸祐、井上和彦、潮匡人

百田尚樹、竹田恒泰、松山昭彦、千葉麗子、高須克弥

ケント・ギルバート、モーリー・ロバートソン、石平、崔碩栄

堀江貴文、上念司池田信夫高橋洋一、石井孝明、田中秀臣、渡邉哲也、菊池雅志、宇佐美典也、田端信太郎、宮脇睦、林雄介

富田安紀子、鈴木一也、朝井功、鈴木俊二、須賀原洋行

池原利運、KAZUYA、猫組長、山岡鉄秀、上山和樹、合田夏樹、ひがくぼきみお、伊勢雅臣、獅子座なお

保守速報、ハムスター速報、はちま起稿、アノニマスポスト、メラ速報、netgeek、ニュース速報+

井上太郎、500円、DAPPI、オフイス・マツナガ、おすしフレンズ、CatNA、テキサス親父日本事務局

カミカゼ、フル・フロンタル、しきしま会、丘田英徳、水原麻衣、城之内みな、OZ Uemura

もちろん安倍晋三を筆頭にする「おなじみの面々」のわけだが、ここで私の目を引いたのは赤字と青字のボールドにした4人の名前だ。「りふれは」(by 濱口桂一郎)と「反リフレ派」(ノビーこと池田信夫)が「呉越同舟」している。

思い出したのが以前にも取り上げたことのある*1、この日記に頂いた下記のコメントだ。

http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20170205/1486257200#c1486485032

id:urinarazuke 2017/02/08 01:30

(前略)

数少ない「まともなリフレ派」であるはずの稲葉振一郎氏や松尾匡氏は、大事な「お仲間」であるからとばかりに、「りふれは」(©hamachan)の連中(畑中禿臣とか、下司念とか…誰のことかは想像にお任せします^^;;)の差別主義・レイシズム丸出しの聞くに堪えない汚言を窘めようともしない。

こういう態度は、ボロクソに叩かれて然るべきであろう。

(後略)

ことここに至っては、このコメントに全面的に同意しないわけにはいかないだろう。

せっかくリテラにまで取り上げられた松尾匡氏の野党への政策提言も、松尾氏が田中秀臣・上念司両氏らへの批判を手控えているようでは、人々の心に響かないだろう。

政治的思想で対立が生じると人間関係に悪影響が及ぶからそれを手控えるという傾向は、私の偏見かもしれないが経済学界隈に際立って目立つという印象を持っている。

それこそ「忖度」そのものではないのか。

理系を含めた他の学問分野で、ここまでこの悪弊が強い(ように私には感じられる)世界は他にはない。

そもそも「辻元デマ」は、最初産経でさえ問題にせず取り上げなかったものを、あまりにネトウヨが執拗に騒ぐから、産経が取り上げたものだと私は認識している。そんなものに乗っかる高橋洋一や上念司や田中秀臣らは、もちろんノビー(池田信夫)も同様だが、恐るべき知的怠慢というか知的不誠実を剥き出しにした醜悪極まりない態度を自ら晒している。学者として絶対にあってはならない姿として、厳しく批判・糾弾したい。

それすら批判できない「お仲間」であっては、自らが理想とする経済政策を政党に採用してもらうことなど、夢のまた夢ではないのか。