結婚ってなんなんだ2−『結婚式って面白い!?』
素晴らしい書評をひとつ↓
http://blog.livedoor.jp/nomurakia/archives/51099513.html
著者は、「結婚式をしないなら親戚等に挨拶周りをしなければならないから、結婚式という形にしていっぺんに挨拶できた方が楽」という結論から結婚式を決意したとの事。しかし、事態はどんどん膨らんでいって、結局「楽」だったのかアヤシイほどに大変そうでした。
結婚式の意義っていうのはなかなか考えているだけでは見えないもので、自分も昔は結婚式なんて要らないっしょと思っていたのだが、友人の結婚式に何度か顔を出すことになって180度逆転、今では結婚式しないなんてありえないっしょと思っている。
それはなぜなのか。結婚という事のハードルが上がっているからだと思うのだ。
以下の素晴らしい記事を読んでほしい。↓
結婚と市場:
http://rionaoki.net/2009/11/1259
上の記事で大事な所は、「家族の中心的機能は共同生産から共同消費に移った」という所だ。
共同生産を目的とした結婚は目的がハッキリかつ合理的なため、意思決定のハードルは低い。今でも賃貸契約の更新料がかかるから一緒に住む→結婚というパターンは意外とよく聞くし、そういった現実的な理由は「合理」を含んでいる。
しかし、近年晩婚化を例に出すまでもなく、結婚に合理性が失われてきたことが認識されている今、結婚をするというのは「非合理」な側面が過去より強くなり、ハードルが上がってきている。でも、だからこそ、結婚は新しい価値を持ち始めている。それはそれぞれのカップルが持つ結婚の理由が、より積極的に選んだこととなって現れるからだ。
それはもしかしたら、「なんのために生きているのか」の答えにつながるのかもしれない。
関連記事:結婚ってなんなんだ‐『フロン』『フランス父親事情』
http://d.hatena.ne.jp/kojitya/20091027/1256601457
ちなみに本書は結婚を決意してから、式を挙げるまでの具体的な体験マンガです。
シンロウさんとの微笑ましいやりとりなどもあって、笑える・使える・やる気出るの3Lマンガです。
結婚を考えている皆様、是非。
- 作者: たかはしみき
- 出版社/メーカー: 主婦と生活社
- 発売日: 2008/04/01
- メディア: 単行本
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面白い話8
偉くなくても強くはなれる:
http://d.hatena.ne.jp/white_cake/20090813/1250161148
僕が『最後の家族』を読んだ時に感じたことと近いなぁ、と。
関連記事:自分に対する自覚‐『最後の家族』
http://d.hatena.ne.jp/kojitya/20100115/1263514626