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【駒ヶ根に想う】 駒ヶ根から社会を理解する RSSフィード

2007-01-24

酒井宏樹さん

[][]・塩尻男女死亡「他殺」認定


2002年10月12日 塩尻市の奈良井川河川敷で、
同市の会社員酒井宏樹さん(当時24歳)の乗用車が炎上。

車内から宏樹さんの焼死体と、車外で刺し傷のある女性(同)の遺体が発見された事件で、
長野県警が無理心中として捜査し混迷していたが、地裁飯田支部は「他殺」と認定した。

長野県警のずさんな体質が表面化した事例です。
つい先日も、駒ヶ根署の警部補が万引きの現行犯で取り押えられても逮捕しない、
身内優遇が社会問題として取り上げられましたが、警察の捜査能力にも疑問が浮上しました。


事件の詳細は、「読売新聞 潔白訴え…涙の母 塩尻男女死亡「他殺」認定」 以下引用→*1

マスコミの報道によると、殺された酒井さんには、自殺する動機はなく、
死亡した数日後のスケジュールも具体的で、証言からは自殺を裏付けられなかった。


さらに、酒井さんの住居の隣人が事件直後に失踪していることも判明し、
この隣人によってインターネットを利用したマルチ商法に巻き込まれていたとの証言を得ている。
ニセのアリバイ工作も発覚していることから、事件への関与の疑いは濃厚だ。


警察の捜査は、公判の維持が可能かどうかで判断されるそうだが、
民事とは言え、裁判官が殺人事件と認定したのだから、
検察が公判の維持を判断する必要がなくなったと考えられる。
専門家の意見でも、殺人事件として捜査本部を設置するのが適当、とコメントされていた。


長野県警察は、時には優れた働きもするが、ずさんな対応が目に余ることが少なくない。
国家公安委員長を知事に迎えたことで、気が緩んでいる様子が見られる長野県警だが、
今回の事件での対応は、全国から注視されている。

*1:「もう安心して…」亡き息子の友人ら支えに「本当にありがたい判決。宏樹がそんなこと(無理心中)をする子じゃないということだけを、わかってもらいたかった」。塩尻市で2002年10月、男女2人の遺体が見つかったことを巡る保険金請求訴訟で23日、原告側の主張を全面的に認め、男性の死を「他殺」とした地裁飯田支部判決。原告として、我が子の死の真相究明を求めてきた母親の酒井倫子(のりこ)さん(51)(伊那市)は判決後の記者会見でハンカチで目頭をぬぐいながら、喜びを語った。一方、原告代理人の弁護士は改めて当時の県警捜査を批判した。 飯田支部庁舎に近い飯田市の施設で行われた判決後の会見で、倫子さんは2003年12月の提訴の後、「勝ち取るまで見せないよう封印していた」という涙を、何度もこぼした。黒いスーツの胸には、死亡した長男、宏樹さん(当時24歳)が身につけていた銀色の指輪にチェーンを通した“形見”が光っていた。 倫子さんによると、02年10月の事件発生直後、警察官から「事故や事件ではなく、無理心中しかない」といわれた。しかし、宏樹さんの多くの友人たちが「無理心中するわけがない」「(事件として)捜査本部を設置しないのはおかしい」と口々に言う姿に疑問が深まり、「泣いている場合じゃない」と思ったという。実際、倫子さんが宏樹さんと最後に話した同年10月12日午後6時半ごろには、「来週(実家に)帰る」といっていた。また、この日、友達とやり取りした携帯電話のメールや会話の内容を知り、趣味で打ち込んでいたバンドのライブを翌日に控えた息子が、人気のない現場で交際女性を刺殺し、車に火を放って自殺するわけがないと思うようになった。 県警に告訴状を出す一方、捜査本部設置や保険金を求める訴訟を提訴したのは、「人をあやめたと疑われ、切なかったと思うから」と振り返る。 昨年も宏樹さんの命日に友人約20人が集まった。生前、「いっぱいやりたいことがあるから、30歳を過ぎるまで結婚はしない」と言っていたという宏樹さん。 倫子さんは「宏樹の潔白を証明できるのは私たちだけだと思ってやってきた。『もう心配ないから安心していなさい』と伝えたい」と表情をやわらげた。■〈塩尻・男女2人死亡事件の経過〉■【2002年】10月12日 塩尻市の奈良井川河川敷で、同市の会社員酒井宏樹さん(当時24歳)の乗用車が炎上。車内から宏樹さんの焼死体が、車外で刺し傷のある知人女性(同)の遺体が発見される 11月25日 宏樹さんの両親が被疑者不詳のまま殺人容疑の告訴状を塩尻署に送付 12月25日 宏樹さんの友人らが、殺人事件としての捜査を求めた7338人分の署名を塩尻署に提出したが、同署は受理せず【2003年】 12月17日 倫子さんが、県警に捜査本部設置を求める訴訟と、宏樹さんの保険金支払いを保険会社に求める訴えを提起 【2004年】 2月13日 捜査本部設置訴訟の第1回口頭弁論。県警は原告請求は「不適法」として却下を求める 3月1日 保険金訴訟の第1回口頭弁論。保険会社は原告請求の棄却を求める 6月25日 捜査本部設置訴訟判決。長野地裁は「訴えは不適法」として原告の請求を却下 10月22日 保険金訴訟で地裁飯田支部の裁判官らが事件現場を調査 【2006年】10月24日 保険金訴訟が結審 【2007年】1月23日 保険金訴訟判決。地裁飯田支部は生保側に全額の支払いを命じる(2007年1月24日 読売新聞)