SD

PandaBoardのためにSD作ってて疑問に思ったので調べた。
なんか違和感があった正体は、"SDカード"と言う規格は中身のファイルシステムまで含めた規格ということを気が付いてなかった。

SDカード(無印)
ファイルシステムFAT16FAT16の制限で2GBが上限。
SDHCカード
ファイルシステムFAT32FAT32の上限は2TBだが、Windowsのフォーマットソフトとの兼ね合い(?)から32GBが上限。
SDXCカード
ファイルシステムexFAT。最大容量は2TB。

ということらしい。
簡易版*1のドキュメントをざっと眺めたところ、物理的には、1.8VシグナリングとかDDRが登場するUHS-I以外は同じプロトコルで周波数が上がっているだけのようなので、今回みたいにパーティションを切りなおして、ファイルシステムを置き換えるようなやり方なら(パーティションを切りなおす前に一番最初に認識できるかは除いて)どれでも使えそう。


ということで、安くなったらSDXCカード64GBとかも積める…?
現在は、SDHC32GBすらPandaBoardと同じぐらいするけど、今までのパターンだと1年後ぐらいには価格が崩壊してそう。

*1:正式版ライセンス契約しないと見えない

PandaBoardのSDカードスロット

OMAP4のマニュアルとPandaBoardのマニュアルを見る限り、1.8V SDRまでは対応してるっぽいので、OSが対応していればUHSのSDカードのメリットはあるかも。


東芝の高速SDHC/SDXCなんかを見ている限り、標準サイズのほうがmicroのサイズよりも最高速が出ている。内部スペースに余裕がある分チップを並列化したりしてる?

SDのクロック

規格を見る限り、CRCエラーを見ながらアダプティブにクロック周波数を合わせている方式のよう?


そのため、micro→標準アダプタなんかを使うと、変換アダプタ内の伝送線路の品質によって転送レートが変わるらしい。
こういうのを見てると、一番いいのはソケットなしのEmbedded SD?