角川春樹のコカイン事件逮捕直後で、角川春樹&角川書店バッシング激しきオリ、森村先生が「角川書店の将来を考える会」を設立した時に刊行された本。
「角川書店の将来を考える会」の記者会見の記録、森村先生の角川春樹擁護文、マスコミの「発表記事」批判/日本警察の半違法な「自白主義」捜査批判、以上を集めたもの。
盟友を擁護する森村先生の男気が格好いい。でも「ワンマンは決断については優れているが、必ず腐敗を呼ぶ」という社会正義の主張は守ったままで・・。
ところで、「角川書店の将来を考える会」呼掛人のメンバー構成が壮観。
- 松原治(紀伊国屋書店社長・角川会会長)、山村正夫、笹沢左保、堂昌一(挿絵画家)、夏樹静子、内田康夫、高橋三千綱、清水一行、檜山良昭、田中光二、中原誠(将棋名人)、高柳敏夫、夏八木功、渡邊春己弁護士、戸井十月、土屋隆夫、大藪春彦、宗田理、椎名麻紗枝弁護士、岡本愛彦、畑正憲、榎木孝明、辻井喬、大内順子、津本陽、福本和也、加藤郁乎、飯島耕一、石原八束
このメンツ。角川文庫人脈、「野性時代」人脈、森村先生人脈だね・・。でも、こういう共同記者会見の場に大藪春彦が来ていたのが驚き。
あと、将棋の高柳・中原師弟が参加しているのも異色だが、角川源義社長時代から、交際があったらしい。
それと、呼掛人ではないが、一般参加者としてその場にいた人たち。