伊勢神宮下宮

紫香楽宮で迷い道の恩恵を受けたのでいざ名古屋にと高速に乗る。新名神高速道路に乗ったものの亀山ジャンクションに来て伊勢の標識。今日は名古屋だったがと思いつつ右にハンドルを切った。かなり緑の道を走ったが走行車は少なく実にのんびり。伊勢神宮下宮に着いたのは5時を少し廻っていた。明朝5時開門ということなので時間ができた。賢島の標識に釣られて走ってはみたものの山道が行けども行けども、、、、とにかくなにもないので折り返してきた。この道は若い人だろうか畝畝と続く山道だったが長蛇の列だった。


翌日5時には起きられなかった。それでもすぐにお参りに出る。

境内で小さな子がかけるようにお父さんの後をゆくのに出くわした。老婆心で『はやすぎます』と言いそうになったが、その子の楽しそうな姿に思わずシャッターを切った。





伊勢神宮はおだやかだった。木々も静謐な感じだった。
下宮では実は驚いたが門は閉ざされていた。





帰り道細い道で三脚を立てなにかを待っている方があって、なにを撮られるのですかと尋ねてみた。
『外宮のご祭神が、御饌都神(みけつかみ=食物の神)の豊受大御神であるので朝夕天照大御神豊受大御神、別宮の神々に大御饌をたてまつる時刻なのです。大御饌をたてまつるは下宮だけです。』
私もここで撮らせて頂いた。






後ろの方が持っているのが御饌殿(みけど)の鍵ということだった。
この後出仕2名の方と御饌を運ばれる。御饌殿が開けられるとき、ぎぃーというおおきな音がひびいた。



お話を伺っているとこの方は伊勢神宮の<お伊勢さん観光ガイドの会>の方だった。伊勢出身で定年後伊勢に帰られてガイドをしているということだった。斎内親王(いつきのひめみこ)はどなたですかと聞いてみると現在の祭主(さいしゅ)様は池田厚子様だということだった。