落ち込んで電話してきたと思ったら、
ワーゲンをぶっとばして迎えに来た友人とお茶をする。
会ってみたら思っていたほど落ちていなかったので、
ひとまず安心した。



むしろ私の方が、ちょっと落ち込んでいて、
昨晩、ひとり号泣し、ただでさえ腫れぼったい目が、
とんでもないくらい腫れ上がり、
お岩さんのような人相になっていたくらいだったので、
彼女に「どうしたの?」と心配される。


「あのね、私この間28歳になったんだけど、
 それが葛城ミサトと同じ年だってわかって。
 なんとなく落ち込んでいるの。」


と言うと、


「それは、つらいね・・・。」


と言われる。


そして女同士、
私はたばこを、彼女はシガーをばかばかすいながら、
赤ワイン片手に、泣いていたのである。





サービスぅ、サービスぅ!!!