2011夏の旅・1(瀬戸巡り)

工房も雨が降るたびに気温が低下して、ますます秋が深まっている感じがします。
1か月前はまだ旅の途中で残暑が厳しかったのに・・。暑さを忘れないうちに旅日記を書こうと思います。

8月の盆明けに今年も八ヶ岳に向けて出発する。去年は福井より向かったが、たいていは中山道を信州に向かうことにしていた。今年は、今までと違うルート東海道で静岡まわりでいこう。
一路、国道1号線を名古屋方面へ。お昼すぎ、ついこの間の陶器祭りで隣のブースの陶芸家F君の工房のある三好町に到着。陶器祭りの時に現場に忘れた白シートを預かっておいてくれたのを受け取るためだ。
F君の工房でシートを受け取ると、北隣の瀬戸を案内してくれるという。瀬戸の街は知らないわけではないが、かなり久しぶりだ。F君は瀬戸の訓練校卒業生だし修行時代も瀬戸で過ごしていたので詳しい。材料屋さんなんかも回ってみようということになった。
まずは、瀬戸の焼き物道具の殿堂「村上金物店」。ここは過去に何度も道具を買いに来たことがある。新しい道具を何点か購入。
釉薬原料屋2軒、窯跡、F君が土を掘っている採掘ポイント二点を次々に回ってもらう。瀬戸らしく上絵の顔料なんかの品ぞろえが充実していた。
ここで遅めのお昼・瀬戸の焼物関係者御用達の食堂「角松屋」へ、ちょっと裏通りなので地元の人にしか知られてないらしい。

次に昔ながらのつくり方をしているという道具土屋さんへ、商品は「道具土」のみであるまさに昭和のバラック倉庫でおじいさんが1人で土つくりされている。道具土を試してみたかったので購入したかったが、旅の途中で荷物が多いので断念。またの機会にする。

写真は巨大なローラー・動かすと音が大きくて苦情がくるので現在は動かしてないらしい
最後に瀬戸駅近くの焼き物テーマパークみたいなところへ。万博博覧会の時に建ったらしい、昔はこんなのはなかった。駅前もちょっと区画整理されててきれいになっていた。こんな感じで半日瀬戸の街を満喫、F君に感謝です。
19時三好町を出発。再び1号線を東へ向かう、次の目的地は静岡県島田市である。この旅のメインイベント「蒸気機関車」に乗る。