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「ご当地萌えキャラマスター」Komaの、愛と笑いのドタバタブログ

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夏コミ中のコンビニにドラマあり? NHK「ドキュメント72時間」見ました。

NHK「ドキュメント72時間」。今週の放送は夏コミ中のコンビニが舞台でした。


コミックマーケットNHKのカメラが入ってると開催中から話題になってましたが、それが「ドキュメント72時間」だと聴いて、放送を楽しみにしてました。実は以前から僕、「ドキュメント72時間」がすごく好きだったんですよ。派手な脚色も感動的な演出もなく、日常を淡々と切り取っていく中で訪れる人たちが垣間見せる苦労や幸せ、喜びや悲しみ。そんな等身大の人間模様を見るのが好きで、以前からよく見る番組のひとつでした。

そんな「ドキュメント72時間」がコミックマーケット前のローソンを舞台にするということで、不安も期待もある中、ドキュメント72時間のファンとしては、ぜひ見てみたいと思っていました。で、その放送が先日ありまして。見終わった率直な感想としては、


うん。これぞいつもの「ドキュメント72時間」ですよね


一番気にしてたのは、大量のアニメグッズに身を包んだり、行き過ぎた行動を取る人だったり、目立つ人を煽らないかどうかだったんですが、そんな心配は全く無用でしたね。グッズを身に着けた人も取り上げてましたが、あくまでコンビニを訪れた人たちの一人として、煽ることも貶すこともなく、好きな作品に対する想いを普段通り淡々と紹介してましたし、コミケの様子にしても、それほど深くは取り上げていませんでした。それよりも、舞台がコンビニということで、コミケ直前の深夜にコミケ用に配置を変え、終了後に再び配置や商品を戻したりといった、コンビニ店員の陰の努力をしっかり取り上げていた点は、すごく評価できると思います。

訪れる人にしても、地方から出てきた人や仕事を最近変えた人、特技を持った警備員、コミケのために外国から来た人などさまざまで、あの混雑の中でも、コミケを知らない人も訪れているというのは逆に印象的でしたね。コスプレや同人誌も映ってはいましたが、あくまで主体はコンビニであり、コンビニを訪れる人たち。そこがブレなかったのも良かったです。

このコンビニは「夢」と「現実」の境界線。実に言い得て妙だと思いますね。


コミケに毎年訪れるようなコアな人には退屈な内容かも知れません。でも、コミケに来る人がコミケの世界をそれぞれの想いで楽しんでいる姿は伝わりましたし、コミケを陰で支えるコンビニ店員の努力もちゃんと見せてくれました。

訪れる人のありのままの楽しみや辛さに触れることで、見えてくる等身大の人間の姿を映し出す。
これが「ドキュメント72時間」の世界なんだと、あらためて感じました。


参考) NHKドキュメンタリー - ドキュメント72時間「夏コミ!“日本一”のコンビニで」