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【駒ヶ根に想う】 駒ヶ根から社会を理解する RSSフィード

2007-01-26

信州大学農学部

[]・結論ありき?伊那市の新エネ


大型風力発電設備の建設でゆれる伊那市では、
地域新エネルギービジョンの策定が進められている。


昨年10月に委員会が発足したというから、議論は始まったばかりだろうと思われる。
ところが、旧長谷村の新エネビジョンも踏まえて検討、年度内に策定するというから、
その拙速ぶりが際立っている。

さらに、目立つのが「脱大型風力発電」だ。
風力発電に反対する市長の意向が大きく影響したのは明白。


また、委員会を指導する立場の専門家として委員長に小池正雄・信大教授が就任しているのも、
風力発電つぶしの趣旨が色濃く反映されている。
主な著書をみても、

  • 森林と環境の創造 (共著・菅原聡、小池正雄他)(銀河書房・1996年)
  • 森林・林業・山村問題研究入門 (共著・船越昭治、小池正雄他)(地球者・1999年)

など、森林環境を専門にしているようです。


木質バイオマス活用による森林活用なども手掛けているようだが、エネルギー全般に造詣が深い経歴ではなさそう。
偏ったエネルギービジョンとなる危険性は当初から危惧されたが、
風力発電反対派が山岳、森林関係者を中心として組織されていることからすれば、
はじめから「脱風力発電」は既定路線だったと推察される。


僅か数回の委員会では、緻密なデータ分析に基づいた定量的な検討はされず、
一定の概念を元に、主観的な結論が導き出されることが考えられる。


市長に都合の良い、新エネルギービジョンにどれだけの意義が見出せるのか、甚だ疑問に思える・・・。
伊那市の未来は、地球温暖化防止を目指すエコ都市か、
それとも自己の領域を頑なに守るだけのエゴ都市か。