SONY DAS-R10

DSPを使ったフィルタで最も印象に残っているのがSONYのDAS-R10のフィルタです。


同じ演算性能ならば補間フィルタを多段構成にすると遮断特性が急峻にできるが演算誤差が出る、1段構成だと演算誤差は最小だが演算性能の限界から遮断特性がよくならないというジレンマがあります、前述の方式を使ったのがNPCなどの普通のDF、後述の方式を使い"演算誤差が少ないほうが重要だ"と主張しているのがWadiaです。


SONYはどちらの方法も取りませんでした、TI製のDSPを8台並べた信号処理ユニットを使い1段構成でかつ遮断特性が優秀なフィルタを作り出しました。
SONYの主張では原理に従った方法が一番音がよかったということです、そしてそれを怒涛の演算性能を持って実現しました。


DSP8台…一度見てみたい。